塚本晋也監督による、ミニシアターの魅力を伝える動画「街の小さな映画館」企画の第33回として、立川シネマシティの動画が公開された。
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youtu.be「街の小さな映画館」は、2015年の『野火』初公開時に全国劇場行脚を行い、個性あふれるミニシアターの魅力に触れた塚本監督が、お世話になっている映画館を1館ずつ訪れ、ミニシアターの魅力を伝える動画を撮影する企画だ。コロナ禍をきっかけに「未曾有の事態の中格闘していらっしゃるミニシアター」に「エールを送らせていただきたい」との思いから始まった。劇場とのアポ取りから撮影・編集・YouTubeへのアップまで塚本監督自身が単独で行い、ロゴとイラストも描きおろしている。
立川シネマシティは1994年に開館した地元資本の独立系のシネコンで、東京都内初のシネマコンプレックス。2004年にシネマ・ツーがオープンし、現在はシネマ・ワンとシネマ・ツーをあわせて「シネマシティ」と称している。音響にこだわりがあり、独自に開発した音響システムを導入。プロの音響家が調整する「極上音響上映」や「極上爆音上映」はとりわけ人気を集める。
公開された動画では、フロアーごとの異なる色調設定や、日比野克彦氏が描いた壁画など遊び心あふれるシネマ・ワンと、座席間のライトが幻想的で美しいシネマ・ツーをはしごして辿る。インタビューでは番組編成担当の椿原敦一郎氏が劇場の歴史、前身の木造映画館の時代から続く音響へのこだわり、シネマシティならではの作品の選び方・見せ方などを語っている。
【塚本監督から立川シネマシティへのコメント】
シネマ・ワンとツーがあり、ミニシアターというにはあまりに広大な劇場です。
音響もずば抜けて良く、極音上映として自分の映画もよく上映していただきます。客席の各シートに灯る明かりが素敵で、その照明が落ち、映画が始まると、客席が振動し、風圧でのけぞるような音響が流れます。
映画館ならでの体験ができる豪華な劇場です。
「街の小さな映画館」第33回 立川シネマシティ
シネマ・ワン
●住所:東京都立川市曙町2-8-5 TEL:042-525-1251●座席数:fstudio・226席、g studio・279席、h studio・98席、istudio・170席、j studio・77席、k studio・175席
シネマ・ツー
●住所:東京都立川市曙町2-42-26●座席数:a studio・384席、bstudio・303席、c studio・180席、d studio・177席、e studio・177席
https://cinemacity.co.jp/