オヤイデブース(G401)では、ラインナップする各種製品の展示のほか、実際にそれら製品を使っての効果の具合を確認できるイベントを開催。初日は、ケーブルの交換による音質の変化を体感するデモを行なっていた。明日23日は、同社の新旧製品を使っての、試聴デモが予定されているそう。
GLANZLABブース(G402)では、トーンアームの新製品「NH-12 KATANA」をメインに、全ラインナップを展示。そのKATANAはより重たいカートリッジを取り付けられるようにウエイトをより重たく形成。比重の大きい(重たい)タングステン棒を18本封入している。パイプ内部にも、ダンパー材(カーボン繊維や高級ポリ繊維)をぎっしりと詰め込むことで、防振性を高めているそうだ。こうした構造によって、歪みが抑制され、よりS/Nに優れたサウンドが楽しめるようになった、としている。
DVASブース(G402)では、待望の新製品となるラインプリアンプ「DVAS Model3」が参考出品されていた。同ブランドの中では初の音量調整ができるプリアンプであり、発売は年内を予定しているそう。価格は未定という。写真を見て分かるように、これまでのシリーズと外装(デザイン)が異なり、今回はなんと筐体を箱型に削り出しているそう(リア型から内部機材を入れ込む)。手にするとずしりと重たく、8キロほどありそう。さらに、電源部が別筐体になるそうで、シリーズ初の2ピース製品となる。電源部も同様にほぼほぼの削り出し構造を採用するという。内部にはトランスが入るので、“本体よりも重たくなると思う”と、代表の桑原氏。
オーディオテクニカブース(G404)では、先日発表したばかりのMCカートリッジのフラッグシップモデル「AT-ART1000X」をメインに試聴会を実施。世界初お披露目ということもあり、会場には興味のあるファンが多数立ち寄り超満員。前モデル「AT-ART1000」との聞き比べを実施していたこともあり、来場者はその音にじっくりと聴き入っているようであった。
dts Japanブース(G405)ブースでは、dtsフォーマットによる各種コンテンツの試聴・視聴デモが行なわれていた。音の方位感をより得られるというDTS Headphone:Xや、Diseny+で配信されているIMAX Enhancedサウンド対応のコンテンツを、対応サウンドバーを使って体験できるホームシアターデモなど、迫力ある展示に来場者は興味津々の様子だった。
完実電気、デジタルストリーム、ノアの共同出展となるG408ブースでは、各社の魅力的な製品を組み合わせた至高のシステムで、各社推しの製品のデモを展開。取材に入った時間はデジタルストリーム(DS AUDIO)のデモタイムで、同社の偏心検出スタビライザー「ES-001 stabilizer」を使って、機能のオンオフによる音質の差を披露していた。
ハーマンインターナショナルは(G409)、ある意味恒例と言える、ブースを大きく二つに分けての展示・試聴デモを行なっていた。ここでの注目は、JBLブランドの新製品(参考出品)で、ホームエンターテイメントスピーカーStage Aシリーズの後継となるStage 2シリーズの展示。フロア型、ブックシェルフ型、センター、イネーブルド、サブウーファーというように、合計7モデルがラインナップされ、シリーズだけでホームシアターを手軽に構築できるようになっていた。夏ごろの発売(発表)という。