アクシスは、アメリカBoulder(ボルダー)の新製品モノーラル・パワーアンプ「1151」(¥9,800,000、税別、ペア)を発売する。

 1151は、ボルダーの中心的なラインナップ「1100」シリーズで初となるモノーラル・パワーアンプ。ボルダー・アンプの伝統を継承するバランス・ディファレンシャル構成に加えて、新たに「Smart Current output stage」というバイアスシステムで駆動する出力ステージの搭載によって、比較的小型軽量にもかかわらず、強大なパワーを高い純度で達成しているそうだ。

画像1: ボルダーから、モノーラル・パワーアンプ「1151」が3月に発売。8Ω時350W、4Ω時600W、2Ω時750Wのピークパワーを供給する

 8Ω、4Ω、2Ω負荷に対応し、それぞれ250Wの安定出力を確保している。さらに最大で8Ω時350W、4Ω時600W、2Ω時750Wのピークパワーを供給可能だ。さらに新開発のバイアスシステムとバランス回路構成により、小音量時でもきわめて高いS/Nと精緻な音の表現力を発揮してくれる。

 完全バランスの入出力構成を採用し、ノイズを極限まで抑制。増幅段は他の1100シリーズ製品と同様に2ステージ構成となっている。低歪みの高電流をスピーカーに供給するために、電圧ゲインの大半を最初のステージで賄い、出力ステージでは極力ゲインを抑える回路方式をとっている。

 1151のモノーラル・ペアには、「1160」を超える40個の出力トランジスターを搭載。さらに、強力なトロイダルトランスと整流素子が生み出す大電流を、12個の平滑コンデンサーを通して供給している。余裕のある出力ステージ設計により、発熱を効果的に分散しつつ、ディテイルとクリアネスを損なうことなく、あらゆる負荷に対して安定した高出力を実現。低出力インピーダンスとの相乗効果で、瞬発力・スピード感・明瞭度・ダイナミクスを高めている。

 ボルダーが1年をかけて再設計した自動バイアスシステムを備えた「Smart Current output stage」を搭載。従来の「スライディングAバイアス」方式をさらに進化させ、スピーカーの消費電流を継続的に監視し、必要に応じてバイアスを自動調整してくれる。

画像2: ボルダーから、モノーラル・パワーアンプ「1151」が3月に発売。8Ω時350W、4Ω時600W、2Ω時750Wのピークパワーを供給する

「1151 MONO POWER AMPLIFIER」の主なスペック

●連続パワー(8Ω、4Ω、2Ω):250W
●ピークパワー:350W(8Ω)、600(4Ω)、750W(2Ω)
●周波数特性:20Hz〜20kHz(+0.00、-0.04 dB)、0.015z〜150kHz(-3dB)
●ゲイン:26dB
●入力インピーダンス:200kΩ(バランス)、100kΩ(アンバランス)
●接続端子:バランス端子(XLR)×2 ※2番ホット
●スビーカー端子:6mmスペードラグ対応
●消費電力:10W(スタンバイ時)、60W(アイドリング時)、800W(最大出力時)
●寸法/質量:W457×H183×D417mm/24.5kg

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