エミライは、SilentPowerブランドのUSBコンディショナー「OMNI USB」を発売する。市場予想価格￥152,900前後（税込）で、7月26日に発売される。
「OMNI USB」の本体部
OMNI USBは、ソース機器とUSB DACの間につないで再生音質をグレードアップする。オプティカルアイソレーション、アクティブノイズキャンセレーション、大容量の内部バッテリーで構成される3層防御構造を備えており、ハイエンドDACをノイズや干渉から保護するシールドとしてSilentPower最高グレードの革新的製品という。
そもそもUSBハブはシステム内の複数のデバイスを接続するため、接続された各デバイスからの電気ノイズがここを通して拡散し、各コンポーネントのパフォーマンスに影響を与える可能性もある。OMNI USBは、この問題を根本から解決するために特別に設計を行った。
まず、付属のUSB OptiLinkが光絶縁技術を用いて入力データ信号を光信号に変換、この信号がOMNI USBに伝送され、そこで再び電気信号に変換される仕組みだ。これにより、入力と出力が完全に分離し、電気ノイズ、干渉、迷走電流が除去され、元の信号の純度が維持されるそうだ。
本体部の背面端子
さらにOMNI USBは、バスパワーデバイスに電力を供給する2つの出力を含む、5つのANC対応PurePort出力を備える。これにより、すべての接続がクリーンかつ静かで妥協のないものになっているそうだ。
電源はオーディオシステムには欠かせないが、同時に外部からのノイズ侵入元になることも避けられない。OMNI USBは、8,000mAhの大容量バッテリーにを搭載したことで、システムをACノイズから分離可能。ノイズの多い主電源に頼ることなく、長時間のリスニングにも最適とのことだ。インテリジェントなバッテリー管理システムにより、充電を20〜80％に維持するようスケジュールが最適化され、バッテリー負荷を減らし劣化を抑えている。
音質関連では、OMNI USBは、192kHz/24ビットの高解像度デジタル-デジタル変換により、S/PDIF出力からも高品位はハイレゾ再生が可能だ。標準電圧と高電圧の2つの同軸出力を備え、USB入力の無いDACとの組み合わせでも、最適なパフォーマンスを引き出してくれる。
実際の接続イメージ
「OMNI USB」の主なスペック
●USB規格：USB3.2、USB2.0
●転送速度：10Gbps/5Gbps/480Mbps/12Mbps/1.5Mbps
●入力端子：本体＝USB-C(前面)、10G SFP、1.25G SFP、BNCクロック同期/USB Optilink＝USB-C(Host)、USB-C(PD3.0/100W)
●出力端子：本体＝PurePort USB-C、PurePort USB-A×2、PurePortUSB-A(電源専用)×2、USB-C(前面/背面)×2、同軸デジタル(標準/高電圧)×2、光デジタル/USBOptilink＝10G SFP、1.25G SFP
●バッテリー：リチウムイオン8,000mAh
●寸法/質量：本体＝W214×H41×D158mm、USB Optilink＝W99×H24×D93mm/本体＝1.19kg、USB Optilink＝268g（SFP光モジュール装着時）
※付属品：OMNI USB、USB OptiLink、15V電源アダプター、縦置きスタンド、LCファイバーケーブル(1m)、USB-Cto USB-Cケーブル(1m)、USB-A to USB-Cケーブル (1.5m)、SFP LCファイバー10Gモジュール×2／SFP LC ファイバー 1.25Gモジュール×2
