海外盤発売情報
米国盤『コンスタンティン』2025年2月18日リリース
CONSTANTINE - 4K UHD BLU-RAY with DOLBY ATMOS
4K DIGITAL RESTORATION
ワーナーから届いた4K UHD BLU-R『コンスタンティン』(2005)リリース・アナウンス。監督フランシス・ローレンス監修・承認による、35mmオリジナルカメラネガからの最新4Kデジタルレストア/HDRグレード版。HDRはHDR10 only。リミックス・ドルビーアトモス・サウンドトラック収録。4Kレストア/HDRグレードはワーナー・ブラザース・ディスカバリーのMPI(Motion Picture Imaging)が担当。アトモス・リミックスは本作の音響効果編集者でもあるリックリー・W・ダムが務めている。パッケージはスタンダード版とスチールブック版の2バージョン。また同時期リリースのUK UHD BLU-RAYは特典同梱のスチールブック限定コレクターズ版となる(スタンダード版もリリース)。
天国と地獄のエージェント
幼少時から強い霊力を持つジョン・コンスタンティンは、いまは人間界に棲むハーフ・ブリード(半天使半悪魔)の駆除を生業とする超常現象探偵だ。チェーンスモーカーで進行性末期肺ガンを患った彼は、かつての自殺未遂により神から自殺者の判断を下され、死後の地獄堕ちが決定している。そんな冷笑的で厭世的なコンスタンティンが、ワケあり女性警官アンジェラとチームを組んで危険な捜査を繰り広げ、やがて悪魔と天使が実在する地下世界へと入り込んでいく。
DCコミックス刊行のアメリカンコミック『ヘルブレイザー』を下敷きに、本作で長編監督デビューを果たした『アイ・アム・レジェンド』『ハンガー・ゲーム2』のフランシス・ローレンスが演出。主演は『マトリックス』シリーズ以来のアクション映画出演となるキアヌ・リーヴス。共演はのちにオスカー女優となるレイチェル・ワイズとティルダ・スウィントン、さらにシャイア・ラブーフ、ジャイモン・フンスー、ピーター・ストーメアらの名前が並ぶという豪華な顔ぶれ。
撮影は『リバー・ランズ・スルー・イット(オスカー受賞)』『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』のフィリップ・ルースロ。パナビジョン・パナフレックス/スーパー35方式/アナモフィック撮影。
フランス生まれのルースロは、60年代後半に名撮影監督ネストール・アルメンドロスに師事。1969年『地上の輝き』で撮影監督デビューするが、70年代半ばまでアルメンドロス作品のアシスタントやカメラオペレートに従事している。彼の名を一躍知らしめたのは1977年『ペパーミントソーダ』。80年代になると『ディーバ』『溝の中の月』で名を残し、『エメラルド・フォレスト』でアメリカ映画デビューを果たしている。90年代には『危険な関係』『ヘンリー&ジューン/私が愛した男と女』や前述の2作品、フランス映画の大作『王妃マルゴ』などの撮影で世界的な知名度を決定的なものにしている。監督の要求に応じた彼のスタイルは、シンプルで控えめなライティングで構築する審美的な明暗法が特徴だ。ティム・バートンのCG/VFX作品での撮影を経て、本作の撮影を担当、CG/VFX作品の撮影監督を務める割合も多くなっている。
音楽は『ワイルド・スピード』シリーズのブライアン・タイラー、『K-19』のクラウス・バデルト。音響エンジニアは『ノーカントリー』『ゼロ・グラビティ(オスカー受賞)』のスキップ・リーヴセイ(音響編集)『マトリックス』『マッドマックス 怒りのデス・ロード』ほか3度のオスカーに輝くグレッグ・ルドロフ(リレコーディングミキサー)『マトリックス(オスカー受賞)』『父親たちの星条旗』のデヴィッド・E・キャンベル(同)。
もともとは人気の若手作曲家ブライアン・タイラーのソロプロジェクトだった。文字通り「地獄の門を開け放つ」音楽を期待されたタイラーにとって、不運なことに奈落の底から現れたのはドイツ人作曲家クラウス・バデルトだった。彼はワーナー・ブラザーズによって土壇場で招聘され、オリジナルのオーケストラ音楽に現代的なエレクトロニック音楽を大量に取り入れて和らげた。これは間違いなく、この映画を10代の男性層にもっとアピールするためだった。バデルトに失礼な言い方をしたくはないが、タイラーの音楽がそのまま残されなかったのは非常に残念だ。その素晴らしいオーケストラと合唱団の力で、長く名高い音楽ジャンルへの立派な参入となったかもしれないのに。(音楽評論家ジョナサン・ブロクストン)
SPECIAL FEATURES
- NEW 4K RESTORATION OF THE FILM - The 4K restoration of Constantine was completed at Warner Bros. Discovery's Motion Picture Imaging (MPI) and was sourced from the original camera negative. The restoration was overseen by director Francis Lawrence.
- HDR PRESENTATION OF THE FILM
- NEW Feature – Two Decades of Damnation
- Audio Commentaries
- Channeling Constantine
- Conjuring Constantine
- Holy Relics
- Shotgun Shootout
- Hellscape
- Warrior Wings
- Unholy Abduction
- Foresight" The Power of Pre-Visualization
- A Writer's Vision
- Director's Confessional
- Demon Face
FILM & DISC SPECS
タイトル | コンスタンティン |
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年 | 2005 |
監督 | フランシス・ローレンス |
製作 | ロレンツォ・ディボナヴェンチュラ アキヴァ・ゴールズマン ベンジャミン・メルニカー ローレン・シュラー・ドナー アーウィン・ストフ マイケル・E・ウスラン |
製作総指揮 | ギルバート・アドラー マイケル・アグィラー |
脚本 | ケヴィン・ブロドビン フランク・カペロ 《原作》ジェイミー・デラノ ガース・エニス |
撮影 | フィリップ・ルースロ |
音楽 | ブライアン・タイラー クラウス・バデルト |
出演 | キアヌ・リーヴス レイチェル・ワイズ シャイア・ラブーフ ジャイモン・フンスー マックス・ベイカー プルイット・テイラー・ヴィンス ティルダ・スウィントン ギャヴィン・ロズデイル ピーター・ストーメア ホセ・ズニーガ |
Title | CONSTANTINE |
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Released | Feb 18, 2025 (from Warner Bros.) |
SRP | $29.49, $29.96 |
Run Time | 121min |
Codec | HEVC / H.265 (Resolution: Native 4K / DOLBY VISION / HDR10 compatible) |
Aspect Ratio | 2.39:1 |
Audio Formats | English Dolby Atmos (48kHz / 24bit / Dolby TrueHD 7.1 compatible), Spanish Dolby Digital 5.1, French Dolby Digital 5.1 ※other format(s) TBA |
Subtitles | English SDH, French, Spanish ※other subtitle(s) TBA |
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