ハーマンインターナショナルは、英国ARCAM(アーカム)のRadia(ラディア)シリーズ新製品3モデルを6月20日(金)に発売する。
●ストリーミング・アンプ:SA45 ¥698,500(税込)、SA35 ¥495,000(税込)
●ストリーミング・プレーヤー:ST25 ¥220,000(税込)

「SA45」

SA45の背面端子部。デジタル音声入力4系統(同軸×2、光×2)や光デジタル出力、HDMI ARC、USB、LANを搭載。アナログ入力にはXLRバランス1系統とRCAアンバランス3系統、フォノ入力も2系統(MM/MC)備える。バランス出力1系統とサブウーファー出力2系統はXLR/RCAそれぞれを準備する
一般社団法人日本レコード協会によると、ストリーミング、ダウンロードなどを合わせた音楽配信の2024年年間売り上げ実績は1,233億円(前年比106%)で、2005年の統計開始以来最高額を3年連続更新し、11年連続のプラス成長を記録した(2025年3月発表)。今回の新製品は、こうした音楽体験の進化に応えるためにリリースされる。
最上位モデルのSA45は、現行ARCAM Radiaシリーズにおいて唯一のフルバランス設計を採用。弟機のSA35は、その設計思想を受け継ぎつつ、よりコンパクトな筐体を採用することで高い設置性を実現した。ST25は、ハイレゾリューション・ストリーミングに対応し、アルバムアートワークも高解像度で楽しめるストリーミング・プレーヤーという位置づけだ。

「SA35」

SA35のリアパネル。デジタル入力はSA45と同等(光デジタル出力は非搭載)だが、アナログ入出力はRCAのみとなっている
「SA45」と「SA35」の主な特長
●180W/ch(SA45)、120W/ch(SA35)出力の第5世代クラスGアンプ搭載
●ARCAM Radiaシリーズ唯一のフルバランス設計を採用(SA45)
●最大384kHz/32ビットのハイレゾ音源再生に対応
●DAC 部にはESSのHyperstream iV DAC(ESS ES9027 PRO)をバランス構成で配置
●アナログ/デジタル両方の豊富な接続性
●HDMI eARCでテレビやプロジェクターにも接続可能
●独立したMM/MCフォノ入力を搭載
●デュアル・サブーウーファー出力による拡張性
●Dirac Live による高度なルーム補正機能を装備
●アルバムデータやメタデータを高解像度で視認性高く表示する8.8インチ(SA45)、6.5インチ(SA35)大型液晶ディスプレイ搭載
●Apple Airplay、Googlecast、Spotify Connect、Qobuz Connectをサポート。Roon Readyに対応予定※ファームウェアアップデートが必要

「ST25」

ストリーミング・プレーヤーのST25。入力はUSB、LAN端子で、出力はデジタル音声2系統(同軸、光)とアナログRCAという構成
「ST25」の主な特長
●幅広い音楽ストリーミングサービスから高品位な音楽再生が可能
●新設計のリニアトロイダルトランス電源と、スタンバイ時にのみピーク効率で動作するスイッチング電源に徹底した低ノイズ化を実現
●最大384kHz/32ビットのハイレゾ音源再生に対応
●DAC 部にはESSのHyperstream iV DAC(ESS ES9027 PRO)をバランス構成で配置
●アルバムデータやメタデータを高解像度で表示する6.5インチ大型液晶ディスプレイ搭載
●Apple Airplay、Googlecast、Spotify Connect、Qobuz Connectをサポート。Roon Readyに対応予定※ファームウェアアップデートが必要