秋山通信工業は、ネットワークオーディオ用のスイッチングハブの新製品として「SW0410」を発売した。価格は、¥730,000(税込)。

「SW0410」は、ネットワークオーディオ用SFPポート付き4ポートスイッチングハブで、ネットワークプレーヤー(またはストリーマー)のLANポートと本製品のLANポートを直接接続するように設置することにより、他のネットワーク機器からのノイズを遮断することができるという製品になる。「SW0410」を経由することで、良質なLAN信号をネットワークプレーヤーに供給することが可能となり、ネットワークプレーヤーが持つ本来の音楽再生能力を最大限に引き出すことが可能となっている。

 また使用している部品を含め同社のネットワークリファイナー「SW0200」と同じものが4ポート全てに搭載されているほか、内蔵の4ポートハブとのLAN接続はパルストランスではなく、良質なコンデンサーを介した直接接続となっているため信号劣化が無く、ダイレクトでクリアな音質の提供を可能にしている。

画像2: 秋山通信工業、ネットワークオーディオ用SFPポート付き4ポートスイッチングハブ「SW0410」を発売!複数のポートハブにも関わらず大幅に音質改善を実現

 デジタルオーディオで重要なクロックには低ジッターのOCXO(Oven Controlled Crystal Oscillator・恒温槽付水晶発振器)を採用。さらにポート4ではクロック配線を経由した他ポートからの影響を排除するために独立したクロック回路を設けることで、ポート4は他のポートから完全に分離されたネットワークリファイナー回路を実現することになる。その結果、ポート4にネットワークプレーヤーを接続すると極めて解像度の高い音の再生を可能にしている。

画像3: 秋山通信工業、ネットワークオーディオ用SFPポート付き4ポートスイッチングハブ「SW0410」を発売!複数のポートハブにも関わらず大幅に音質改善を実現

 電源はトロイダルトランスと整流用にSiCショットキーバリアダイオードや、大容量の平滑電解コンデンサー及び、DC/DCコンバーターを組み合わせた回路を採用。さらにDC/DCコンバーターの周波数制御には専用発振回路を搭載し、LAN信号に有害な周波数を避けた周波数で動作させることでリニアレギュレーターと同等な音質を実現している。

画像4: 秋山通信工業、ネットワークオーディオ用SFPポート付き4ポートスイッチングハブ「SW0410」を発売!複数のポートハブにも関わらず大幅に音質改善を実現

 デジタル回路では電流の流れが瞬間的に大きくなるなど変化することがあり、電圧が安定しないことから音質を劣化させる一因になったりする。それは、スイッチングハブでも同じようなことが起こることから音質への影響は大きい。そこで、本製品では4ポートハブ、ネットワークリファイナー各回路にワイヤー(銅線)で個別に電源を供給することで低インピーダンス化を実現、電圧変動を最小限に抑えることで大音量や低音域再生時の明瞭度を大きく改善しえいる。

 本体サイズは、幅330mm、奥行236mm、高さ82mm、重さは、3.15㎏。筐体の素材は、アルミ製。ポート数は、RJ-45が4ポート、SFPが1ポート。インターフェースは、RJ-45が1000BASE-T、1000BASE-TX、10BASE-T、SFPが1000BASE-SX、1000BASE-LX。本体カラーは、シルバーとブラックの2色を用意している。

This article is a sponsored article by
''.