海外盤発売情報
米国盤『ガルシアの首』2025年6月3日リリース

BRING ME THE HEAD OF ALFREDO GARCIA - 4K UHD BLU-RAY with DOLBY VISION
4K DIGITAL RESTORATION

シャウト・ファクトリーから届いた4K UHD BLU-RAY『ガルシアの首』(1974)リリース・アナウンス。MGM提供による35mmオリジナルカメラネガからの最新4KレストアDSM(デジタルソースマスター)採用/最新HDRグレード。HDRはHDR10とドルビービジョンHDRをサポート。リマスターMONOサウンドトラック収録。リリースはUHD BLU-RAYのみ/BLU-RAY未収。

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百万ドルが俺を動かしたのか!その首が俺を走らせたのか!
メキシコで広大な牧場を支配する権力者イェフェ(エミリオ・フェルナンデス)は、愛する娘を妊娠させた男に100万ドルの賞金を懸けた。その男の名は、アルフレッド・ガルシア。ガルシアの首を狙って、イェフェの命で組織が動き出す。退役米軍将校で、いまではしがない酒場のピアノ弾きベニー(ウォーレン・オーツ)は、たまたま追手の男たちの話を聞き、そこに金の匂いを嗅ぎつける。さらにベニーは彼の情婦エリータ(イセラ・ベガ)からガルシアがすでに死んでおり、故郷に埋葬されたことを聞かされる。遺体を掘り起こして切り落とした首を見せれば大金が手に入る。その金があればどん底の生活から抜け出して、自分を愛してくれるエリータのために新たなスタートを切ることができる。そう確信したベニーは、エリータと共にガルシアが葬られたという生家を墓を目指すが・・・。孤高の映像作家にして酔いどれサム・ペキンパーが、『ビリー・ザ・キッド/21才の生涯』に続いて監督した傑作バイオレンス・ドラマ。また俳優ウォーレン・オーツのベストワークでもある!

撮影は『ブラック・ライダー』『サンタマリア特命隊』などで知られるメキシコ人撮影監督アレックス・フィリップス・Jr。パナビジョン・パナフレックス/35mm球面レンズ/1.37:1撮影。上映サイズはソフトマット1.85:1ビスタサイズ。音楽は、ペキンパーのよき理解者でよき喧嘩相手であり、ヒッチコックにとってのバーナード・ハーマンに当たる存在であったジェリー・フィールディング。音響エンジニアは『ニューヨーク、ニューヨーク』『サタデー・ナイト・フィーバー』のマイケル・コルガン、『ロッキー』『キングコング(1976)』のハリー・W・テトリック。これまで本作品のBLU-RAYは世界で8バージョン登場しているが、ここ10年以内にリリースされた2017年KINO、2021年ARROW、2023年IMPRINTとも異なる新たな4Kマスターが使用されている。

SPECIAL FEATURES

  • NEW 4K RESTORATION FROM THE ORIGINAL 35MM NEGATIVE
  • HDR PRESENTATION OF THE FILM(DOLBY VISION / HDR10 COMPATIBLE)
  • Audio: DTS-HD Master Audio Mono
  • Audio Commentary With Co-Writer/Co-Producer Gordon Dawson, Moderated By Film Historian Nick Redman
  • Audio Commentary With Film Historians Paul Seydor, Garner Simmons, David Weddle, And Nick Redman
  • NEW "A Killer's Rhapsody: Revisiting Bring Me The Head Of Alfredo Garcia" – An
    Interview With Writer/Film Historian Julie Kirgo
  • Image Gallery
  • Theatrical Trailer
  • TV Spots
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本作品では(多くの映画ファンが期待するように)埃臭く荒涼とした風景に何十もの死体が散乱する。一方で、純粋で力強いラブストーリーが描かれており、ペキンパーは、失われた時間、つかみ損ねたチャンス、真実の愛の繊細さというテーマに深く共鳴できる傑作を作ったのである。本作品の構想は、『スレッジ』の脚本家フランク・コワルスキーが長年温めてきたアイデアから生まれたもので、ひとつは落ちぶれたバーテンダーたちの実話、ひとつは作家であり連続強姦犯であったキャリル・ウィッティア・チェスマンの実話である。特に、若い女性を銃で脅しながら犯行に及び、その後に射殺した後者の実話は、ペキンパーの好奇心をそそった。もしも恋人が性被害に遭って、自分はそれを見ていなければならないとしたら。どうにかして銃を探して、恋人の目の前で強姦魔にありったけの銃弾をブチ込むだろう。ペキンパーとコワルスキーは71年の『わらの犬』のクランクイン前からアイデアを練り続け、コワルスキーがアウトラインを書き、『戦争のはらわた』のウォルター・ケリーがそれを発展させ、製作補を兼任した脚本家ゴードン・ドーソンがベニー役にウォーレン・オーツを想定して脚本を執筆。その後、ペキンパーがリライトしている。

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撮影期間は73年10月から同年12月末。ペキンパー作品としては珍しくトラブルなく撮影を終え、クランクアップ1週間後に直接編集作業に携わることができた作品であった。スタジオやプロデューサーと果てしなく争い、アルコールと薬物の悪霊と戦ってきたペキンパーのフィルモグラフィを想えば、重き鎖を振り払い、平和で完全な権限を持って自分の芸術を追求できる場所を見つけた瞬間であったはずだ。公開当時は厳しい評価を受け、興行面でも惨敗に終わった本作品だが、90年代になると(ペキンパー作品の評価が高まるに連れて)世界各国の映画祭やアメリカでの限定上映で再評価され始め、今では多くの映画学者や批評家がペキンパーのキャリアでもっとも重要な作品のひとつと認め、70 年代を代表する映画のひとつであると評価している。

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FILM & DISC SPECS

タイトルガルシアの首
1974
監督サム・ペキンパー
製作マーティン・ボーム
製作総指揮ヘルムート・ダンティーネ
脚本サム・ペキンパー ゴードン・ドーソン 《原案》フランク・コワルスキー ウィリアム・ケリー サム・ペキンパー
撮影アレックス・フィリップス・Jr
音楽ジェリー・フィールディング
出演ウォーレン・オーツ イセラ・ベガ ギグ・ヤング ロバート・ウェッバー エミリオ・フェルナンデス クリス・クリストファーソン ヘルムート・ダンティーネ
TitleBRING ME THE HEAD OF ALFREDO GARCIA
ReleasedJun 03, 2025 (from Shout Factory)
SRP$36.98
Run Time112min
CodecHEVC / H.265 (Resolution: Native 4K / DOLBY VISION / HDR10 compatible)
Aspect Ratio1.85:1
Audio FormatsEnglish DTS-HD Master Audio Mono (48kHz / 24bit) ※other format(s) TBA
SubtitlesEnglish SDH ※other subtitle(s) TBA

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