イヤホン専門ブランド・SOUNDPEATSから、オープンタイプの完全ワイヤレスイヤホン「SOUNDPEATS GoFree2」が、発売された。価格は1万円を切る¥7,880(税込)だ。

画像: SOUNDPEATSからオープンタイプの完全ワイヤレスイヤホン「SOUNDPEATS GoFree2」が登場。LDACサポートで、厚みのあるサウンドが楽しめる

 GoFree2という型番から分かるように、先に海外で販売され、今年の晩夏のころにECサイトを通して国内でも販売されるようになった「GoFree」の後継機、という位置づけのようだ。GoFreeの備えていたオープンタイプ、左右完全独立式=完全ワイヤスイヤホン、16.2mm径のドライバー、LDAC対応のハイレゾ認証といったフィーチャーは継承し、各部をブラッシュアップし、音質、操作性を向上させているようだ。

 イヤホン部分の形状はGoFreeとは違い、どちらかと言えば同ブランドの左右のユニットがワイヤーでつながったスポーツモデル「RUNFREE」に近いので、後継機というよりは刷新という言葉の方があっているのかもしれない。

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 さて、ここではGoFree2のインプレッションを簡潔に紹介したい(提供された製品でテストをしている)。

 まずは装着感から。製品そのものはIEM(インイヤーモニター)のような形状をしていて、フック部分を耳にかけて、ユニット部分が耳の穴のあたりに来るようにセットするのだが、記者の耳が大きいのか、フック部分に回転機構がないためか、少し耳から浮く感じは拭えない。そのため、少し音は遠くなり、中域の質感が減少するようだ。ただ、ユニットを持って、なるべく後ろ方向へ回すように装着することで、音が出てくる部分(スリットになっているところ)が耳穴に近づくので、何度か試してみて、自分にしっくり来る位置を探してみてほしい。JBLの「SOUNDGEAR SENSE」と比べてみると、ユニットとフックの間隔はGoFree2の方が狭いので、その幅が装着感に大きく影響するようだ(もう少し広くしてほしい)。

画像: 左がJBLの「SOUNDGEAR SENSE」。フックの形状・間隔がだいぶ違う

左がJBLの「SOUNDGEAR SENSE」。フックの形状・間隔がだいぶ違う

 音質については、16.2mm径のドライバーを搭載していることもあって、低域の量感はかなりあるし、LDACのサポートによって厚みのある音を奏でてくれると感じる。SBCモデルとは雲泥の差だ。定位もおでこのあたりに音像が浮かび上がり、良好なもの。ただし、オープンタイプということもあって、ディテイルや音場感についてはもう一歩か。左右の耳の間で音が鳴っている感じが強く、もう少しユニットが耳に圧着されるようになれば、解消、あるいは緩和されるのではないかと思う。高域の再現性も、40kHzというスペック通りには感じない。こもってはいないが、伸び切ってはいない印象だ。オープンの利便性とは相反する事柄だけに、ここは悩ましいところだ。

 次に、コンテンツをハイレゾにすると、音場は広がるし、細かい音の再現性もアップし、(細かい音が)よく聴こえるようになる。ここらへんは、LDACをサポートする優位性が存分に発揮された格好だ。響きも豊かになるし、音の消え際の余韻も楽しめるようになる。同じコンテンツを、SBC仕様のオープン型の完全ワイヤレスイヤホンで聴くと、オープンとは言え、高域が詰まったような印象が強いので、LDACコーデックのサポートの恩恵は大きい、と言えるだろう。

 逆に、MP3などの比較的圧縮率の高いコンテンツも聴いてみたが、ガチャガチャとうるさい印象は強くなるものの、16.2mmドライバーの恩恵か、低域の量感は増してくるので、ドンドンという低音好きのユーザーには好適だろうか。

 通勤電車の中でも聴いてみたが、ある程度音量を大きくすれば、周囲の騒音がかなり大きくても音楽は楽しめるので、オフィスや家庭など、比較的静かな場所だけでなく、屋外や通勤(電車内)時においても、充分に使えることは分かった。ただし、周囲の騒音と中低域が干渉するのか、音の厚みが減り、軽い音になってしまうことは、記しておきたい。

 細かいことだが、ユニットの外面(ブランドロゴの部分)をタップすると耳元で音量のアップダウンが行なえるのだが、そのステップ幅が大きく、記者の使った専用オーディオプレーヤーでは、1タップで音量が2つ分、上下してしまう。細かい調整がしたい場合は、プレーヤー本体で行なうことになる。

 音質では、カナル型やインナーイヤータイプには一歩譲るものの、LDACのサポートによって、厚みのあるサウンドが楽しめるのは好印象。周囲の状況を把握しながら音楽を楽しめるオープン型のメリットを享受できる製品と言えそうだ。

画像: 充電ケースは、通常のTWSと比べると、やはり少し大きめ

充電ケースは、通常のTWSと比べると、やはり少し大きめ

 なお、下記サイトでクーポンコードを使うと割引が適用されるそうだ。

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5%OFFクーポンコード:GOF2BK5BG6
 ※販売ページクーポンの併用は可能です。
対象商品:SOUNDPEATS GoFree2
開始日 2023/11/22 00:01 JST
終了日 2023/12/22 23:59 JST
通常価格:¥7,880
商品URL:
https://www.amazon.co.jp/dp/B0CHVXYSVV
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注意事項
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※クーポンコードの前後や内部にスペースを追加しないでください。
※在庫状況等の事情により、予定より早く終了する可能性がございます。

SOUNDPEATS GoFree2の主な仕様
Bluetoothバージョン:Bluetooth 5.3
対応プロファイル:A2DP、AVRCP、HFP、SPP、GATT
対応コーデック:SBC、AAC、LDAC
形式:オープンイヤー型
ドライバー:16.2mmダイナミック型
駆動時間:最大約9時間、約35時間(充電ケース併用)
充電時間:1.5時間
充電端子;USB Type-C
ENC通話ノイズリダクション:〇
マルチポイント:〇
低遅延げ^むモード:〇
専用アプリ:〇
防水性能:IPX5

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