![画像1: 【春のヘッドフォン祭 2024 リポート03】ファイナルは、自分ダミーヘッドサービスの体験会を実施。iFi Audio、オーディオテクニカ、ティアックブースの注目製品も大人気!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783364/rc/2024/04/28/c63416427ef71c2608547686a7f151d89bc7e630.jpg)
●完全ワイヤレスイヤホン:ファイナル ZE8000 ¥29,800(税込)
春のヘッドホン祭 2024の会場で特にユニークだったのがファイナルのブースだ。なんと部屋の中には同社が昨年末にスタートして話題となった「自分ダミーヘッドサービス」の測定機材が設置され、実際に3Dスキャンを疑似体験できたのだ。
さらに同社の研究開発チームが過去に実施していた「音響講座」を分かりやすくコンパクトにアレンジした「10min.音響講座」も開催。そこでは社員数名が自分ダミーヘッドで測定したパラメーター値を盛り込んだ音源を聞きながら、人間の上半身の特性が音の聴こえ方にどのように影響しているのかについて体感できるようになっていた。
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●D/Aコンバーター:iFi audio ZEN DAC 3
¥39,600(税込、初回5,000台限定)、¥44,000(税込、初回分終了後)
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●MM/MC対応フォノイコライザー:iFi audio ZEN Phono 3 ¥46,200(税込)
トップウイングサイバーサウンドグループのブースには、昨日発表された、同ブランドの据え置きオーディオ入門機「ZEN」シリーズの第三世代モデルが並んでいた。
ZEN DAC 3は、バランス対応小型USB-DACで、最大768kHzのリニアPCMやDSD512の再生が可能。さらにMQAフルデコードにも対応する。入力端子はUSB Type-Cを備える。さらにXBass+機能も搭載し、開放型ヘッドフォンの低域不足を補正するという。
ヘッドフォン出力は4.4mmバランスと6.3mmアンバランスの2系統を備える。RCAのプリアウトも搭載しているので、プリアンプとしても使用可能だ(4.4mmとRCAは固定・可変の出力切り替えに対応)。
ZEN Photo 3は、MM、MCカートリッジの再生が可能な小型フォノイコライザーで、反りによって生じる超低域のみを賢くAIサブソニックフィルターも搭載している。
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●Lotoo製品専用トランスミッター:Lotoo LTTP(参考出品)
トップウイングサイバーサウンドグループでは、Lotooの独自ワイヤレス伝送技術LTTP(Lotoo Teleportation Protocol)による伝送を可能にする小型トランスミッターも参考出品した。スマホやDAPに取り付けて、高品質なワイヤレス伝送を行うもので、コネクター部はUSB Type-CとLightningコネクターに交換可能だ。
同社製ハイエンドDAP「Mjolnir」(¥1,485,000、税込み)との組み合わせでワイヤレス・ロスレス伝送が可能になるとのこと。自社開発した高精度なクロック管理を行い、あらゆる音楽ストリームに対応し、最大96kHz/24ビットのハイレゾ・オーディオと、最大48kHz/24ビットのロスレス・オーディオを提供する。
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●ヘッドホン:オーディオテクニカ ATH-WBLTD ¥286,000(税込)
オーディオテクニカでは、春のヘッドホン祭2024の前日(4月26日)に発売したばかりの「ATH-WBLTD」を展示、いち早くそのサウンドを体験できるようになっていた。
ATH-WB LTDは、同社の60周年モデル「ATH-WB2022」をベースに、日本のギターメーカー、フジゲン社で加工したフレイムメイプル、ウォルナット、マホガニー材からなる3層構造のウッドハウジングを組み合わせた世界300台の限定生産モデルだ。
とはいえ搭載された45mmドライバーも新たに開発されているし、それを取り付けるフレームもアルミ削り出しが使われている。他にもイヤーパッド・ヘッドバンドにはシープスキンが使われるなど、単にハウジングを変更しただけではない、細かな作り込み・改良が行われている。これにより優れた音響再現と透明感のあるサウンドを実現したそうだ。
ATH-WB LTDは予約や店頭での反応もいいとのことで、今回は300台限定モデルだが、好評が続くようならATH-WB LTDを元にしたレビュラーモデルへの展開も検討したいと担当者は話していた。
![画像6: 【春のヘッドフォン祭 2024 リポート03】ファイナルは、自分ダミーヘッドサービスの体験会を実施。iFi Audio、オーディオテクニカ、ティアックブースの注目製品も大人気!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783364/rc/2024/04/28/53a8466befad001034f9f2292f55f649d04d2b9c.jpg)
●DAC/プリアンプ/ヘッドホンアンプ:TEAC UD-507(参考出品)
TEAC/ESOTERICのブースには、TEACブランドREFERENCEシリーズの新製品「UD-507」が参考出品されていた。UD-507は上位モデルに搭載されているオリジナルディスクリートDACと同様の部品などを継承した回路を搭載しているのがポイントで、DAC/プリアンプ/ヘッドホンアンプとして多機能に活躍するモデルだ。価格は30万円を切る見込みで、今夏頃の登場を予定しているとのこと。
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●ヘッドフォンアンプ/プリアンプ:TEAC HA-507(参考出品)
同じくTEACのHA-507は、今年2月に開催された「冬のヘッドフォン祭 mini 2024」でも参考出品されていたアナログヘッドホンアンプ/プリアンプ。入力端子はXLRバランス入力×2、RCAアンバランス入力×2、出力端子はXLRとRCAを各1系統備えている。
ヘッドホン出力はXLRと4.4mmのバランス、3.5mm/6.3mmのアンバランスというもの。パススルー対応なので、既存のAVシステムとの組み合わせにも活用可能という。UD-507同様に30万円を切る価格帯での登場になりそうだ。