塚本晋也監督がミニシアターを撮る「街の小さな映画館」の第22回として、沖縄県那覇市の桜坂劇場の動画がYouTubeチャンネルにて公開された。

 「街の小さな映画館」は、2015年の『野火』初公開時に全国劇場行脚を行い、個性あふれるミニシアターの魅力に触れた塚本監督が、お世話になっている映画館を1館ずつ訪れ、ミニシアターの魅力を伝える動画を撮影する企画だ。コロナ禍をきっかけに「未曾有の事態の中格闘していらっしゃるミニシアター」に「エールを送らせていただきたい」との思いから始まった。劇場とのアポ取りから撮影・編集・YouTubeへのアップまで塚本監督自身が単独で行い、ロゴとイラストも描きおろしている。

 桜坂劇場は、閉館になった「桜坂シネコン琉映」を2005年7月に映画監督の中江裕司氏らが復活させた劇場。映画上映だけでなく、ライブイベントや演劇、ファッションショーなども開催し、カフェ「さんご座」とショップ「ふくら舎」も併設されている。「桜坂市民大学」では100以上の体験型ワークショップの講座を開講するなど、地域のエンタテインメントの拠点となっているそうだ。

 公開された動画では、シーサーが守る入口、書籍・漫画・DVDのみならず、石や器、工芸品などの多彩な品々が並んだセレクトショップ、映写室などを辿っている。インタビューでは代表の中江裕司氏と支配人の下地久美子氏が地域の歴史と劇場名の由来、「映画館」ではなく「劇場」である意味、文化を享受する場としての多種多様な取り組み、沖縄の方言「うちなーぐち」を次世代に伝えていく構想などを語る。※改装のため撮影時と内装が変わっています。

「街の小さな映画館」第22回 桜坂劇場

画像: - YouTube youtu.be

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【塚本監督から御成座へのコメント】

沖縄に行くたび立ち寄りたくなる劇場。
広いロビーには魅力的な沖縄産のグッズや各地から取り寄せたさまざまな物が置かれ、落ち着くカフェもある。
いつ訪れても沖縄の柔らかい空気が流れている。
さまざまなワークショップが行われ、この先も色々な計画が待っているそうです。
なんと緊縛ショーワークショップもあったそうだ。

桜坂劇場
●住所:沖縄県那覇市牧志3-6-10 Tel:098-860-9555●座席数:ホールA・291席、ホールB・100席、ホールC・80席、ホール+・20席

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