ハイレゾ音楽制作ユニットBeagle Kickは、これまで発表してきた楽曲を、いま話題の空気録音目的に限って利用許諾する新サービス「空気録音フリー宣言」を開始すると発表。

 同サービスは、権利関係がクリアされたBeagle Kickの音源を、空気録音のために無償提供するもの。店舗向けには、店内イベントの試聴用音源としても無償提供するという。

 Beagle Kickは、2013年の活動開始以来、生演奏とハイレゾにこだわり、フュージョンを中心とした数々の楽曲を発表してきた。768kHz/32bit整数や384kHz/ネイティブ32bit整数録音といったフォーマットの配信販売を世界に先駆けて実現したほか、同人音楽ソフトとして初めてとなるMQA-CDも発売するなど、ハイレゾや高音質音源へのこだわりと実践が注目されてきた。その他にも、MQAやマルチトラックデータをe-onkyo musicで配信したり、DSD 2.8/5.6MHz音源の配信などにも取り組んできている。

 他方、空気録音のための音源については、権利の問題をクリアすることが必須であり、音楽著作権である歌詞とメロディについては、JASRACのUGCサービスの対象であれば、歌ってみた・演奏してみたで自由に使うことができるものの、音源そのものを使う空気録音は、原盤権の利用許諾がハードルとなっている。

 そのため、空気録音のために自ら高音質音源を制作する方もいるそうで、オーディオ評論家 逆木一氏による「白いノートブック」やOnsite Audio代表 しけもく氏による「さあ聴かせてよ」などはその代表例となる。

 Beagle Kickでは、ユニット発足時から意図的に著作権管理団体(JASRAC)に管理を委託せず、原盤権については、作曲の和田貴史氏と総合プロデューサーの橋爪徹氏が共同で管理しているため、自由度の高い楽曲となっている。

 そのため、Beagle Kickが音にこだわり抜いてきた楽曲の数々は、権利がクリアされた使いやすい音源として、空気録音との相性も抜群。「ぜひ、多くのオーディオファンにご利用いただきたい」とアピールしている。

▼Beagle Kick「空気録音フリー宣言」解説動画

画像: - YouTube youtu.be

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