TVS REGZAから、ブランド初のゲーミングモニターが2モデル発表された。サブブランド名はそのまま「REGZA GAMING MONITOR」となり、23.8型と27型の2ラインを揃え、11月22日より順次発売される。

画像1: REGZAがゲーミング市場に参入。ゲーミングモニターの第一弾として「RM-G276N」「RM-G245N」の2モデルを11月22日より順次投入

REGZA GAMING MONITOR
「RM-G276N」 オープン価格(想定市場価格¥50,600前後) 12月下旬発売
「RM-G245N」 オープン価格(想定市場価格¥25,300前後) 11月22日発売

 近年では、テレビ(ディスプレイ)はテレビ放送を見るだけでなく、スマートフォンの映像をキャストして大画面で楽しんだり、映像配信サービスを観るなど、映像を映し出すデバイスとしての需要は高まってきているという。そうした背景を受けTVS REGZAでは、大きな盛り上がりを見せているゲーミング市場に新たに参入。今回、ゲーミングに特化した2モデルを投入することになった。

 発表会で説明に当たった、 TVS REGZA株式会社 取締役副社長の石橋泰博氏は、「社名のTVSは、トータル・ビジュアル・ソリューションを意味しています。つまり、映像コンテンツの多様化に合わせて、それぞれのコンテンツに最適化したデバイスを提供し(ソリューション)、最高のエンターテイメント体験を味わってほしい。そこで、自社の持つ映像処理技術・ノウハウを活かして、よりリアルなゲーム体験を提供したい。それを目指して新製品を投入します」と自信たっぷりに語っていた。

画像2: REGZAがゲーミング市場に参入。ゲーミングモニターの第一弾として「RM-G276N」「RM-G245N」の2モデルを11月22日より順次投入

 さて、今回投入されるのは23.8型と27型の2モデルであり、23.8型は主にFPS用途に、27型はそのFPSを含め、ゲーム全般をカバーする、ということだ。

 ともに視野角の広いIPSパネルを搭載(応答速度の速いFast IPSとなる)し、リフレッシュレートについては27型では240Hzを、23.8型では180Hzを実現。応答速度はともに1ms(GTG)となり、ブレの少ないクリアな映像が楽しめるとしている。解像度は27型がWQHD(2560×1440)、23.8型はフルHDだ。

 スペック面では、ともにHDR10に対応し、27型は輝度340cd/m2、23.8型は280cd/m2というスペックを有し、高コントラストで、煌めき感のある映像の再現が可能。特にFPSで重宝する暗部の視認性(明るくする)を高めてくれる「暗部強調機能」も装備する。照準マーク(クロスヘア)表示のオンオフ機能もあり。色再現については、sRGBカバー率99%となっていて、色鮮やかな映像が楽しめるようになっている。チルトにも対応する。なお、27型のみ2W+2Wのステレオスピーカーを内蔵する。

画像3: REGZAがゲーミング市場に参入。ゲーミングモニターの第一弾として「RM-G276N」「RM-G245N」の2モデルを11月22日より順次投入
画像4: REGZAがゲーミング市場に参入。ゲーミングモニターの第一弾として「RM-G276N」「RM-G245N」の2モデルを11月22日より順次投入

 短い時間ながらサンプルを観る機会があったので、簡潔に紹介すると、sRGBカバー率99%というパネルスペックと、TVS REGZAの映像エンジン(映像処理回路)の組み合わせのおかげで、煌めき感にあふれるコントラストの高い映像を観ることができた。視野角もIPSパネルだけあって、頑張っている(一人用モニターなので、横から見ることも少ないと思うが)。リフレッシュレートが高い分、映像のブレや残像はない。

 気になったのは、リモコンがないこと、ゲームでよく使うメニューをワンタッチで表示できないこと、真っ黒な筐体で他社との見た目の区別がつきにくいところ、といったあたり。ただし、市場投入第一弾となることもあり、担当者もユーザーのフィードバックを待ちたい、ということなので、製品が進化していく様子を見守りたいと思う。

画像5: REGZAがゲーミング市場に参入。ゲーミングモニターの第一弾として「RM-G276N」「RM-G245N」の2モデルを11月22日より順次投入

This article is a sponsored article by
''.