マランツから、4ゾーン・ディストリビューション・アンプ「MODEL M4」が、7月26日に発売される。価格は¥572,000(税込)。
MODEL M4は、4つの部屋での音楽再生を1台で完結するHEOS Built-inディストリビューション・アンプ。4基のHEOSモジュールを搭載しているため、4部屋でそれぞれ異なる音楽を同時に再生したり、同じ音楽を複数の部屋で再生したりすることが可能。
高さ106mmというスリムな筐体に、8ch(2ch×4ゾーン)のHi-FiクオリティのハイパワーClass Dアンプを搭載しており、これは、先ごろ発表され話題を集めているワイヤレス・ストリーミング・アンプ「MODEL M1」と同じソリューションを用いたもので、8Ω負荷で100W+100W、4Ω負荷で125W+125Wの大出力を実現している。また、ブリッジモードに設定することで、さらに大きな出力も可能になる。
セットアップと操作は無料のHEOSアプリで、スマートホンやタブレットから行なえ、Amazon Music HD、AWA、Spotify、SoundCloudなどの音楽ストリーミングサービスやインターネットラジオをはじめ、ローカルネットワーク上のミュージックサーバー(NAS / PC / Macなど)やUSBメモリーに保存したハイレゾ音源やスマートホン、タブレットなど、多彩な音源を簡単な操作で再生ok。
同一のネットワーク内に32台までのHEOS Built-inデバイスを接続でき、最大16台のHEOS Built-inデバイスをグループ化して、同じ音楽を再生可能となる。
※MODEL M4はHEOSモジュールを4基搭載しており、1台で4台のHEOS Built-inデバイスとしてカウントされる
接続端子は、アナログ入力4系統、光デジタル入力2系統の、USB-A端子4系統を装備しており、CDプレーヤーやレコードプレーヤーなどの入力ソース機器や、音楽ファイルを保存したUSBメモリーを接続して、好きな部屋に配信することができる。光デジタル入力はリニアPCMに加えてDolby Digital信号の入力にも対応しているので、TVやメディアプレーヤーの音声の入力にも対応する。
※マルチチャンネル信号は、ステレオにダウンコンバートして再生される
サブウーファープリアウトとしても使用可能な4系統のプリアウトも装備しており、パワーアンプやサブウーファーを追加してのシステム拡張にも対応する。また、DCトリガー出力も4系統備えているため、トリガー入力端子があるパワーアンプと電源のオン/オフを連動させることもできる。さらに、MODEL M4をパワーアンプとして使用できるパワーアンプモードや、より大きな出力を得られるブリッジ接続にも対応しており、システムの構成に合わせて様々な使い方ができるのも特徴となる。
MODEL M4の主な特徴
・高さ106mmのスリムな筐体
・4ゾーン・ディストリビューション・アンプ
・4基のHEOSモジュールと8chのHi-FiクオリティのハイパワーClass Dアンプを搭載
・HEOS Built-in 充実のネットワークオーディオ機能
・音楽ストリーミングサービスやインターネットラジオ、ネットワークオーディオ、USBメモリーの再生に対応
・192 kHz / 24bit 対応 光デジタル入力
・最大192 kHz / 24 bitのPCM信号とDolby Digital信号の入力に対応する2系統の光デジタル入力
・4系統のプリアウト
・ゾーンごとに独立した4系統のプリアウトを装備。サブウーファープリアウトとしても使用可能
・4系統のDCトリガー出力
・プリアウトに接続したパワーアンプとの電源の連動を可能にするDCトリガー出力を4系統装備
・2系統のネットワーク端子
・ルーターとの接続と最大8台までのMODEL M4のデイジーチェーン接続に対応する2系統のネットワーク端子