ハーマンインターナショナルは本日、都内で「ハーマンインターナショナル2025年春季JBL新製品内覧会」を開催。今後発売予定の新製品2モデルを紹介した。同時にこの10年の市場動向を振り返り、JBLの民生用・ポータブルタイプのワイヤレススピーカーの好調によるシェア拡大についても言及していた。

画像: ▲JBLのワイヤレススピーカー群。それぞれ9色のカラバリ展開をしており、一堂に展示されていた(圧巻)。新製品は右端が「Charge 6」、右から2つ目が「Flip 7」

▲JBLのワイヤレススピーカー群。それぞれ9色のカラバリ展開をしており、一堂に展示されていた(圧巻)。新製品は右端が「Charge 6」、右から2つ目が「Flip 7」

 さて、まずは市場動向の分析から紹介したい、登壇したのは、プロダクトマネージャーの濱田氏。簡潔にまとめると、JBLは来年で創業80周年を迎える老舗のオーディオメーカーであり、家庭用(民生用)としてラインナップするのは大きく、スピーカー(ワイヤレス含む)とイヤホン/ヘッドホンの2ジャンル。中でも、ワイヤレスタイプのスピーカーや、パーティ会場で使うような大型のライティング機能を内蔵したスピーカーは、グローバルでナンバー1のシェアを獲得しているという。結果、売り上げは2011年~2024年で12倍に拡大するなど、好調をキープしているそうだ。同時に、日本市場においても同期間で7倍の成長を記録しているという。

画像1: JBL、ワイヤレススピーカーの人気モデル「JBL Flip」&「JBL Charge」シリーズの新作を発表
画像2: JBL、ワイヤレススピーカーの人気モデル「JBL Flip」&「JBL Charge」シリーズの新作を発表
画像3: JBL、ワイヤレススピーカーの人気モデル「JBL Flip」&「JBL Charge」シリーズの新作を発表

 その源泉になったのが、今回発表されたポータブルタイプのワイヤレススピーカー「JBL Flip」シリーズになるという。初代「JBL Flip」が登場したのが2012年。それから13年、シリーズは順調に製品ラインナップを重ね、今年はいよいよ第7世代となる「JBL Flip 7」が投入される(発売時期などは後日)。

画像4: JBL、ワイヤレススピーカーの人気モデル「JBL Flip」&「JBL Charge」シリーズの新作を発表

 同時に、初代の登場以後、日本だけでなく世界市場において、ストリーミングサービスの拡大が、JBL製品の普及に大きく寄与しているそうで、Flipシリーズは世界累計で5000万台のセールスを記録するヒットを続けている。

 また、同社がこの2月に行なったユーザーアンケート(音楽鑑賞について)によると、ポータブルスピーカー所有者はよく音楽を聴く、ストリーミングサービス(サブスク)をよく使っている、室内だけでなく屋外や車内での使用が多い、という結果が出たそうだ。

 そうした流れを受けて、新Flipでは、ペットボトルサイズという基本フィーチャーを踏襲しながら、高音質で、いつでもどこでも音楽を楽しめる、を訴求した内容にまとめられている。ツイーターとウーファー+パッシブラジエーターという構成は踏襲し、ウーファーについてはより迫力のあるサウンドを実現する新開発品を搭載。パワフルなサウンドに磨きをかけている。

画像5: JBL、ワイヤレススピーカーの人気モデル「JBL Flip」&「JBL Charge」シリーズの新作を発表

 加えて、サウンドブースター機能にAIを取り込み、膨大な音楽データを学習したAIが、ユニットの能力を引き出すように出力を強化(ブースト)してくれるという。新しいところでは、USBオーディオに対応し、USB-CでスマホやPCと接続することで、最大48kHz/24bitのデジタル再生が可能になる(これは後日のアップデートで対応。時期未定)。Bluetoothコーデックについては、TWSではLDACをサポートしてくれたが、ワイヤレススピーカーではそういう動きはないので、これはユーザーにとってはうれしいというか、待望の機能になるだろう。

画像6: JBL、ワイヤレススピーカーの人気モデル「JBL Flip」&「JBL Charge」シリーズの新作を発表
画像7: JBL、ワイヤレススピーカーの人気モデル「JBL Flip」&「JBL Charge」シリーズの新作を発表

 その他では、アプリ対応(EQなど)、Auracast対応、2台組み合わせてのステレオ再生対応、付け替え可能な2種類のストラップ付属、などの特長を持つ。

 さて、Flip7を軽く試聴したところ、かなり大きな音が出るので(近所に迷惑のかからない範囲で)、1台だけでも充分に好きな音楽を楽しめるだろう。また、最近では車を所有するより借りるほうが多いそうで、レンタカー/カーシェアで車を借りた際、車載のオーディオを使うより、Flipをドリンクホルダーにおいて、スマホとペアリング、好きな音楽を楽しみながらドライブを楽しむ、といった用途も増えているようなので、この量感のある再生能力は大いに役立つだろう。「AI Sound Boost」を試してみたところ、引っ込みがちだったボーカルがスッとクリアになって立ち上がってくるようになり、結果としてより聴きやすくなっていた(EQとの併用はできない)。ボーカルものでは、常時ONでもいいかもしれない。

 ちなみに、Flipのボディを一回り大きくし、サウンド、音量(量感・出力)、バッテリー持続時間をアップさせた兄貴分モデル「JBL Charge」シリーズにも新製品「JBL Charge 6」が投入される。

 こちらも、2ウェイ+パッシブラジエーターという構成で、ユニットの刷新などで出力や仕使用時間が強化されている。Flip 7と同様に、USBオーディオ対応(後日のアップデートにて)、AI Sound Boost搭載、9色展開、防水・防塵仕様(IP68)、Auracast対応、アプリ対応、などの特長を持つ。ストラップは、取り外し可能で3ウェイの使い方(持ち方)が可能。

https://jp.jbl.com/

画像: ▲キャンペーンには、アンバサダーのShigekix氏、および水曜日のカンパネラの詩羽を起用

▲キャンペーンには、アンバサダーのShigekix氏、および水曜日のカンパネラの詩羽を起用

画像: ▲スニーカーアプリとのコラボも展開

▲スニーカーアプリとのコラボも展開

画像8: JBL、ワイヤレススピーカーの人気モデル「JBL Flip」&「JBL Charge」シリーズの新作を発表
画像: ▲Flipシリーズが一堂に展示されていた(エイリアンの卵のよう)

▲Flipシリーズが一堂に展示されていた(エイリアンの卵のよう)

画像: ▲JBL Flipシリーズの初代。まだJBLロゴは控えめ(笑)

▲JBL Flipシリーズの初代。まだJBLロゴは控えめ(笑)

画像9: JBL、ワイヤレススピーカーの人気モデル「JBL Flip」&「JBL Charge」シリーズの新作を発表
画像10: JBL、ワイヤレススピーカーの人気モデル「JBL Flip」&「JBL Charge」シリーズの新作を発表
画像11: JBL、ワイヤレススピーカーの人気モデル「JBL Flip」&「JBL Charge」シリーズの新作を発表
画像12: JBL、ワイヤレススピーカーの人気モデル「JBL Flip」&「JBL Charge」シリーズの新作を発表
画像13: JBL、ワイヤレススピーカーの人気モデル「JBL Flip」&「JBL Charge」シリーズの新作を発表
画像: ▲屋外では各種Auracast対応スピーカーを一堂に展示。大きな「JBL」看板も設置されていたが、ロイヤルホ●トの看板に見えてしまう

▲屋外では各種Auracast対応スピーカーを一堂に展示。大きな「JBL」看板も設置されていたが、ロイヤルホ●トの看板に見えてしまう

画像: ▲参考展示されていたパーティスピーカーとパーティライト。スピ―カーは今回発表の新製品と同様に「AI Sound Boost」機能も装備される

▲参考展示されていたパーティスピーカーとパーティライト。スピ―カーは今回発表の新製品と同様に「AI Sound Boost」機能も装備される

画像: ▲パーティライト。海外では発売中で、日本国内でパーティスピーカーと同時に展示していたら、発売してほしいという声が多数寄せられたことから今回、参考展示したそう。ライトなので音は出ない。パーティスピーカーと同じAuracastに接続し、音に同期してライトが点滅・点灯するという

▲パーティライト。海外では発売中で、日本国内でパーティスピーカーと同時に展示していたら、発売してほしいという声が多数寄せられたことから今回、参考展示したそう。ライトなので音は出ない。パーティスピーカーと同じAuracastに接続し、音に同期してライトが点滅・点灯するという

画像: ▲バッテリー内蔵で、スタンドから取り外せば、ライトセーバーのように遊べる(強度はそれほどないので、ぶつけたら壊れるので注意・想定外使用なので自己責任で)

▲バッテリー内蔵で、スタンドから取り外せば、ライトセーバーのように遊べる(強度はそれほどないので、ぶつけたら壊れるので注意・想定外使用なので自己責任で)

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