ダークシティ【世界映画Hakken伝 from HiVi】

海外盤発売情報
米国盤『ダークシティ』 2025年6月24日リリース

DARK CITY - 4K UHD BLU-RAY with DOLBY VISION and DOLBY ATMOS
4K DIGITAL RESTORATION

アロー･ビデオら届いた4K UHD BLU-RAY『ダークシティ』（1998）リリース･アナウンス。100分劇場公開版と111分ディレクターズカットを4K UHD／HDR収録。撮影監督ダリウス･ウォルスキーの最終承認を得た、35mmオリジナルカメラネガからの最新4Kデジタルレストア／HDRグレード版。HDRはHDR10とドルビービジョンHDRをサポート。サウンドはオリジナル5.1ch、2.0ステレオ･トラックに加え、リミックス･ドルビーアトモス･サウンドトラックを収録。

闇の都市に渦まく〈謎〉の複合体
時代も場所も、すべての住人が知らない謎の街 ー ダークシティ。決して太陽が昇らない、夜の闇に覆われたこの街で連続する、娼婦ばかりを狙った連続殺人事件。殺人容疑をかけられた記憶喪失の男。疑惑を晴らすため、そして真実を明らかにするため、男はわずかな記憶の断片を頼りに事件の謎を追い求めていく。監督･製作･脚本は『クロウ／飛翔伝説』『アイ、ロボット』のアレックス･プロヤス。主演は『レジェンド･オブ･ゾロ』『幻影師アイゼンハイム』のルーファス･シーウェル。共演にキーファー･サザーランド、ジェニファー･コネリー、ウィリアム･ハート。

撮影は『プロメテウス』以降のリドリー･スコット作品や『パイレーツ･オブ･カリビアン』シリーズで知られるダリウス･ウォルスキー。パナビジョン･パナフレックス／スーパー35方式／アナモフィック撮影作品。音楽は『エンゼル･ハート』『ラスト･オブ･モヒカン』のトレヴァー･ジョーンズ。音響エンジニアは『スター･ウォーズ ジェダイの復讐』『ムーラン･ルージュ』のロジャー･サヴェージ（音響監修／リレコーディングミキサー）『ロミオ＋ジュリエット』『スーパーマン リターンズ』のイアン･マクローリン（同）。

本作品で高い評価を受けたプロダクションデザインはパトリック･タトポロスによるもの。キャラクター（クリーチャー）デザイナー、特殊効果監督の肩書もあるタトポロスの仕事は『インデペンデンス･デイ』『ジャスティス･リーグ』の美術監督、『スターゲイト』『2012』の特殊効果、『サイレントヒル』の特殊メイク、前述の『インデペンデンス･デイ』や『アイ、ロボット』のエイリアンやロボットのデザイン、物議を醸した『GODZILLA（1998）』のゴジラのデザイン、さらに『ドラキュラ』『セブン』などのコンセプトアートやイラストと多岐にわたる。本作品では観客を断片的で悪夢のような物語の真っ只中に引き込むことをテーマに掲げ、20世紀前半の建築物や街頭を下敷きに、部分的にSF、部分的にフィルム･ノワール、部分的にゴシックホラーのスタイルを採用しながら装飾を施して、摩訶不思議でシュールな都市デザインを生成している。

脚本草稿は1940年代を舞台にした探偵の物語だった。書き進めるうちに探偵に追われる人物を主人公にした。舞台設定も大きく変わり、都市のイメージも『マルタの鷹』のような1940年代のフィルム･ノワールのムード、ドイツ表現主義映画の抑圧された都市景観、エドワード･ホッパーの絵画のような第二次世界大戦時代の陰鬱さ、1940年代から1960年代のさまざまな時代や建築のディテイルを寄せ集めたものに膨れ上がった。監督アレックス･プロヤス

舞台となるダーク･シティは、ここはある場所の一角、そこは別の場所の一角というように、世界中の都市の断片で作られた都市である。だから住人たちは、自分がどこにいるのか本当には分からない。ある区画はロンドンの通りのように見えるが、建築物の一部はニューヨークのように見え、建築物の下部はヨーロッパの都市のように見える。そこにいるのに、自分がどこにいるのか分からない。同時に観客に迷子になるような感覚を与え、主人公の記憶喪失の男の心理状態を共有させるものだ。美術監督パトリック･タトポロス

SPECIAL FEATURES

DISC ONE: DIRECTOR'S CUT

DISC TWO: THEATRICAL CUT

2021年、プロヤスが監督･脚本を務めた『MASK OF THE EVIL APPARITION』が公開された。これは『ダークシティ』の映画世界を舞台にした20分の短編映画である。上映後のQ&Aでプロヤスは、『ダークシティ』のTVシリーズ化のプロジェクトを明らかにしたが、未だ実現に至っていない。

FILM & DISC SPECS

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