パナソニックは、LUMIX(ルミックス)ブランドの新製品としてデジタル一眼カメラ「S1R II」を発売する。

●カメラボディ:DC-S1RM2 市場想定価格¥475,000前後
●ズームレンズキット:DC-S1RM2M 市場想定価格¥594,000前後(S-R24105付属)
●バッテリーグリップ:DMW-BG2 市場想定価格¥38,000前後

画像1: ルミックスが小型・軽量のデジタル一眼「S1R II」をリリース。1億7700万画素の超高精細静止画や8K動画の撮影にも対応し、“写真も映像も、思いのままに” 切り撮ることができる

 ルミックスのSシリーズは、“写真も映像も、思いのままに” をキーワードに、クリエイターの創造性を高めるためのアイテムとして、2018年の誕生以来様々な製品が登場してきた。新製品のS1R IIは、プロ写真家、プロ動画クリエイター、さらに人物や乗り物などのアマチュアまで幅広いユーザーに使ってもらえる製品として、小型・軽量化を実現したモデルだ。

 イメージセンサーには新開発された4430万画素の裏面照射型CMOSタイプを搭載。高速読み出しにも対応し、自然で高精細な描写が可能という。このイメージセンサーにL2テクノロジー搭載エンジンを組み合わせることで、豊かな色彩表現や広ダイナミックレンジ、低ノイズでの撮影も可能になっている。

 さらにセンサーをずらして連続自動撮影を行い、合成処理を行うことで高解像画像を生成できるハイレゾモードにも対応。4430万画素の4倍、1億7700万画素での記録を可能にしている(RAW/JPEG記録、RAW現像に対応)。手持ちでのハイレゾ撮影も可能なので、三脚が持ち込めない環境でも高品質な画像を撮影できるそうだ。

画像2: ルミックスが小型・軽量のデジタル一眼「S1R II」をリリース。1億7700万画素の超高精細静止画や8K動画の撮影にも対応し、“写真も映像も、思いのままに” 切り撮ることができる

 連写撮影では新たに「H+」(ハイスピードプラス)モードも追加され、動いている被写体の撮影に適したAFCモードで10fps(12ビット)、9fps(14ビット)での撮影も可能とのことだ。

 リアルタイムAFは人物の瞳や顔認識の精度が向上、被写体が動いていたり、顔の一部が隠れた状態でも、より正確に目や顔にピントを合わせられるようになった。AIを活用した追尾AF(オートフォーカス)モードも進化し、被写体がフレームから外れたり、複数の人物が入れ替わるような場合にも、設定した被写体を正確にトレースしてくれる。なおこの機能では被写体の上半身を検出対象にしているそうだ。

 手ぶれ補正も進化し、アクティブI.S.テクノロジーを採用。走って撮影した場合などの大きな手ブレの補正はもちろん、新たに搭載された広角撮影用クロップレスモードでは、手ぶれ補正のオン/オフに関係なく同じ画角での撮影ができるようになっている。

 そこでは、光学手ブレ機能とデジタル処理(これまで使っていなかった画像を活用する)の組み合わせで、周辺まで情報欠落のない手ぶれ補正映像を実現している。なお本機能を使うには、ルミックスのSシリーズレンズと組み合わせる必要があるそうだ。

画像: メニュー画面から、動画撮影時の画素数やフレームレート(30p、24p)を設定する

メニュー画面から、動画撮影時の画素数やフレームレート(30p、24p)を設定する

画像: 動画記録フォーマットはMP4、MOV、ProResから選択可能

動画記録フォーマットはMP4、MOV、ProResから選択可能

 動画では、ルミックスとして初めて8K撮影に対応している(24pと30p)。アスペクト比17:9の8.1K(水平8128✕垂直4288画素)、または16:9の8K(水平7680✕垂直4320画素)での収録が可能だ。記録フォーマットはMP4/MOV/ProResに対応済みという。担当者によると、8K撮影の記録時間に制限はなく、保存メディア(SDXCとCFexpress)の容量次第とのことだった。ただし本体の発熱などを考えると連続撮影は20分くらいまでがお薦めとのことだ。

 写真撮影テザーソフトの「Capture One」にもルミックス製品として初めて対応している。これにより撮影中のリアルタイム編集が可能になり、撮影チームメンバー間での情報共有が行えることで円滑な作業を実現するそうだ。

 またシナリオ作成から編集までサポートしてくれる「LUMIX Flow」アプリも使えるようになっている。このアプリではスマホ上で絵コンテを事前に作成でき、それに準じて撮影を進めることで撮り忘れ、アングルの間違いなども防止できるそうだ。また撮影した画像を自動的にコンテの順番でフォルダー分けして保存してくれるので、後からの編集もやりやすくなるだろう。

画像: フルサイズのHDMI端子も搭載。USB Type-CでPC等とつないで動画データの伝送もできる。記録メディア用にSDXCとCFexpressのダブルスロットも備えている

フルサイズのHDMI端子も搭載。USB Type-CでPC等とつないで動画データの伝送もできる。記録メディア用にSDXCとCFexpressのダブルスロットも備えている

 今回、S1R IIの発売を記念して、製品を購入のうえ応募してくれた方にバッテリーパック「DMW-BLK22」とバッテリーチャージャー「DMW-BTC15」をプレゼントするキャンペーンも実施される。対象機種はDC-SR1M2とDC-S1RM2Mで、購入期間は3月27日(木)〜5月11日(日)、応募締切は5月26日(月、消印有効)だ。

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