韓国発のWEBコミックで、日本ではLINEマンガで2018年8月から連載が始まり、国内累計閲覧数で7000万views(2024年8月時点)を越える人気作品! 世界8カ国語で配信され、全世界で累計閲覧数9.8億views(2024年6月時点)を記録。2019年にはイム・シワン、イ・ドンウクという韓国2大スターで連続ドラマ化され、その年の話題作となる。
映画『他人は地獄だ』は、そんな超モンスター原作を日本における完全ローカライズしながらも原作のエッセンスは純度の高い形で抽出、緊張感あふれる日本のサスペンスホラーとして2024年11月15日(金)よりグランドシネマサンシャイン 池袋、イオンシネマほか全国公開される。
この度、映画の完成を記念して八村倫太郎(WATWING)、栁俊太郎、岡田結実、児玉和土監督が登壇する完成披露舞台挨拶が行なわれた。
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映画『他人は地獄だ』(11月15日公開)の完成披露舞台挨拶が10月24日、東京・グランドシネマサンシャイン池袋で行なわれ、W主演の八村倫太郎(WATWING)、栁俊太郎、共演の岡田結実、メガホンを取った児玉和土監督が登壇した。
原作は、韓国発のWEBコミックで、日本ではLINEマンガで2018年8月から連載が始まり、国内累計閲覧数で7000万views(2024年8?時点)を越える人気作品で、世界8カ国語で配信され、全世界で累計閲覧数9.8 億views(2024年6月時点)を記録。2019年にはイム・シワン、イ・ドンウクという韓国2大スターで連続ドラマ化され、その年の話題作となった。
映画『他人は地獄だ』は、そんな超モンスター原作を日本における完全ローカライズしながらも原作のエッセンスは純度の高い形で抽出し、緊張感あふれる日本のサスペンスホラーとなっている。
そんな本作がお披露目される心境を尋ねられると、地方より上京してきたユウ役を演じる八村は「ついこの間に撮って、いま目の前にみなさんがいて、これから流れるというのが想像もつかないくらいのスピード感なんですけど、そのスピード感も自分の中ですごく新鮮です」と目を輝かせ、「初主演でやらせてもらったんですけど、僕はホラーが苦手なんですよ。だから自分がその世界の中にちゃんと溶け込んでいるのか不安なんですけど、すごく面白い話になっていると思いますので、今はみなさんの反応が楽しみだなというのが素直な気持ちです」と吐露。
シェアハウス「方舟」の住人たちのリーダー的存在であるキリシマ役を演じる栁は「自分が怖がらせる側だと、正直な話、まったく怖いと思わなくて、みなさんに見ていただいて反応が返ってくるまで(良し悪しが)わからないのでめっちゃ怖いんですけど、監督を信じているし、周りの役者のみんなは『完璧だったと思うから自信持って』って言ってくれるので…」と一刻も早く本作の感想を聞きたい様子だった。
一方、本作に対する手応えを聞かれた児玉監督は「こちらの原作はすでに韓国でドラマ化されておりまして、そのプレッシャーもかなりありました。お隣の国ではあるんですけど文化も違うので、どうやって日本にローカライズするかという難しい部分もあったんですけど、日本の新しい『他人は地獄だ』をやり遂げることができたんじゃないかなと思っております」と手応えをにじませた。
また、原作のヨンキ氏から「映画『他人は地獄だ』が上映されることになり、大変嬉しく、感謝の思いでいっぱいです。すでに韓国でドラマ化されたことのある作品なので、映画版『他人は地獄だ』ならではの差別ポイントや個性を期待していました。キャスティングされた俳優の皆さんの演技もとても印象的でしたし、韓国で制作したドラマに劣らず私がイメージしていたキャラクターとのシンクロ率も高くて、感嘆いたしました。日本はホラージャンルに特に強い国であると考えているので、原作のダークな雰囲気を200%以上具現してくれるだろうと期待しております。日本の原作ファンはもちろん、原作を知らない方々にも映画を鑑賞していただき、印象に深く残る思い出の映画になってほしいです。私もイチ観客として、楽しみながら映画を観たいと思います。映画制作に参加して下さった全ての方々に、改めて感謝申し上げます。『他人は地獄だ』の日本上映を心よりお祝い申し上げます」とのコメントと、本作のメインビジュアルをもとに描いたイラストがお披露目される一幕も。
同コメントを受け、児玉監督は「日本でやるということで、(原作とは)大きく乖離したところもあります。それについてはヨンキ先生にも快諾していただきまして、大変感謝しております。ヨンキ先生にも見ていただいて、どんな感想をいただけるのか非常に楽しみです」と期待に胸を躍らせ、ヒロインでユウの恋人・メグミ役を演じる岡田は「ヨンキ先生の期待に応えられる作品になっているんじゃないかなと思います! みなさんが一所懸命やった成果を、このあとみなさんに見ていただけるのが嬉しいです」と声を弾ませた。
続けて、イラストを見た感想を聞かれた八村は、学生時代に原作漫画を読んだが、怖くて途中で挫折したことを明かし「だけど、インパクトが強くて記憶には残っていたので、お話がきたときはそれが繋がって“俺がやるんだ!”って思ったんですけど、怖いと思っていたその世界に自分が入れているか今も不安なんですけど、こうして絵になると……なんかいいっすね! 原作の先生に描いてもらうって贅沢なことだなと思います」と喜び、栁は「超貴重な経験なんですけど…俺こんな顔してたっけな(笑)」と苦笑。八村から「これっすよ、マジで。超怖いっすよ」と声が飛ぶと、栁は「(役のイメージを崩さないように)今日しゃべらないほうが“なんだあいつ”ってなって、映画を見て“うわーっ”ってなるかなって思ったけど、もう普段の俺がバレちゃったね。忘れてください、一旦」とお願いして会場の笑いを誘った。
改めて、映画初主演を果たした八村は、これまでの撮影との違いを聞かれると「台本を読んだときもずっと僕なんですよ。それはありがたいなと思いつつも不安でいっぱいでしたね」と回顧し、「描写も想像がつかないものばかりだったんですけど、みなさんに支えていただいて、相談もさせていただきましたし、監督からもらった『そのままでいいですよ』って言葉に救われて、肩の荷がおりた気持ちで臨めました。お二人をはじめ、温かく懐の大きい方たちばかりだったので、支えていただきながらなんとかやれたかなと思います」と感慨深げに語った。
一方、栁は和気あいあいと楽しく撮影できたといい「倫太郎が最初に意気込んでいたのを感じて、みんなをまとめようとしてくれていたんですよ。それがかわいいし、“そんなに頑張らなくてもいいんだぜ”、“俺ら大人だし、むしろこっちがフォローしてやるよ”って気持ちでいたけど、なんか背負っていたからほっこりしました」と八村の肩をポンポンと叩きながら話し、栁の入り時間が遅かった日に、八村がずっとしょんぼりしていたとスタッフから聞いたことがあったそうで「俺が行ったら『俊さ~ん!』って来てくれるんですよ。かわいいなと思って」と目尻を下げた。
さらに、本作に参加しての感想を求められた岡田は、八村とのシーンが多かったそうで「栁さんがおっしゃっていた通り、盛り上げようと頑張ってくれていて(笑)」と打ち明けて会場を沸かせ、「ちょっと待って。『盛り上げようと頑張っていた』って言ったら無理してるみたいになるじゃん」と突っ込む八村を横目に、岡田は「休憩中とかも暗くなりがちになることがあって、そういうときに歌って踊ってくれたんですよ。『藤井風さんのアレを踊ってよ』って言うと、『俺はダンスが好きだけど、顔で踊っちゃうんだよね』って」と続け、「どんな感じでやってましたっけ?」と同踊りを披露せざるを得ない空気を作り、観客からも盛大な拍手が起こると、八村は「最悪だ…」と頭を抱えつつ、藤井風の『まつり』を歌いながら顔で踊ってみせた。
そして、本作のタイトルにちなみ、“これまでに体験した地獄と感じたこと”を尋ねられると、真っ先に挙手した八村は「さっきです。絶対にさっき」と顔で踊ったことを後悔して爆笑をさらい、踊らせた岡田も「さっきのを見てるときですかね(笑)」と笑顔を見せた。
最後に、コメントを求められると、八村は「はじめは不安でいっぱいだったんですけど、すてきなみなさんのおかげで乗り越えられたなと思っています。早くみなさんの感想が聞ければなと思っていますし、主題歌(『HELL FIRE』)もWATWINGのみんなと協力して作って、実際に演じた自分が世界観を作れるところではあったので、主題歌と合わせて『他人は地獄だ』の世界観に浸かっていただければなと思います」とアピールし、栁は「みんなで全力を尽くして不気味なものを作ろうというそのエネルギーって凄まじくて、それが1つの作品になって感慨深いんですけど、とりあえず見たあとは夜とか気をつけてください」と不敵な笑みを浮かべ、観客を震え上がらせた。
映画『他人は地獄だ』
11月15日(金)よりグランドシネマサンシャイン 池袋、イオンシネマほか全国公開
<CAST・STAFF>
【原作】『他人は地獄だ』ヨンキ(「LINEマンガ」連載)
【出演】八村倫太郎(WATWING) 栁俊太郎 岡田結実 三浦健人 青木さやか 大倉空人 鈴木武 松角洋平 星耕介 日比美思 大野泰広 本多遼 / 濱津隆之 萩原聖人 ほか
【監督・脚本】児玉和土
【主題歌】「HELL FIRE」 WATWING
【配給】イオンエンターテイメント
【企画製作】映画「他人は地獄だ」製作委員会
(C)ヨンキ/LINE Digital Frontier・2024 映画「他人は地獄だ」製作委員会