塚本晋也監督による、ミニシアターの魅力を伝える動画「街の小さな映画館」企画の第32回として、シネ・ヌーヴォ/シネ・ヌーヴォXの動画が公開された。

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 「街の小さな映画館」は、2015年の『野火』初公開時に全国劇場行脚を行い、個性あふれるミニシアターの魅力に触れた塚本監督が、お世話になっている映画館を1館ずつ訪れ、ミニシアターの魅力を伝える動画を撮影する企画だ。コロナ禍をきっかけに「未曾有の事態の中格闘していらっしゃるミニシアター」に「エールを送らせていただきたい」との思いから始まった。劇場とのアポ取りから撮影・編集・YouTubeへのアップまで塚本監督自身が単独で行い、ロゴとイラストも描きおろしている。

 大阪・九条のシネ・ヌーヴォは故・松本雄吉氏率いる劇団・維新派が外装と内装を手がけたアート映画館。前身は代表の景山理氏が1984年より発行していた「映画新聞」(最終号・1999年11月)。1996年11月号の紙面で「映画館をつくろう」と呼びかけ、そのわずか3ヵ月後1997年1月に開館した。旧い日本映画の特集上映など多くの独自の企画を組み、フィルム上映も日常的に行っている。2006年にオープンしたシネ・ヌーヴォXでは若手監督の自主制作映画なども積極的に上映している。

 公開された動画では、ブリキのバラのオブジェが印象的な外観、映画人のサインが一面にびっしり書かれたロビーの壁、映写室の小窓から見える幻想的な光景などを辿る。インタビューでは支配人の山﨑紀子氏が劇場の基盤であり指針である「映画新聞」について、「水中映画館」をコンセプトにしたヌーヴォの内装について、映画への思い、お客様の貴重な声、Xをつくる上での工夫、今後の課題と挑戦などを語る。

【塚本監督からシネ・ヌーヴォ/シネ・ヌーヴォXへのコメント】

 いぶした銀色に輝く、大きな鉄の花が咲く入口から惹きつけられます。
 場内で天井を見上げると、壮麗な装飾に息を呑みます。それがほとんど絵で描かれたものと気付くのは2回目に訪れて説明を聞いてからのこと。
 もうひとつのシネ・ヌーヴォXは、椅子の高さの調整に工夫があり、僕のお気に入りの戦術で見ものです。ロビーから映写室、裏階段と秘密基地のような魅力が詰まった映画館です。

「街の小さな映画館」第32回 シネ・ヌーヴォ/シネ・ヌーヴォX
●住所:大阪府大阪市西区九条1-20-24 TEL:06-6582-1416
●座席数:シネ・ヌーヴォ69席、シネ・ヌーヴォX 24席
http://www.cinenouveau.com/

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