EarFun Technologyから、完全ワイヤレスイヤホンの新製品となる「EarFun Air Pro 4+」が発売された。価格は￥13,990（税込）。
新製品は、独自のオフアクシス配置音響構造でハイブリッドドライバーを配置しているのが特徴で、これにより透明感と明瞭さを備えたサウンドが楽しめるとしている。
また、独自のアクティブノイズキャンセリング技術「QuietSmart 3.0」による最大50dBのノイズ低減、高音質コーデックLDAC、aptX Adaptive（Losslessも）のサポートなど、数多くの先端技術も搭載している。
製品の主な特徴
●配置角度を追求したハイブリッドドライバー
EarFun Air Pro 4+には、φ10mmダイナミックドライバーとバランスド・アーマチュアドライバー各1基で構成されるハイブリッドドライバーを採用。幾度も試作を繰り返した結果、ダイナミックドライバーに対しバランスド・アーマチュアドライバーを11度傾ける独自の「オフアクシス配置音響構造（Nano Side-Fitted Acoustic Architecture、NSAA）」が両ドライバー間で発生する磁気干渉を抑制し、高音域の減衰を最小限に抑えるという知見を獲得。これを搭載している。これにより、これまでにない透明感と明瞭さを湛えるたサウンドが楽しめる、としている。
●独自のQuietSmart 3.0 ANCアルゴリズム
EarFun Air Pro 4+には、フィードフォワード方式とフィードバック方式を併用するハイブリッドANCを採用。フィードバックマイクを出音口近くに配置することで、ノイズ検知と低減の精度が向上しているそう。独自のQuietSmart 3.0 ANCアルゴリズムにより、音楽信号とノイズ、およびドライバーユニットと耳の間の音響特性を400回/秒以上の頻度で検出することで、全域のノイズ低減レベルは最大50dBを実現しているという。
さらに、QuietSmartは風切り音の少なさや外音取り込みモード時の自然な響きという特長も備えており、日常使いでの使い勝手の良さも備えている。
●aptX LosslessとLDACをサポート
Qualcommの最先端チップ「QCC3091」を採用、最新のオーディオソリューション「Snapdragon Sound」に対応している。ビットレート可変型のオーディオコーデック「aptX Adaptive」のほか「aptX Lossless」もサポート、対応スマートフォンと組み合わせればCD品質（44.1kHz /16bit）の音声信号をロスレスで伝送可。
また、LDACもサポートしており、最大96kHz/24bitというハイレゾオーディオワイヤレス規格に準拠した音楽再生が可能。加えて、高効率・低遅延なBluetooth LE Audioの標準コーデック「LC3」にも対応する。
●Auracastによる「1対多」のオーディオ共有
EarFun Air Pro 4+は、低消費電力で高音質な音声伝送を可能にする次世代ワイヤレスオーディオ規格「Bluetooth LE Audio」、および「Auracast」に対応。従来のBluetoothオーディオは、送信機と受信機が1対1での接続となるが、Auracastでは「1対多」、1台の送信機から複数の受信機へ音声の同時伝送（ブロードキャスト）が可能になる。
●IP55相当の防塵防水性能
イヤホン本体はIP55等級相当の防塵防水性能を備えており、スポーツやアウトドアでの使用にも対応。不意な降雨や運動中の汗にも安心。
●6基のマイクでクリアな音声通話
左右各ユニットに各3基／計6基搭載した高性能小型マイクと、cVc 8.0およびAI技術を活用したアルゴリズムの導入により、クリアで聞き取りやすい音声通話を実現。話者の声と環境ノイズを判別・除去するAI技術を活用したアルゴリズムにより、街の喧騒やカフェの話し声などのノイズをリアルタイムに抑制、話者の声を鮮明に相手へ届けることができる。
●最大54時間再生、急速充電にも対応
イヤホン単体で最大12時間、充電ケースと合わせると最大54時間の連続再生を実現（いずれもANCオフ）。長時間の移動でもバッテリー切れの心配なく使える。急速充電にも対応、10分の充電で最大3時間もの音楽再生が可能となる。
●LDACと併用可能なマルチポイント接続
本製品を2台のデバイスに同時接続し、必要に応じて切り替える「マルチポイント接続」に対応。その際、一般的にはLDACコーデックとの排他利用が多くなるが、EarFun Air Pro 4+では併用できるようシステムを見直した。
●専用アプリ「EarFun Audio」
iOS/Android対応の専用アプリ「EarFun Audio」を用意。10種類用意したプリセットの中から、好みの音質を選ぶことができる。自然の音などを20種類以上収録した「環境音」の再生にも対応する。物理ボタン操作の設定やマルチポイント接続の設定、ファームウェアアップデートも可能。
