カナダ、パラダイムから、サブウーファー「XR」シリーズが2モデルリリースされる。どちらも受注生産モデルで、本日から受付を開始している。
XR13 ¥1,650,000(税込、330mmウーファー搭載、2200W RMS、密閉型)
XR11 ¥1,320,000(税込、279mmウーファー搭載、1100W RMS 、密閉型)
これまで日本では発売されていなかったが、パラダイムは1994年に最初のアクティブ・サブウーファー「PS1000」を発売、現在もトータル13モデルをラインナップしているという。XRシリーズは、サウンド全体に対する低音の重要性を長期間にわたって理解してきたパラダイムが、新たに最強のドライバーを開発し、コンパクトな密閉型サブウーファーの可能性に挑戦した、デザインとエンジニアリングの洗練されたマスタークラスだ。ホームシアターシステムはもちろん、ステレオの補完用にも最適な、高音質で先進的かつパワフルなアクティブ・サブウーファーとなっている。
搭載されるXRウーファーは、ふたつのボイスコイルを持ち、最大10cmの直線的可動域を持つ超ロングストローク・トライリニア・サスペンションを搭載。そのパワーで製品開発時にはテスト用のキャビネットを破壊してしまうほどだったそうだ。
振動板のエッジ部にはアクティブ・リッジ・テクノロジー(ART)を採用し、標準的なドライバーに比べて可聴歪みを50%削減、出力を3dB向上させている。再生周波数帯域は、XR11が20〜140Hz、XR13が17〜140Hz。接続端子は、両モデルともステレオ入力用のRCA端子とLFE用のRCA、XLR端子を装備する。
またサブウーファーは部屋の定在波対策が重要となるので、この点については、独自のARC
(Anthem Room Correction)Genesisキャリブレーションを採用した。XRに付属するARCキットとコンピューターを接続してスピーカーと部屋の応答を分析し、適切なイコライジングパラメーターを設定する機能だ。スピーカーと部屋の特性に合わせたカスタムDSPをリアルタイムで作成し、パフォーマンスを低下させる原因を補正して深みのある低音を実現するという。
iOSおよびAndroidデバイスで利用可能なアプリ「Paradigm Subwoofer Control App」も準備され、サブウーファーのセットアップとチューニングが可能。ボリュウム、ローパスフィルター、フェイズ、ディープベース等をリスニングポジションで調整できるようになる。