ベルキンから、USB充電システムの新製品が一挙5モデル発表された。本日から家電量販店や通信販売サイトで予約販売をスタートしている

●USB充電器:
Cubic Charger 50W, 2-Port ¥3,990(税込)
Cubic Charger 67W, 2-Port ¥4,890(税込)

●ワイヤレス充電器:
UltraChargePro 3-in-1 Magnetic Charging Dock ¥17,990(税込、チャコール/サンド)
UltraCharge 3-in-1 Foldable Magnetic Charger ¥15,990(税込、Round、ブラック/ホワイト)、¥13,990(税込、Square、ブラック/ブルー、ホワイト)
UltraCharge 2-in-1 Foldable Magnetic Charger ¥8,990(税込、Round、ブラック/ホワイト)、¥7,990(税込、Square、ブラック/ブルー、ホワイト)
※Roundは店頭販売用、Squareはオンライン販売用モデル

画像1: 充電器の待機電力がゼロに! BelkinがUSB-C充電器の「Cubic Charger」と、ワイヤレス充電器の「UltraCharge」シリーズを発売
画像2: 充電器の待機電力がゼロに! BelkinがUSB-C充電器の「Cubic Charger」と、ワイヤレス充電器の「UltraCharge」シリーズを発売

 Cubic Chargerシリーズは、世界初のZSP(Zero-Standby Power)技術チップセットを搭載した充電器で、さらに高効率D-mode GaN(窒化ガリウム)という画期的な技術との融合により、小型・高出力・超低消費電力を可能にしている。

 一番の特徴は待機電力(ほぼ)ゼロを達成していることで、これはルネサスエレクトロニクスとの協業によって実現した、ZSPチップと次世代のGaN技術であるD-Modeとの組み合わせによるものという。

 まずZSP技術は、充電を行う機器が取り外されると、充電待機状態にあることをZSPチップが判別、自動的にスリープモードに移行する。これにより待機時の消費電力がほぼゼロ(0.005W)まで最小化できたそうだ。

画像: 左は一般的な充電器で右がCubic Charger シリーズ。待機電力(赤線で囲った部分)に違いが出ている

左は一般的な充電器で右がCubic Charger シリーズ。待機電力(赤線で囲った部分)に違いが出ている

 またルネサスの担当者氏によると、従来のパワーデバイスではシリコンが使われることが多かったが、それでは性能向上はそろそろ限界だと考えているようだ。

 近年はGaN半導体を採用した充電器も増えているが、GaN半導体はスイッチングが早く、抵抗が低く、効率が上がるといった特徴を備えている。さらにCubic ChargerシリーズではE-ModeノーマリーオフGanを使うことで、より効率が高く、充電時のロスを抑えることができている。チャンネル抵抗が低いので発熱も抑えられといったメリットもある。

 ベルキンによると、一般的な充電器に比べてCubic Chargerシリーズでは待機電力を約95%削減できるとかで、首都圏の住民3800万人が1人5台の充電器を使っていると仮定した場合、その全員が充電器をCubic Chargerシリーズに交換したら、年間約1.5億kW/h以上の電力を節約できるそうだ。これは約20億円の電気料金に相当するという。

画像3: 充電器の待機電力がゼロに! BelkinがUSB-C充電器の「Cubic Charger」と、ワイヤレス充電器の「UltraCharge」シリーズを発売

 新製品2モデルはどちらもふたつのUSB Type-Cポートを搭載し、それぞれ50W(25W+25W)と67W(45W+20W)の出力が可能だ。50W用ならタブレットとスマホ、67W用ならノートPCとスマホを同時に充電できるだろう。

 実際、家庭ではPCやスマホの充電器はコンセントに挿しっぱなしというケースが多いと思われる。つまり使っていない時間の方が長いわけで、それらの待機電力が抑えられるというのはエコの観点からも嬉しい。この機会にご自宅の充電器について見直してみるのもいいかもしれない。

画像4: 充電器の待機電力がゼロに! BelkinがUSB-C充電器の「Cubic Charger」と、ワイヤレス充電器の「UltraCharge」シリーズを発売

 もうひとつの、ワイヤレス充電器は、「Qi2 25W」の認証を受けたThe Ultra Chargeシリーズのラインナップだ。Qi2 25Wは、WPC(Wireless Power Consortium)が発表した、MagSafeをベースに新たに開発された最新・最先端ワイヤレス充電規格とのこと。

 従来のQi規格(5W相当)より高出力で、最大25Wで急速充電が可能、iPhone 16 Proを29分で0%から50%まで充電でき、有線充電並みの速度を実現している。

 また各製品には独自のChillBoost冷却テクノロジー(空冷ファン)が搭載されており、デバイスの温度をアクティブに調整して、安全かつ高速な充電を実現する(UltraCharge Proではマニュアルでオン/オフが可能)。広範な品質管理プロセスを含むBelkinの厳格なSmartProtectテストを実施し、製品の安全性と信頼性も保証されている。

画像5: 充電器の待機電力がゼロに! BelkinがUSB-C充電器の「Cubic Charger」と、ワイヤレス充電器の「UltraCharge」シリーズを発売

 UltraCharge Pro 3-in-1 Magnetic Charging Dockはスマホ、Apple Watch、イヤホンの3つを同時に充電でき、Qi2としては25Wの出力が可能。デスクトップに置いて活用したい可愛らしいデザインも特徴だ。

 UltraCharge 3-in-1 Foldable Magnetic Chargerは折り畳み可能な液量設計の充電器で、こちらもスマホ、AppleWatch、イヤホンの3つを同時に充電可能(Qi2としては25Wの出力が可能)。

 UltraCharge 2-in-1 Foldable Magnetic Chargerも折り畳み可能な本体を採用。スマホとイヤホンを同時に充電できる(Qi2としては25Wの出力が可能)。さらにUSB-Cポートを備えているので、ここを使って有線接続での充電にも対応している。

 なお各モデルには45W用の充電器と約1.5mのUBS-Cケーブルが付属する。充電器とケーブルの色は本体と同じで揃えるなど、細かな配慮もされている。

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