イトーヨーカ堂(以下、イトーヨーカドー)は本日1月16日、都内の同店舗にて今年のバレンタイン商戦に向けた「バレンタイン」記者説明会を開催した。
今年のバレンタインも、「チョコレートの美術館 “MUSEEE du CHOLAT”」をコンセプトに、限定商品、上質ブランドの商品、キャラクター商品を拡充し、近年増えている“自分チョコ”需要(自分へのご褒美)や、友達とのシェア、家族、親族向けなど、多様・多彩なニーズに応えるラインナップを揃えたという。全国のイトーヨーカドー120店舗にて、バレンタインチョコの販売を行なうということだ(1/11~2/14)。
さて、今年のテーマは「チョコの数だけ笑顔がある。」になるそうで、チョコレート一つひとつが、笑顔を生み出すことを目指して、上述したように、旬の素材を使った商品、限定商品、キャラクター商品などを展開するそうだ。
会見に登壇した、同社マーチャンダイザーの荒幡氏は、「昨年よりコロナ禍も明け、(バレンタイン)マーケットは伸びているのを実感しています。今年は、昨年比10%アップを目指した商品ラインナップを展開します」と息巻いていた。ちなみに、同店舗でのバレンタイン用のチョコ販売は1月11日より始まっているが、1月中の購入は、上で記したように、自分チョコ需要がほとんどだそうで、2月14日のバレンタイン本番へ向けては、今月末の1月28日に販売のピークが来るのだという(2月に入ったら別途、新商品の投入の予定もあるとか)。
また、バレンタインのキービジュアルについては、3年連続でイラストレーターの西田真菜氏にお願いしたそうで、テーマでもある“笑顔”を生み出すような、柔らかさと温かさを感じるデザインにまとめられている。
さて、商品ラインナップとしては、ラ・メゾン、メリーチョコレート、サンリオなどとのコラボを行ない、限定商品を開発したり、また、購入時に自分・相手の好みに合わせて自由にチョコを組み合わせられるような単品売りも用意し、多彩・多様なニーズに応えられるような構成としている。
会の途中には、ショコラコーディネーターの市川歩美氏も登壇、バレンタイン・チョコのトレンドについて説明してくれた。曰く、市場・ニーズは二極化しているそうで、用途では「自分用」と「ギフト用」、タイプでは「高級・高価・スペシャル」と「手頃・カジュアル」にはっきりと区分できるそうだ。義理チョコという行動は、現在ではほとんどなくなっているそうだ。
また、市川氏によるイトーヨーカドーの2024年のバレンタインチョコの分析も行なわれ、
1 キャラクター商品の充実
2 コスパ重視の本格派
3 カスタマイズ
4 国内の厳選素材
という4つの項目に分類でき、それぞれが充実していて魅力があると称していた。
イトーヨーカドーの推しとしては、同店舗限定で展開される「メリーチョコレート 奏 とちおとめ苺トリュフ」(¥1,080 税込)になるそうで、厳選素材を使用した奏ブランドのチョコに、とちおとめ(苺)をトリュフに見立てて作り上げた、5粒封入のパッケージとなる。写真で見て黒い粒が「とちおとめトリュフ(スイート)」、赤い粒が「とちおとめトリュフ」(ホワイトチョコレートベース)になる。試食した市川氏は、「3層構造になっていて、それぞれの味がしっかりと味わえてすごくおいしい」と大きな笑顔でコメントしていた。