LGエレクトロニクスは、ノートパソコン「LG gram」シリーズの2024年モデルを発表した。17インチ、16インチ、15.6インチ、14インチの4サイズで、本体カラーはオブシディアンブラックを採用。新たに、軽量薄型と高性能の両立を追求した「Pro」シリーズも追加された。2月1日(木)から順次発売される。

●LGgram Pro(Windows 11 Home搭載)
17Z90SP 市場想定価格¥320,000前後、3月上旬発売

画像: LG gram Pro「17Z90SP」

LG gram Pro「17Z90SP」

●LGgram(Windows 11 Home、MicrosoftOffice搭載)
17Z90S 市場想定価格¥325,000前後
16Z90S 市場想定価格¥315,000前
15Z90S 市場想定価格¥250,000前後
14Z90S 市場想定価格¥295,000前後

●LGgram(ビジネス向け、Windows 11 Pro搭載)
17Z90S 市場想定価格¥260,000前後、3月上旬発売
15Z90S 市場想定価格¥230,000前後、2月中旬発売
14Z90S 市場想定価格¥220,000前後、2月中旬発売

●LGgram Pro 2in1(Windows 11 Home搭載)
16T90SP 市場想定価格¥340,000前後、3月上旬発売

画像: LG gram Pro 2in1「16T90SP」

LG gram Pro 2in1「16T90SP」

●LGgram 2in1(Windows 11 Home搭載)
14T90S 市場想定価格¥250,000前後、3月上旬発売

 発表会では、LGエレクトロニクスジャパン株式会社 マーケティング統括ディレクターの宮田弘之さんから、LG gramについて改めて紹介された。LGエレクトロニクスは現在、「Home Appliance & AirSolution」「Vehicle Components Solutions」「Home Entertainment」「Business Solution」という4つを柱にビジネスを展開している。

画像: LGエレクトロニクスジャパン株式会社 マーケティング統括ディレクター 宮田弘之さん

LGエレクトロニクスジャパン株式会社 マーケティング統括ディレクター 宮田弘之さん

 LG gramはBusiness Solutionのひとつとして2013年に誕生、これまでに110万台の製品を発売してきたそうだ。PCのモビリティを重視しており、軽さ、高性能、大画面といった点がユーザーの支持を集めている。今回の新製品でも、場所の制約のない、いつでも最高のパフォーマンスが発揮できる製品として「機動力」「高性能」「連携性」の3点を進化させているそうだ。

 それらを実現するためにはハイスペックなCPUが欠かせないが、今回は全モデルでIntel Core Ultra7/5を搭載している。その点について、インテル株式会社 執行役員 マーケティング本部 本部長の上野晶子さんから説明があった。

画像: インテル株式会社 執行役員 マーケティング本部 本部長 上野晶子さん

インテル株式会社 執行役員 マーケティング本部 本部長 上野晶子さん

 今回採用されたIntel Core Ultraプロセッサーの特長は、PCにAIを導入できることだという。これまでノートPCでAI処理を行うには、いったんクラウドにデータをアップする必要があった、しかしそれでは時間がかかってしまうので、PCに強力なCPUを入れることでAI処理の一部をPC本体で行おうという狙いだ。

 CPU自体が4つのタイル(チップ上のブロック)に分かれており、グラフィックス、インターフェイス、コンピュート、MPU(ニューロプロセッシングユニット)といった役割を分担している。コンピュートはPコアとEコアという特性の異なる2種類に分かれており、これを使い分けることで低消費電力も実現したそうだ。

 AI処理はNPUが受け持つが、これは主に “推論” を行うためのもので、キーボード等から何らかの情報が入力された場合に、その内容を推測して最適なグラフィック処理などが行われるようにサポートする役割を果たしているという。

画像: LGのモバイルPC「LG gram」に2024年ラインナップ、10モデルが登場。最新CPUを搭載し、推論AI機能やパワフルなグラフィック機能も備える

 続いて、そのCPUを搭載した新製品について、LG エレクトロニクスジャパン株式会社 PCマーケティング担当 青山貴行さんから紹介された。

 今回のLGgramシリーズはデスクトップの代わりではない、最高のパフォーマンスを発揮できるモバイルPCを目指したという。優れた処理能力はもちろん、サイズや重さにも配慮し、LG gram Proでは重さ1,299gで厚さ12.9mm、LG gram Pro 2 in 1では同1,399g/12.9mmを実現している。

 また独自開発アプリのLG gram Linkを使うことで、iOSやAndroidなどの異なるOSを搭載するデバイス間でもファイルや写真を共有可能で、タブレットをサブディスプレイとして画面拡張や複製をしたり、スマートフォンの画面をPC画面に投影することもできる。つまり、LG gramをハブとして活用して欲しいという提案だ。

 搭載されるディスプレイはアスペクト比16対10のIPSパネルで、低反射アンチグレア処理も施されている(2in1モデルはグレアディスプレイ)。LG gram Proでは400cd/㎡、通常モデルでも350cd/㎡の高輝度を維持することで、室内でも屋外でも見やすい明るく鮮明な画質を実現している。

画像: LG gram Linkを使い、ウィンドウズマシンのLG gram(左)と、iPad(右)でデータを共有するデモも

LG gram Linkを使い、ウィンドウズマシンのLG gram(左)と、iPad(右)でデータを共有するデモも

 インターフェイスは、40Gbpsまでのデータ転送に対応したThunderbolt 4を搭載し、データ転送だけでなく、最大で5K/60pの映像出力、音声出力、充電(15Wまでの給電対応)をケーブル1本で伝送可能。他にもUSB Type−Aや3.5mmアナログ音声出力(マイク入力兼用)、フルサイズのHDMI端子も備えている。

 本体は厳しい環境下での使用を想定し、米国国防総省のMIL-STD-810Hに準拠したテスト7項目をクリアー。温度や防塵、振動特性など高い耐久性を備える。

 また今回、新製品の発売を記念して、「LG gram 2024年モデル発売記念 新生活応援キャッシュバックキャンペーン」が開催される。LG gramの対象モデルを指定販売店で購入し、公式サイトで会員登録の上、キャンペーンページから応募してくれた方に、¥10,000もしくは¥5,000がキャッシュバックされる。

 さらに、製品を購入したECサイト、またはLG公式サイトにレビューを投稿し、キャンペーンページから応募すると、追加で¥10,000もしくは¥5,000をキャッシュバックする(金額は購入モデルによって異なる)。購入対象期間は、2024年2月1日(木)〜4月30日(火)、応募期間は2月16日(金)〜5月15日(水)まで。

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