真空管とアナログサウンドを追求する季刊『管球王国』116号をお届けします。特集企画は「出力20Wまでの真空管アンプで音の力と味わいを聴く」です。出力値20Wまでの幅広い出力管種と回路構成のアンプで最新設計の高感度スピーカーを鳴らし、大出力を欲張らなくとも得られる真空管ならではの音の魅力をリポートします。連載「実験工房」は「JBL D130と075でローカット用コンデンサー比較試聴」です。ヴィンテージJBL製15インチフルレンジユニットD130とホーントゥイーター075をコンデンサーによるローカットのみで組み合わせ、現行/ヴィンテージのコンデンサーの種別と銘柄で2ウェイの音がいかに変わるかを探ります。
ヴィンテージ関連企画は「励磁型46cmウーファーとパーマネント型ドライバー+ホーンで2ウェイを組む」。18インチ口径のフィールドコイル型ウーファーにパーマネント型のドライバーを組み合わせてマルチアンプ駆動します。磁気回路の形式が異なるユニット同士でも、つながりのいい音を得る道筋を探ります。「マイ・ハンディクラフト」は6GB8シングル・インテグレーテッドアンプ、307Aシングル・パワーアンプの2モデルが登場。真空管アンプ製作記事も充実です。
特集「出力20Wまでの真空管アンプで音の力と味わいを聴く」

出力20Wまでを基準に幅広い出力管種と回路構成の真空管アンプを選び、高感度の最新スピーカーと組み合わせた試聴で、大出力を求めなくとも得られる音のグリップ力と豊かな味わいをリポートします。
実験工房「JBL D130と075でローカット用コンデンサー比較試聴」

新旧のコンデンサーによるローカットのみでヴィンテージユニットJBL D130と075を繋ぎ、コンデンサー変更による音の変化を探ります。コンデンサー種別の考察と使い方のガイドも盛り込む実践試聴企画です。
Vintage「励磁型46cmウーファーとパーマネント型ドライバー+ホーンで2ウェイを組む」

米国モーショグラフ製46cm口径・励磁型ウーファーと5種のパーマネント型ドライバー+ホーンを組み合わせ、2ウェイマルチアンプ駆動で音作りを実践します。駆動パワーアンプはIPC/アルテック/ウェスタン・エレクトリック(WE)の3機種です。