本日(5月1日)発売の『ゴジラ-1.0』UHDブルーレイ&ブルーレイが届いたという声がSNSに多く上がっている。「4K Ultra HD Blu-ray 同梱4枚組」や「Blu-ray 豪華版 3枚組」「Blu-ray 2枚組」など4種類+モノクロ版『ゴジラ-1.0/C』2種類がラインナップされているが、熱心なファンの多くは「4K Ultra HD Blu-ray 同梱4枚組」を選んでいるようだ。

画像: 『ゴジラ-1.0』Blu-ray豪華版 4KUltra HD Blu-ray 同梱4枚組(4K Ultra HD Blu-ray 1枚+Blu-ray3枚) ¥12,100(税込)

『ゴジラ-1.0』Blu-ray豪華版 4KUltra HD Blu-ray 同梱4枚組(4K Ultra HD Blu-ray 1枚+Blu-ray3枚) ¥12,100(税込)

 そもそも本作のUHDブルーレイが手に入るのはこのパッケージだけで、販売元によると実際の予約数も「4K Ultra HD Blu-ray 同梱4枚組」が一番だったという。ゴジラファンには、それだけ熱心なパッケージ愛好家が多かったということでもある。

 その選択をした方には、“大正解” とお伝えしたい。

 というのも、StereoSound ONLINEでは『ゴジラ-1.0』のUHDブルーレイについて、山崎監督を始めとするメインスタッフの皆さんに視聴室においでいただき、最新ホームシアターシステムで体験してもらうという取材を実施しているから(現在、記事を鋭意作成中。もう少しお待ち下さい)。

 僕自身もその取材現場に立ち会っているし、今回UHDブルーレイの入手直後に自宅の110インチスクリーン&7.1.4スピーカーでチェックしてみたが、両方の環境で “仰天” の画質・音質を楽しむことができたのだ。

画像1: 本日発売の『ゴジラ-1.0』UHDブルーレイは、とんでもないクォリティを達成していた! このゆとりのある絵と音は、一度は見ておく価値がある【シリーズ:4K深掘り19】

 まず感じたのは、映像の透明感の高さと、ディテイルの細やかさ。冒頭の大戸島の俯瞰もひじょうに抜けがいいし、滑走路の痛み具合も自分の目で見ているかのようだ。続く深夜のゴジラ上陸では、炎のオレンジ、銃撃の発光などが目に焼き付く。もちろん闇の中のゴジラも、恐怖の対象に相応しい存在として描かれている。

 続くチャプター4の海上シーンでは、破壊されたアメリカの軍艦と木造の新生丸の対比、さらには海の深い青色、水の透明感など、どれもクリーンで美しい。

 チャプター6の銀座の街並と熱線のまばゆさも桁違いだし、チャプター7の岡谷市役所旧庁舎の佇まいや室内の様子も実に生々しい。そこからの震電登場や海神作戦のくだりまで、クォリティチェックのつもりで見ていたのだが、気がついたら作品世界に引き込まれていた。わが家のプロジェクター(ビクター『DLA-V90R』)はHDR10での再生だが、HDRらしい、パワーと自然さを備えた映像で楽しめた次第だ。

 サウンド面ではサブウーファーが大活躍だった。ゴジラの咆哮と足音、熱線放射と続く爆音など低音満載なのだから当たり前かもしれないが、その低音のキレとスピード感、量感には、ある意味遠慮がない。

画像2: 本日発売の『ゴジラ-1.0』UHDブルーレイは、とんでもないクォリティを達成していた! このゆとりのある絵と音は、一度は見ておく価値がある【シリーズ:4K深掘り19】

 チャプター4で海中から海神丸を襲うゴジラ登場時の低音もインパクトがあるし、その後の新生丸を追いかけるシーンでも、天井側(トップスピーカー)から不気味な音が響いてくる。このあたりの心理的圧迫もうまい。

 銀座上陸シーンでは足音の響きが尋常じゃないし、ゴジラの尾が頭上を横切る際の音は重さを伴っている。熱線を吐いた後に頭上から響くゴジラの咆哮、雷鳴、雨音はトラウマになる人もいるんじゃないかと思うほどだ。

 本UHDブルーレイにはまだまだ見どころ、聴き所が多いが、より詳しいインプレッションは上記インタビューで紹介しているので、ぜひそちらをお読みいただきたい(繰り返しますが、近日公開予定です)。

 なお『ゴジラ-1.0』のUHDのブルーレイについて “大正解” と書いたのにはもうひとつ理由がある。自宅のUHDブルーレイレコーダー、パナソニック「DMR-ZR1」でビットレートを確認したところ、映像が60〜70Mbpsの間を行ったり来たりで、中には80Mbpsを超えるシーンもあり、音声も5Mbps前後をキープしているのだ(ゴジラが吠えるシーンでは6Mbpsオーバー)。

画像3: 本日発売の『ゴジラ-1.0』UHDブルーレイは、とんでもないクォリティを達成していた! このゆとりのある絵と音は、一度は見ておく価値がある【シリーズ:4K深掘り19】

 本編2時間5分の作品で3層100Gバイトディスクを採用しているだけあり、画も音もビットレートにゆとりがある。その余裕がディスクを再生した時の落ち着きにもつながっているのかもしれない(もちろん『ゴジラ-1.0』のマスターのクォリティが高かったこともあるが)。

 「4K Ultra HD Blu-ray 同梱4枚組」は収録内容(『ゴジラ-1.0/C』本編ブルーレイも同梱)や充実した内容のブックレットなど、パッケージとしての魅力も備えている。さらにディスクを再生した時の絵や音も高品質なのだから、「アカデミー賞視覚効果賞」のお祝いを兼ねてゲットしてはいかがだろう。(StereoSound ONLINE・泉 哲也)

今回発売される『ゴジラ-1.0』のパッケージソフト

『ゴジラ-1.0』Blu-ray豪華版 4KUltra HD Blu-ray 同梱4枚組(4K Ultra HD Blu-ray 1枚+Blu-ray3枚) ¥12,100(税込)
『ゴジラ-1.0』Blu-ray豪華版 3枚組 ¥9,900(税込)
『ゴジラ-1.0』 Blu-ray2枚組 ¥6,050(税込)
『ゴジラ-1.0』 DVD3枚組 ¥4,950(税込)
『ゴジラ-1.0/C』 Blu-ray ¥4,400(税込)
『ゴジラ-1.0/C』 DVD ¥3,300(税込)

※チャプター構成:1.ゴジラ、2.アキコ、3.危ない仕事、4.時間稼ぎ、5.逃げた人間、6.銀座上陸、7.ワダツミ作戦、8.俺の戦争、9.幻の戦闘機、10.未来のために、11.作戦開始、12.エンドロール

#ゴジラ-1.0 #ゴジラ

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