ノアから、アメリカ/クラウディオ社の新製品として、同社初となるアナログ・ターンテーブル「Magnezar」が、8月8日に発売される。価格は下記の通り。

「Magnezar/ARM-AP12搭載モデル」 ¥17,875,000(税込)
「Magnezar/アームレス」※1 ¥15,620,000(税込)
「Magnezar/アームレス」※2 ¥15,400,000(税込)
※1:ARM-AP12以外のトーンアームを搭載する場合
※2:既にお持ちのARM-AP12を搭載する場合

画像1: クラウディオ初のアナログ・ターンテーブル「Magnezar」が8月に発売。東京インターナショナルオーディオショウでの展示も

 今回発表のMagnezarは、昨年の『2023東京インターナショナルオーディオショウ』にてプロトモデルが参考出品され、多くのオーディオファイルの注目を集めた製品。クラウディオではこれまで、アナログ再生への究極なまでの拘りと研鑽を積んだ製品を多数発売してきており、Magnezarは、その到達点と言える完成度を備えているという。

 強力なマグネットによるプラッター・フローティング機構、レコード盤とプラッターを一体化させるディスク・クランプ・システムといった唯一無二の独創的な構造と、音溝を正確にトレースする独自のリニアトラッキング・トーンアームによるシステムは、アナログレコードの魅力を最大限に引き出す、と謳っている。

 なお、本機は来る7月26日~28日に開催予定の『2024東京インターナショナルオーディオショウ』のノアブースにて披露されるそうだ。

Magnezarの主な特徴
■唯一無二で理想的な構造
かつて無いコンセプトと機能性を実現するために、同社の技術力のさらなる限界を追求して開発されたターンテーブルが、Magnezar(マグネザー)となる。アルミ削り出し成型によるキャビネットはひじょうに高い剛性を確保し、特許出願中の独自技術により、プラッターは永久磁石で浮遊しているという。回転の安定性を高めるための独創的な構造、日常使用を想定した利便性や安全性、すべてを合理的に一筐体に収め、アフターメンテナンス性にも配慮した究極のターンテーブルにまとめられている。

■正確な回転を実現する「ダイレクト・ドライブ方式」
起動トルクは5N/m(0.5kg/m)とひじょうに強力。駆動方式は高トルクを誇る自社開発ダイレクト・ドライブモーター、10MHzのクロックを搭載することで、正確な回転を実現。プラッターは、アルマイト処理を施したアルミニウム製であり、剛性と耐久性に優れる仕様に。一般的なダイレクト・ドライブ方式に見られるコギングの影響は、約20kgというプラッター質量による慣性モーメントにより、影響を受けることなく正確に回転するようになっている。また、後述する独創的なプラッター構造により安定した回転を確保しながら、回転速度は33-1/3と45回転だけでなく、78回転にも対応。回転速度を表示するインジケーターは、33-1/3回転、45回転、78回転に対応する。

■外部の振動成分から隔絶される「マグネット・フローティング・プラッター」
約20kgの高重量プラッターは、ターンテーブル本体とプラッター双方に搭載されたマグネットの反発力によってフロートしているため、床面から伝わる振動成分からプラッターは隔絶されている。さらに、本機の回転機構はダイレクト・ドライブ方式のため、ベルト・ドライブ方式に搭載されるモータープーリー、アイドラー・ドライブ方式に搭載されるモーターやアイドラーといった物理的に振動が発生する部分を持たないのも特徴のひとつ。フローティング機構とダイレクト・ドライブ方式により、プラッターへ外的振動成分が伝わることのない、独創的かつ理想的な構造を有しているのが注目点となる。

■安定的な回転のために導き出した、独創的なトップ・プラッター
独自構造として開発されたのが、トップ・プラッター内部に特殊な液体を内蔵する技術。それを別体トップ・プラッターとして、高重量のプラッターの上面に搭載すること。特殊な液体がプラッターの回転時にはその流体遠心力によりプラッターの外周部に液体が向かうことで、プラッターの揺れが大幅に減少。ターンテーブル本体に対して、水平で安定的な回転が可能となるという。

画像2: クラウディオ初のアナログ・ターンテーブル「Magnezar」が8月に発売。東京インターナショナルオーディオショウでの展示も

■プラッターとレコードを一体化させるディスク・クランプ・システム
マグネット・フローティングにより外的な振動成分から隔絶された高重量のプラッターと、レコードを一体化させる独創的な「クランプ・システム」。レコードの内・外周部で物理的にレコードをクランプすることで、レコードの反りを補正するだけでなく、レコードの実質の質量が増加することで安定したトレースが可能に。トーンアームをアームレストから離すだけで自動的にクランプ・システムが作動し、反対にトーンアームをアームレストに戻すとクランプが解除される「ワンアクション」オペレーション。すべて機械的に制御・自動化されており、日常的にレコードを愛聴する方のユーザビリティにおいても、徹底した拘りを持って開発しているそうだ。また、クランプ・システムのON/OFFはスイッチ1つで簡単に切替が可能なだけでなく、内周部のみ「クランプ・システム」をON/OFFすることも可能で、愛用のスタビライザーを併用することも出来る。

■スタイラスを確実に音溝へ降ろす「コレクト・ランディング機構」
カートリッジのスタイラスがレコードの最外周に確実に降りるようにするために開発された「コレクト・ランディング機構」。ネジ部を回すだけでスタイラスが降りる位置を簡単に調整出来るため、使用するカートリッジやトーンアームに応じた理想的なセットアップが可能に。

■ダブルアームにも対応
本機はダブルアーム(10.5~12inch)にも対応。さらに本機の理想的なクランプ・システムは、他社トーンアーム使用時にも同様に、ワンアクションで動作可能。アームレス・モデルもラインナップしているので、既存の愛用トーンアームを取り付けすることも可能。

Magnezarの主な仕様
型式:ダイレクト・ドライブ式アナログ・ターンテーブル
対応回転数:33-1/3、45、78 rpm
対応トーンアーム数:2本(いずれも10.5~12inch対応)
搭載クロック:10MHz
ワウフラッター:0.015%以下
モータートルク:5N/m
回転が安定するまでに必要な時間:33-1/3回転:6秒、45回転:8秒、78回転:12秒
寸法:W575×D415×H280mm(本体部、突起部含む)
プラッター重量:20kg
製品総重量:55kg
筐体数:1筐体

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