ミックスウェーブは、Hiby Musicのデジタルオーディオプレーヤー「RS8 II」(市場想定価格¥598,000、税込)を、2026年2月上旬に発売する。

 HiBy Musicは2011年の設立以来、10年以上に渡ってポータブルオーディオの分野において革新を追求し続けてきた。RS8 IIはそんなHiByの新しいフラッグシップで、2022年に登場した「RS8」から3年の歳月を経て、進化を遂げたモデルとなる。

画像1: Hiby Musicの新フラッグシップDAP「RS8 II」が2026年2月上旬に発売。独自のDACアーキテクチャーもDARWIN IIIに進化した

 独自のDACアーキテクチャーはDARWIN IIIを搭載。これは高性能FPGA、R2Rネットワーク、独立電源設計の三本柱で構成されている。

 まずRS8に搭載されたモデルの5倍にあたる、100Kロジックユニットと212基の高速DSPユニットを搭載。圧倒的な処理能力により、従来では実現不可能だったリアルタイム信号処理を可能にした。

 さらに、実測データに基づいてR2Rネットワークを再定義することで、理論値に依存しない精密なデジタル→アナログ変換を実現。高速電子スイッチが個別の分圧抵抗を制御し、オリジナルのデジタルエンコードに忠実なアナログ信号を再現する。これにより、高周波ノイズやデジタルアーティファクトを排除し、より自然で透明感のあるサウンドを再現するという。

 電源回路は、左右チャンネルを完全に分離し、クロストーク干渉を徹底的に排除。多段階降圧回路の採用により、電源リップル除去比(PSRR)を大幅に向上させ、よりピュアでダイナミックな再生を実現している。

画像2: Hiby Musicの新フラッグシップDAP「RS8 II」が2026年2月上旬に発売。独自のDACアーキテクチャーもDARWIN IIIに進化した

 デザイン面では、王冠(クラウン)のモチーフを採用。過去の栄光を受け継ぎ、未来への果敢な挑戦を象徴するその造形で、伝統と革新の融合を体現しているそうだ。シャーシはアルミインゴットから削り出されており、これは6種類のCNC精密加工プロセスと17段階の製造工程を経て形成される。さらに19時間にも及ぶ手作業の研磨によって、優れた質感と耐久性を実現している。

 アンプ回路には、新開発のAdaptive Amplifierを採用。Class Aの力強さとClass ABの効率性を融合させた革新的なシステムという。再生中の音楽信号をFPGAがリアルタイムで解析し、瞬時に最適な駆動モードへ切り替えるもので、大きなエネルギーが必要なアタック音が発生する20ミリ秒前にClass Aモードへ自動切替し、繊細なパートや静かなシーンではClass ABモードの64段階制御によって効率的な駆動を実現している。

 独自のAI音響再現システム「Sankofa(サンコファ)」は、自社のラボでサンプリングしたオーディオデータを基に、AI分析モデルが各トーンの特徴を学習。LP、MD、CD、カセットデッキ、リール式テープデッキなど、さまざまなクラシックオーディオ機器の音響特性をリアルタイムで再現・シミュレートすることが可能になったそうだ。

 対応信号はDSD1024、リニアPCM1536kHz/32ビット、MQA16x展開が可能。接続端子はUSB DAC出力、SPDIFデジタル出力、I2S(HDMI ミニタイプC)出力、4.4mmバランスライン/アウト、3.5mmヘッドホン/ラインアウト兼用端子、4.4mmバランスヘッドホン出力、さらにBluetooth出力(aptX Adaptive、aptX lossless、aptX-HD、aptX、LDAC、AAC、SBC)もサポートする。

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