耳を塞がないオープンタイプの有線イヤホンブランドnwmを擁するNTTソノリティは1月18日、都内で会見を開き、法人向けサービスの第一弾となる「ゼロからはじめるNTTの現場DX」を、4月から開始すると発表した。

 ゼロからはじめるNTTの現場DXは、nwmブランドのパーソナルイヤースピーカー「nwm MWE001」の技術・デザインを援用した片耳タイプのイヤホンを使う音声サービスで、工事現場や医療・介護など、固定した机(デスク)を使用しない労働者=デスクレスワーカーを対象に、音声コミュニケーションを円滑に行なうためのデバイス&サービスとなる。

画像: ▲片耳タイプのオープンイヤホンとなる

▲片耳タイプのオープンイヤホンとなる

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 NTTソノリティは、2021年にオリジナル技術「PSZ」を搭載したイヤホンMWE001をもって事業を開始。これは家庭用(民生用)商品であり、今回の「ゼロからはじめるNTTの現場DX」は、上にも記したように、法人へ向けたサービスの第一弾となるもの。

 具体的には、デスクレスワーカーの音声コミュニケーションサービスで先行するBONX社を関連会社とし(資本提携)、同社が展開する専用ヘッドセット+専用スマホ用アプリによる音声コミュニケーションサービス「BONX WORK」を活用してサービスを展開する。そのために、まずはMWE001の片耳モデルとなる「BONX intro knot 3.5M」を4月に市場投入する。サービスとしては、BONX WORKの専用アプリ「BONX WORK」(現在はiOS版のみ展開。Android版は4月のサービス開始時より提供。対象はAndroid8以降)とBONX intro knot 3.5Mを組み合わせて行なうことになる(iPhoneと有線接続)。

画像: ▲デスクレスワーカーは4000万人の市場という

▲デスクレスワーカーは4000万人の市場という

 BONX intro knot 3.5Mは片耳イヤホンで、右耳用、左耳用が用意されているので、購入時には左右どちら用かの選択が必要。プラグは型番の通り3.5mm4極の仕様となる(マイク付き)。また、トランシーバーで多い2.5mmジャックに対応する「intro knot 2.5」のラインナップもあり、こちらも購入時の選択が必要となる。

画像: ▲NTTソノリティの持つ音響技術を使っている

▲NTTソノリティの持つ音響技術を使っている

 使用は簡単で、アプリをスマホにインストールし、アプリを立ち上げるだけ。登録された使用者(社内などのグループ)は一覧表示され、自分発信の会話をワンタッチで全員に届けたり、あるいは特定の個人(一人)との秘匿通話もOK。会話の開始は、イヤホンケーブル途中にあるリモコンのボタンを押すだけ。なぜ片耳かというと、作業者が両耳にイヤホンを付けていると、客からクレームが来るのだという。

画像1: 作業現場での音声コミュニケーションの質を改善する、NTTソノリティの音声DXサービス「ゼロからはじめるNTTの現場DX」が、4月より開始

 NTTソノリティでは現在、より騒音の大きい現場での会話に役立つ、インテリジェントマイク搭載のトークデバイスの開発も行なっているそうだ(秋口の発売を予定)。

画像2: 作業現場での音声コミュニケーションの質を改善する、NTTソノリティの音声DXサービス「ゼロからはじめるNTTの現場DX」が、4月より開始

 なお、サービス開始の4月より初年度無料となるキャンペーンも実施予定となっている。

画像: ▲会見に登壇したメンバー。左から日本電信電話の川添 副社長、NTTソノリティの坂井代表取締役、BONXの宮坂CEO

▲会見に登壇したメンバー。左から日本電信電話の川添 副社長、NTTソノリティの坂井代表取締役、BONXの宮坂CEO

画像: ▲こちらはBONXが提供している片耳使用のワイヤレスヘッドセット「BOOST」

▲こちらはBONXが提供している片耳使用のワイヤレスヘッドセット「BOOST」

https://ntt-sonority.com/

https://bonx.co/ja/

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