ファーウェイ・ジャパンは、スマートウォッチの最新作「HUAWEI WATCH Ultimate 2」を発売した。デザイン、スポーツ、健康管理などの各機能を徹底的に追究したハイエンドシリーズだ。
フルオロエラストマーベルトに加えてダイビング用のエクステンションベルトが付属する「ブラック」が ¥141,680、表面に立体織物加工を施したフルオロエラストマーベルトに加えてビジネスシーンなどに適したチタニウムベルトとダイビング用のエクステンションベルトが付属した「ブルー」が ¥174,680(どちらも税込)。

「HUAWEI WATCH Ultimate 2」のブルー(左)とブラック(右)
先日開催された発表会では、ファーウェイデバイス 日本・プロダクトマネージャー 橋野 翼氏が登壇し、新製品について紹介してくれた。
WATCH Ultimate 2は、新しい八角形のデザインが特長。素材はジルコニウムをベースとしたリキッドメタルで、空構造を採用することで、軽量さと強靭さを備えた。加えてウォッチケースの硬度を3倍に高めるコーディングも施されている。
表示部にはサファイアガラスを採用。高い耐摩耗性と耐腐食性を備え、その下に収まるLTPO AMOLEDディスプレイは3500ニトの輝度を持っているので、屋外での使用でも鮮やかな映像を表示できる。
ブルー&ホワイトのベルトは軽く、ダイニングやアウトドアなど、どんなアクティビティもぴったり。さらにエレガントなチタンベルトも用意されている。

本体は3層の防水フィルム構造を採用し、海水に耐えうる耐腐食コーティングも施されている。さらに水圧感知式自動防水構造で、約30mの深度から圧力を感知し、自動で防水構造を強化してくれる。実際に深さ150mを超える水圧を再現したシミュレーションも行われたそうだが、WATCH Ultimate 2はそのテストにも耐えることができたという。
この耐水性に加え、ソナーを利用した水中通信機能も搭載している。水中で音波を送受信できるミニソナーシステムを開発・搭載したことで、潜水時に最大50人とペアリングができるようになっている。
事前にパートナーに設定しておけば、水中で30m以内にいる仲間にテキストや絵文字メッセージを
送信可能。水中でのコミュニケーションがこれまでになくスマートで楽しく、安全になるだろう。緊急時には左上のボタンを3秒長押しすることで、SOSを送信できる。

ダイビング以外にも、WATCH GT5などで好評だったゴルフ機能も搭載。日本の99%以上、グローバルで17,000以上のゴルフ場マップが利用可能だ。コースの見たいところをタッチすればクラウンで縮小拡大できるなど、より直感的な操作にも対応。高低差補正、一打前のショット距離表示、おすすめのクラブ提案など豊富なゴルフ機能が搭載されており、グリーンの形状やアンジュレーションも色と矢印により一目で把握できる。
25種類以上のプロフェッショナルワークアウトモード、100種類以上のカスタムワークアウトモードに対応しており、トレイルランニング、登山、スキーやスノーボードなど、様々なアウトドアアクティビティをカバーしてくれる。進化したヒマワリ型アンテナシステムにより、位置情報測定もさらに高精度に進化した。
WATCH Ultimate 2の右側面には、圧力センサーと心電図に使用する電極、PPG光電式センサーが一体化した新センサーモジュールを搭載。「HUAWEI X-TAP」センサー部分に指の腹部分を押し当てると約3秒で総合的なヘルスケアチェックができる健康管理機能の「Health Glance」が起動。これまでより短い時間で、高精度に心電図、心拍数、血中酸素レベル、体表面温度、ストレスレベルなどを測定し、最大9項目のライフログ結果をまとめて知らせてくれるそうだ。

WATCH Ultimate 2はeSIMに対応しており、スタンドアローンナンバーを使用すれば、通話やSMSメッセージの送受信をウォッチ上で行うことができる。スマートフォンが手元になくても音声通話が可能で、通話中の風切音などを自動で抑えてくれるAIノイズリダクションも搭載済だ。
バッテリーは、通常モードで約4.5時間、節電モードで約11日間持続する。ソナーによる水中通信をオンにした状態でダイビングモードを起動した場合、連続約12時間の使用が可能とのことだ。
他社製品との組み合わせでは、Insta360のアクションカメラとBluetoothで接続可能。接続すれば、カメラの起動ボタンが押しづらいときでも、WATCH Ultimate 2から起動できる。Insta360のアクションカメラでムービーをとりながら、WATCH Ultimate 2のワークアウトモードを起動させれば、撮影後Insta360スマートフォンアプリからムービーデータを編集する際に、ダッシュボードフレームとして、水深などの測定データも追加できる。

左から、フリーダイビング選手の原 哲雄氏、ファーウェイデバイス 日本・プロダクトマネージャー 橋野 翼氏、海系インフルエンサーのSUMIRE氏
また会場にはフリーダイビング選手の原 哲雄氏と海系インフルエンサーのSUMIRE氏も参加しており、それぞれの立場からWATCH Ultimate 2の魅力が紹介された。
原氏は普段は仕事をしながらフリーダイビングの大会に参加しているそうで、大会前にも短い期間で科学的なトレーニングを行うために、WATCH Ultimate 2がじょうに有用だと話していた。
SUMIRE氏は友達と一緒にダイビングを楽しむ際に、WATCH Ultimate 2の通信機能が役に立つと、実際に試した際の動画を交えながら紹介してくれた。


