12月9日〜10日に東京・秋葉原のベルサール秋葉原で開催された「ポタフェス2023冬 秋葉原」。イヤホン・ヘッドホン専門店e☆イヤホンが主催するポータブルオーディオ機器の一大展示会だ。ここでは、ステレオサウンドONLINE編集部が気になった2Fブースの展示について簡潔に紹介したい。

Noble Audio

画像1: Noble Audio
画像2: Noble Audio

 エミライブースでは、NobleAudioとxMEMSによるパートナーシップで誕生した、「FALCON MAX」が世界初公開された。MEMSドライバーとダイナミックドライバーのハイブリッドモデルだが、本体はひじょうにコンパクト。充電ケースもスマートなサイズに収められている。

 BluetoothのSoCにはクァルコムの最新世代「QCC5171」を搭載し、ハイレゾコーデックのLDACやLE-Audioへの対応も果たしている。予価240ドル(税別)。

FIIO

画像1: FIIO
画像2: FIIO

 FIIOからも多くの新製品が並んでいた。既発売の「M11 Plus ESS」から筐体をステンレススチールに変更した「M11 Plus ESS Stainless Steel」や、ポータブルUSB DAC内蔵ヘッドホンアンプの「KA13」を試聴したいという来場者も多く、こちらも長蛇の列ができていた。

 前者はESS Technology製ハイスペック2ch DACチップ「ES9068AS」を2基、左右独立構成で搭載
した高音質モデルで、384kHz/32ビット、DSD256の再生に対応している。後者も384kHz/32ビット、DSD256の再生に対応し、3.5mm/4.4mmデュアルヘッドホン出力を装備している。

画像3: FIIO

 さらに据置型DAC内蔵ヘッドホンアンプ「K9 Pro ESS Skylight」も展示されていた。こちらは「K9Pro ESS」をベースに、アクリル素材の天板に変更することで内部回路を確認できるバリエーションモデル。

 ESS製フラッグシップDACチップ「ES9038PRO」をデュアル構成で搭載しており、384kHz/32ビット、DSD256の再生に対応する。DAC部からアンプ部に至るまで、完全バランス設計を実現した点も音質にこだわる向きに喜ばれるだろう。

Philips

画像: Philips

 GREEN FUNDINGのブースでは、クラウドファンディングで注目を集めているフィリップスのサウンドバー「Fidelio FB1」のデモが行われていた。7.1.2ch対応で、ドルビーアトモスとIMAX Enhancedに対応、DTS Play-Fiも搭載済みという。ポタフェスの展示としては珍しい内容だが、興味を持ってくれた来場者は多かったとのことだ。

This article is a sponsored article by
''.