カッコーの巣の上で【世界映画Hakken伝 from HiVi】

海外盤発売情報
米国盤『カッコーの巣の上で』2025年11月11日リリース

ONE FLEW OVER THE CUCKOO'S NEST - 4K UHD BLU-RAY with HDR10
4K DIGITAL RESTORATION

ワーナーから届いた4K UHD BLU-RAY『カッコーの巣の上で』（1975／50周年記念版）リリース･アナウンス。35mmオリジナルカメラネガからの最新4Kデジタルレストア／HDRグレード。HDRはHDR10 only。アマレーケースとスチールブックで登場予定。

一羽は東に 一羽は西に 一羽はカッコーの巣の上を飛んでいった･･･

強盗、暴行傷害でで服役中、強制労働から逃れるために、精神異常を装って精神病院に移されたランドル･P･マクマーフィ（ジャック･ニコルソン）。なんとも手に負えないこの男、頭も冴えているとあって油断も隙もない。破壊的なまで冷酷な鬼婦長に管理され、無気力となった患者たちに変革を促すが･･･。人間の自由と尊厳を皮肉を込めて謳い上げた秀作ドラマ。アカデミー賞では作品･監督･脚色･主演男優（ニコルソン）主演女優（ルイーズ･フレッチャー）賞を受賞。監督は1968年の「プラハの春」後にチェコスロヴァキアからアメリカに亡命したミロス･フォアマン。本作品の成功後、『ヘアー』『ラグタイム』の監督を経て、『アマデウス』でふたたび高い評価を得ることとなり、2度目のオスカーに輝いている。

撮影は『バージニア･ウルフなんかこわくない』『ウディ･ガスリー／わが心のふるさと』でオスカーに輝くハスケル･ウェクスラー。ウェクスラー解任後は『カンバセーション…盗聴…』『JAWS／ジョーズ』のビル･バトラーが撮影監督を務めている。音楽は『エクソシスト』『愛と青春の旅だち（オスカー受賞）』のジャック･ニッチェ。音響エンジニアは『地獄の黙示録』『ライトスタッフ』『アマデウス』『イングリッシュ･ペイシェント』でオスカー受賞のマーク･バーガー。

本当に狂っているのは誰か？この問いに衝撃的、かつ複雑な答えを提示したケン･キージーの同名処女小説（1962）を映画化。キージーの小説が出版されるや、俳優カーク･ダグラスの会社ジョエル･プロダクションズが、ブロードウェイ舞台化と映画化の権利を取得。著作『ラ･マンチャの男』で知られる劇作家デイル・ワッサーマンが舞台脚本を執筆し、ブロードウェイ舞台化（1963-1964）は成功を収めたものの、映画化には10年の歳月を費やしている（映画版は当初、ジョージ･ロイ･ヒル監督、ダグラス主演で映画化される予定であった）。当初キージーは脚本制作に係わっていたが、最終的に劇作家ボー･ゴールドマンと俳優のローレンス･ホーベンが脚本を担当。ウィル･サンプソン演じるチーフ･ブロムデンの一人称視点で書かれたキージー版脚本は見直され、三人称限定視点による新たな脚本へと改訂されている。

SPECIAL FEATURES

DISC & FILM SPECS

NEW：12月のクライテリオン『ピーウィーの大冒険 4K』『アメリカン･ユートピア 4K』ほか
NEW & BACK NUMBER：世界映画Hakken伝 from HiVi