オーディオテクニカは、世界的なアナログ体験の価値の高まりを受け、2025年3月6日より音楽の新しいアナログ体験をつくるプログラム「analog ～ naturally」を開始すると発表。特設サイトをオープンする。
▼プログラム特設サイト
同社では、創業以来、アナログが人間の感性であり、人間らしさこそが豊かさの根源であるとする独自の「アナログ」観を培ってきており、2022年に創業60周年を迎えたことを機に、「もっと、アナログになっていく。」という企業ブランドメッセージを制定。その想いを、『人間中心の考え方である「アナログ」を、時代を超えて追求していくことが、音を愛するすべての人々に感動を提供する私たちの使命であり、100年企業を目指す姿勢として相応しい』というコメントに込めている。
一方で、世界中でアナログレコードの売上が伸び続け、音楽をアナログで楽しむためのレコードプレーヤーやカートリッジといった製品が活況を呈しており、レコードを聞くことを通じて、物理的にメディアに触れ、針を落とし、ターンテーブルの上で回転させて音に向き合う、というアナログ体験が味わえるようにもなっている。
昨今のデジタルの浸透により、誰もがいつでもどこでも自由に音楽を楽しめるようになった一方で、レコードで音を楽しむ体験がユーザーから求められていることは、その瞬間にしか味わえないアナログ体験の価値が世界中で高まっていることを示していると、同社は考えているそうだ。
そうした“アナログ体験の価値”が高まる中、オーディオテクニカでは、同社が追求する「アナログ」の新たな可能性を提案していくプログラム「analog ～ naturally」をスタートさせる。音楽が、耳を傾ける人とそこにある空間にいかに作用するのか。これまで培った技術と知見を活用し、聴覚だけにとどまらない、新しい体験を届けたい、としている。
そして、本プログラムの第一弾として、2025年4月7日?13日の7日間、世界最大のデザインの祭典「ミラノデザインウィーク」に初出展することを発表した。同社が大切にするアナログの価値を、リアルな体験として世界に発信することがプログラムのスタート。レコードを聴くことで得られる身体的感覚、音楽のアナログ体験が人間の感性をいかに刺激するかを表現したインスタレーションで、世界中に発信していく、としている。
●「ミラノデザインウィーク」出展情報
開催期間：2025年4月7日～13日
4月7日 プレスデー（15：00～20：00）
4月8日～13日 一般公開（10：00～20：00/最終日は18:00まで）
※4月9日の17：00～20：00は、参加フリーのカクテルパーティーを開催予定
会場：ROSSIGINOLI
住所：Corso Garibaldi,71 Moscova,Milano
また、本プログラムの第二弾として、アナログ音楽の新しい体験を提供する新製品を開発しているそうで、それは2025年中に発売予定という。同機については、初出展のミラノデザインウィークのオーディオテクニカブースにて、世界初公開する予定という。
加えて、本プログラムのパートナーとして、モデル、俳優、DJ、としてマルチに活躍する大平修蔵（おおひら しゅうぞう）氏が参画。デジタルネイティブ世代の代表である氏をプログラムパートナーに迎えることで、デジタル全盛の今、アナログの価値を分かりやすく発信していく、としている。
●大平修蔵 プロフィール
2001年神奈川県生まれ。俳優、モデル、DJ、NZに留学経験があり、英語堪能
2020年に始めたTikTokで注目され、フォロワーは760万人、SNS総フォロワー数は約1000万人となる。Forbes JAPAN 30 UNDER 30 2022「日本発未来を変える30歳未満」への選抜や、大手PR会社サニーサイドアップ社のマーケティングプロデューサーに就任するなど、経済界へも影響を与える。2024年8月に中国北京拠点エージェントRYCE ENTERTAINMENTとアーティスト、DJ、モデルとして契約を発表、アジア進出を目指す。
●ミラノデザインウィークとは
毎年4月にイタリア・ミラノで開かれる、世界最大規模のデザインの祭典。ロー・フィエラミラノ（Fiera Milano,Rho）会場で開催される世界最大規模の国際家具見本市「ミラノサローネ（サローネ・デル・モビール・ミラノ / Salone del Mobile.Milano）」と、ミラノ市内で開催され、企業やデザイナーの出展やイベントが行なわれる「フォーリサローネ（Fuorisalone）」をあわせた総称となる。2025年は4月7日から13日の期間で開催される予定。
