一昨年の暮れに、惜しまれつつ73年の生涯に幕を閉じた八代亜紀。ジャンルや世代を超えて愛され続けた国民的シンガーであった彼女の、没後初の回顧展が現在、西武渋谷店で開催中だ。
歌手として「雨の慕情」「舟唄」など、数々のヒット曲を歌い続けた一方で、画家として繊細な筆致と写実画で、数多くの絵画作品を描き続けてきており、昨年3月26日に開催された「八代亜紀 お別れの会~ありがとう・・・これからも~」から1年、歌手と画家、それぞれの側面で表現し続けた、アーティスト八代亜紀の軌跡をたどる回顧展となっている。
八代亜紀が大切にしていた言葉「ありがとう」。お別れの会のサブタイトルになっていた「ありがとう・・・これからも」を本展へ承継し、本展のタイトル「生きる」は八代亜紀が生前に書いた詞の題を意味しているという。
詞「生きる」は、命の終わりすら感じていない、病を患う前に書いていたそうで、胸の内にあった力強い想いが記されている。同展では、詞「生きる」の直筆ノートも展示されている。
※本展の音声ガイドは八代亜紀の合成音声がご案内をし、絵画作品におけるご説明は、親交の深かった宮本隆治氏がご案内いたします。
八代亜紀 回顧展 生きる~ありがとう・・・これからも~
会期:2025年4月11日(金)~20日(日)
会場:西武渋谷店A館7階=催事場
時間:午前10時~午後8時
※最終日午後5時閉場(最終入場は閉場の1時間前まで)
入場料:1,000円(税込) ※高校生以下無料
音声ガイド:1,100円(税込)
主催:八代亜紀回顧展実行委員会
企画・制作:八代ミュージック&ギャラリー
協力:株式会社エーアイ
問い合わせ先:東京都渋谷区宇田川町21-1
紀伊國屋書店 西武渋谷店
03(5784)3561〈直通〉
●主な展示物
絵画作品
絵画制作アトリエの再現ブース
衣装(ドレス・着物)
写真パネル
トロフィー・盾
コンサート映像視聴ブース
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