フジヤエービック主催の、イヤフォン・ヘッドフォン・各種ポータブル機器の一大展示会イベント「夏のヘッドフォン祭mini2025」が、7月5日（土）、恒例の「ステーションカンファレンス東京」で開催された。今回はmini展示（＆一日開催）ながら出展社は50を数える盛況ぶり。春の開催と日を置いていない中にあって、各社は、新モデルを多数展示するなど、市場は今年の夏もアツくなりそうな予感。今回もニュース制作スタッフが気になった製品を紹介していきます。
スカルキャンディー
▲GREEN FUNDINGブースでは、今年の秋からクラウドファンディング開始予定の『スカルキャンディー』のAVIATORシリーズ最新ワイヤレス型ヘッドフォン「900 ANC」を参考出展。頭の動きにあわせて音の位置がリアルタイムに変化する立体音響技術「THX SPATIAL AUDIO」が特徴。他にも6マイク搭載のノイズキャンセリング機能（ANC）や、聴力を測定し自分だけの音質に調整できるパーソナルサウンド機能などを搭載。耐久性の高いショルダーバッグが付属するのも嬉しい。価格帯は税込みで5万円以上になる予定
アユート
▲『Astell&Kern』の最新フラッグシップDAP「A&ultima SP4000」（写真中央）。「A&ultima SP3000」から内部回路をリニューアルし、さらなる高音質を目指したモデルとなっているとのこと。7月中旬発売予定で価格は未定だが、69万3000円前後になる見込み
▲2025年4月に創設された米国の新ブランド『VOLK AUDIO』のハイエンドイヤフォン「ÉTOILE」をお披露目。世界に350本だけの限定生産モデルとのこと。フェイスプレートに24Kの金メッキ加工が施されており、ラグジュアリーな存在感で来場者の注目を集めた。8月発売予定で、想定価格は693,000円
飯田ピアノ
▲『Soltanus Acoustic』の静電型ヘッドホン「Euridiche L-SX」（写真左）を日本初お披露目。発売日、価格はともに未定。ほかにも6月に取り扱いを開始したベトナム発のブランド『Soranik』のハイブリッドイヤホン「MEMS-3S 2025」が専用のアンプで試聴できた。発売は夏頃を予定しており、想定価格は440,000円になるとのこと
▲さらに飯田ピアノが取り扱うヘッドフォン『CAMERTON』の「Binom-ER」、『KuraDa』の「KD-Q1」を『DVAS』のヘッドフォンパワーアンプ「Model 2」で試聴することができた
ラックスマン
▲『FOCAL』の高音質と最新技術を凝縮したワイヤレスヘッドフォン「BATHYS」シリーズが試聴できた。左は新製品の「BATHYS MG」、右の2製品は「BATHYS」（中央のカラーがディープブラック、右のカラーがデューン）。希望小売価格は「BATHYS MG」が220,000円（税抜）、「BATHYS」が125,000円（税抜）
▲「BATHYS」。ドライブユニットにオリジナルのM字型マグネシウム・ドームを搭載し、きめ細やかでナチュラル、かつインパクトのあるなサウンドを実現したとのこと。ボーカルのリップノイズが鮮明に聴こえるほど、生音に近い音を再現しており、製品のパフォーマンスの高さを実感できた
RME
▲『RME』では展示会初となる電源フィルター「LNI-2 DC」（写真左）の試聴が行なわれた。超低ノイズのリニア・レギュレーターを採用し、出力ノイズはわずか数μV（マイクロボルト）という驚異的な低ノイズを実現しているとのこと。「LNI-2 DC」接続・非接続時の試聴比較をすることができた。使用されたヘッドフォンアンプは「ADI-2 DAC FS」（写真右）。試聴比較をしたところ、「LNI-2 DC」接続時の方が音の輪郭が鮮明でよりクリアーに聴こえた。販売価格は99,000円（税抜）
レムクラフト
▲USBバスパワーのヘッドフォンアンプ「Hikari」アップグレード版を展示。高性能なDACと高速リニアアンプを搭載しており、小型ながらアタック音がしっかりしていてヘッドフォンアンプとして十分なパフォーマンスを発揮。手のひらに収まるくらいにコンパクトで持ち運びにも便利。販売時期は8月下旬から9月予定で、販売価格は約32,000円前後を予定しているとのこと
マス工房
▲全ての製品をハンドメイドで制作しているマス工房では、デスクトップヘッドフォンアンプの新製品「model 485」を試聴できた。「model 433」と「model 465」の中間機種で、販売価格は消費税・送料込みで880,000円（日本国内での販売価格）
nwm
▲耳を塞がないヘッドフォン「nwm ONE」の『スターウォーズ』デザイン限定モデル「nwm ONE Star Wars edition」が試聴できた。カラーは反乱軍と帝国軍をイメージしたLight GrayとDark Grayの2色で、それぞれスピーカー部にXウイングとTIEファイターのシルエットが配置されている。音声ガイダンスには劇中サウンドを採用しており、ヘッドフォンの電源を入れると、XウイングのエンジンやTIEファイターのレーザー音が聴こえて楽しい。販売価格は40,000円（税抜）
