一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)が主催するメディア総合イベント「Inter BEE 2024」が、本日より幕張メッセで開幕した(11月13日~15日まで)。
同会は、今回で記念の60回目を迎えるそうで、展示内容も多岐にわたり、音響、映像、放送、ライブエンターテインメント、ライティング、通信・配信関連等のプロフェッショナルはもとより、幅広い分野の技術者・クリエイター・ステークホルダーが一堂に会するという。
開催規模については、出展者数1,058社/団体、出展小間数1,811小間で、展示は「プロオーディオ部門」、「エンターテインメント/ライティング部門」、「映像制作/放送関連機材部門」、「メディア・ソリューション部門」の4部門にて構成されている。ここでは、ステレオサウンドONLINE編集部が気になった展示・製品を紹介したい。
インタービーエクスペリエンス
さて最初は、会場の一番端っこ、「プロオーディオ部門」のさらに端っこにある、各社のヘッドホンやマイクを一堂に展示する「INTER BEE EXPERIENCE」から紹介したい。ここではアユート、スタックス、オーディオテクニカ、ヤマハミュージックジャパン、ジェネレックジャパン、ローランドがブースを構え、該当製品を試聴・運用可能な状態で展示していた。
アユートではULTRASONEの「Signature FUSION」が注目。9月に発売されたばかりの製品で、販売は好調という。展示は密閉型だったが、開発中という開放型もこっそりと持ち込まれていた。
STAXではいつも通り、ラインナップする製品を一堂に集めての展示・試聴を展開しており、中でも最新の「SRS-X1000」はその手ごろな価格から注目を集めていた。
オーディオテクニカでは、エントリータイプの2種類のマイクに注目。写真右はコンデンサータイプの「AT2020」。シリーズ累計で200万台のセールスを記録している人気モデル。左はダイナミックタイプの「AT2040」。価格はともに¥14,520で、歌唱用(2020)、トーク用(2040)で使い分けてほしいとのことだ。
ヤマハミュージックジャパンでは、モニターへドホン「MT5」「MT7」「MT8」を展示。中でもMT5は発売から8年ほど経つロングライフモデルとなるが、長く人気を博しているという。
ヤマハミュージックジャパン
ヤマハミュージックジャパンでは別途専用ブースも構えており、そこでの注目は発表されたばかりのオーディオインターフェイスカード「PY-64-D」。デジタルミキシングコンソール「DM7」シリーズ用の拡張ボードで、デジタルオーディオネットワークシステムDanteに対応するのが特徴となる。