605号室は、多くのブランドの展示が並んでいる。そのひとつ、Questyle JapanのBluetoothトランスミッター「QCC Dongel」(¥6,000前後、税込)と「QCC Dongel Pro」(¥10,000前後、税込)も完全ワイヤレスイヤホン愛好家には注目のアイテムだろう。
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USB Type-Cコネクターを搭載したスマホやDAPにつないで使える
どちらもUSB Type-CコネクターでDAPやスマホに取り付け、Bluetoothのロスレスコーデックでの再生を可能にしてくれる。QCC DongelはaptX、aptX HD、aptX Adaptive、LE Audioに、QCC Dongel Proではそれに加えてLDACでの伝送に対応している。
iPhoneはLDACの伝送に対応していないので、これまではイヤホンがLDAC対応であってもAACでしか楽しめなかった。そういった場合でもQCC DongelやQCC Dongel Proを使えばaptXやLDACを活用できるようになるわけだ。両モデルとも3月後半発売予定とのことで、リリースを楽しみに待ちたい。
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DEKONI AUDIOのENSEMBLE CABELS
宮地商会のブースでは、DEKONI AUDIOのENSEMBLE CABELSが注目だった。これはMCS(モジュラーケーブルシステム)という原理を採用したもので、ケーブルを再生機器側とヘッドホン側に分け、必要なコネクターを組み合わせることで自分にぴったりのケーブルが選べるもの。プレーヤー側は4.4mmバランスと6.3mmアンバランス、ヘッドホン側は3.5mm、HD600用、MiniXLR用がラインナップされている。価格はそれぞれ¥9,900〜(税込)。
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RHAPSODIO「Montage」
またRHAPSODIOの高級イヤホン「Montage」も参考出品されていた。こちらは3DD+4BA+2ESTの8ドライバー構成で、45万円後で3月頃の発売を予定している
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「D8000 DC」や「D8000 DC Pro Edition」は相変わらずの人気
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Sシリーズの「S5000」と「S4000」。右奥がDITAの「Mecha」
finalのブースは、フラッグシップヘッドホン「D8000 DC」(¥548,000、税込)、「D8000 DC Pro Edition」(¥598,000、税込)や小型イヤホンの「S5000」(¥54,800、税込)、「S4000」(¥44,800、税込)、DITAのIEM「Mecha」(¥158,000、税込)といったモデルを一堂に並べ、それぞれを試聴できるようになっていた。いずれも発売済みだが、実際にそのサウンドを体験できる機会が少なかったこともあり、気になる製品をチェックしようという方も多かったようだ。なお、パーツ(素材)入手の関係で生産終了となっている有線イヤホンのフラッグシップ「A8000」を継ぐ、新たなフラッグシップを開発中という。加えて、スタッフよりポータブルアンプも開発中、という言を得た。
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エバーソロMDP-A10と組み合わせて、ZMFの「Caldera」を視聴可能
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「Caldera Closed」はZidooのUHD8000との組み合わせ
ブライトーンブースでは、ZMFの平面ドライバー搭載ヘッドホン「Caldera」(¥649,000、税込)や「Caldera Closed」(¥649,000、税込)をEversoloのネットワークプレーヤー「DMP-A10」(¥770,000、税込、3月31日までのキャンペーン価格)や、Zidoo「UHD8000」(¥330,000、税込)と組み合わせてデモを行っていた(別途ヘッドホンアンプも使用)。ソースにはQobuzを使い、試聴希望者はタブレットで検索しながら、思い思いに自分のお気に入り音源を楽しんでいた。