地球世界から、水月雨(MOONDROP)の新作有線イヤホン「Solis 2」が、1月17日に発売される(1月12日より予約開始)。価格はオープンで、想定市場価格は¥470,000前後。

画像1: 水月雨、宝飾品のような美麗な外観の新作有線イヤホン「Solis 2」を1月17日に発売。8ドライバー・3ウェイの仕様

 Solis 2は、2DD+2BA+4ESTの、8ドライバーを搭載したハイブリッドモデル。一番の特徴はその外観にあり、「宝飾品レベルの職人技が古蜀文化の真髄を表現」したデザインに仕上げられている。筐体全体はシルバー925製で、宝飾職人による手彫りで羽のような模様が施されており、古蜀文明を象徴する中国国家級文物「太陽神鳥」の装飾は、24K金メッキのシルバーでフェイスプレートに手作業ではんだ付けされている。

 また、ドライバー構成は「音質の最適化を目指して開発」されているそうで、充実感のある低音再生は、新開発された水平対向デュアルダイナミックドライバーモジュールによって実現されているという。

 BAドライバーについては、縦方向の音場を形成する際に、低中音を補正するためだけに使用されているといい、高音域は、4基のSonion社・静電ドライバーが受け持っている。そうしたハイブリッド仕様によって、豊かなディテイル、滑らかな音色、充実した密度、ゆったりとしたダイナミクスーーという言葉で表現される“コア”のあるサウンドを実現していると謳う。

 水平対向デュアルダイナミックドライバーモジュールは、HODDDUS(Horizontally Opposed Dual Dynamic Drivers Unit System)と称され、2基の10mm径ダイナミックドライバーを完全対称に配置し、3Dプリントされたモジュラーコンポーネントによって組み合わされている。コンポーネント上の2つの独立したフィルター構造とダンピングデバイスが物理的なバンドパスフィルターを形成し、音響チューニングを担っているそうだ。

 同時に、2基のダイナミックドライバーをより容易に駆動するために、2つのドライバーの磁気回路配置を巧みに利用し、平面駆動型に近い原理を用いることで、2つのユニットの磁気ギャップに磁界が均一に集中し、伝送効率の向上が見込まれ、結果として非線形歪みが低減しているという。

 振動板には、ペーパードーム+フレキシブルエッジを採用することで、ペーパードームの高いダンピング特性により、中高域の不要な共振を抑え、滑らかで自然な音色を実現しているとする。

 加えて、水月雨の音響学チームは、ソフトウェア・ハードウェアを巧みに設計することで、ハイブリッドドライバーの複雑なクロスオーバーを、全周波数帯域にて一貫した位相を確保し、クロスオーバーのつながりによって発生しやすい音場と音色の異常を回避しているという。これによって、より原音に忠実で、開放的な質感のあるサウンドを実現しているとしている。

 ケーブルは脱着が可能で、コネクターはカスタム2ピン(0.78mm 2Pin)、プラグは交換式で、挿し替えによって2.5mm/3.5mm/4.4mmのセレクトが可能。ケーブルの線材については、新規に設計・開発された「PURE6」チップグレードの高純度銅ケーブルを採用。これは、有名チップメーカーに高純度銅ターゲット材料を提供している材料精製業者から提供された高純度銅原料を用い、真空伸線のためにチップパッケージングおよびボンディングメーカーに引き渡されるため、ケーブルコアは導体の理論値に近い性能と高い導通品質を実現し、さらに信号ロスを低減し、よりピュアな信号伝送品質をもたらすために特別に設計された平行シールド構造とするなど、入念な作り込みがなされている。

画像2: 水月雨、宝飾品のような美麗な外観の新作有線イヤホン「Solis 2」を1月17日に発売。8ドライバー・3ウェイの仕様

Solis 2の主なスペック
ドライバー構成:ハイブリッド型(2DD+2BA+4EST 3Way)
筐体素材:純銀+24K金銀メッキ装飾
感度:121dB/Vrms(@1kHz)
インピーダンス:10Ω±15%(@1kHz)
再生周波数帯域:7Hz~40kHz
THD:THD@1kHz 0.5%
コネクター:0.78mm 2Pin
プラグ:2.5mm、3.5mm、4.4mm

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