NECパーソナルから、ノートパソコンの2023年秋冬の新モデルが発表された。12月7日より順次発売される。ラインナップと価格は下記の通り。
「LAVIE NEXTREME Carbon」 オープン価格(想定¥263,780~) 2024年1月18日発売
「LAVIE N14 Slim」 オープン価格(想定¥164,780~) 12月7日発売
「LAVIE N13 Slim」 オープン価格(想定¥219,780~) 2024年1月18日発売
「LAVIE N13」 オープン価格(想定¥203,280前後) 12月7日発売
今回ラインナップされるのは上に記した4シリーズ。メインターゲットとなるのはフレッシャーズ(新入社員・新入学生)で、モバイル性や生産性(各種スペック)のアップが図られているのが特徴となる。NECでは、軽い、薄い、頑丈、長持ち(バッテリー)という4つのキーワードに沿って製品をアップデート、今回の発表となった。
同社モバイルノートのフラッグシップとなるLAVIE NEXTREME Carbonでは、約879gという軽量さと、カーボンボディ(天面・下面)による堅牢さは継承し、今回CPUにインテルの第13世代Coreプロセッサーを搭載(Core-i7・Core-i5)。加えて、オンライン会議の増加に合わせ、オンラインミーティングを快適にしてくれる機能(オンラインミーティング機能)においても、進化をみせ、ノイズ抑制レベルの調整・マイクテストが実装された。ちなみにバッテリーの駆動時間の表記については、JEITA3.0に沿っているそうだ(動画再生時間 約9時間/アイドル時間 約22.6時間)
バッテリー関連では、今回発表のシリーズから新たに「ロングバッテリーモード」「スマートスタンバイ」機能が追加された。ロングバッテリーモードは、オンライン会議など、比較的パソコン操作が少ない状況において、バックグラウンドでの電力消費を抑え、持続時間を長くしてくれるもの。Fキーの10に、ダイレクト機能が割り当てられている。スマートスタンバイは、従来のモダンスタンバイの変化形で、夜間などPCを使用しない時間を設定しておくと、モダンスタンバイから休止状態へと自動移行することで、バッテリーの消費を抑えてくれるものとなる。両機能は、過去・現行モデルのへ適用は不可ということだ。
N14 SlimとN13 Slimは型番から分かるように、従来の「N14」「N13」シリーズの後継で、名前の通りSlim化されているのが特徴となる。ボディにマグネシウム合金を使い、約1.24kg(N14 Slim)/約1.26kg(N13 Slim)へと軽量化。画面サイズについてはN14 Slimは前モデルを継承し14型ワイド、N13 Slimは13.3型でアスペクト比は16:10と少し縦方向に拡大され、エクセルなどのビジネス系のデータの閲覧性をアップさせている。なお、N13 Slimについてはフルフラットガラスを採用し、いわゆるピカピカ表面とすることで、デザイン性も高めている。
CPUについては、N14 SlimではAMD Ryzen 7を、N13 Slimではインテル第13世代品となっている。また、N13 Slimについては、使い勝手向上のためにUSB Type-Cが1端子増え、計2系統となった。
LAVIE N13(N1350/Hシリーズ)は、現行の派生モデルで、バッテリー容量をアップして、動作時間を拡張させたもの。JEITA 3.0規格で、動画再生時間 約7.4時間、アイドル時で約18.8時間の駆動を実現している。
その他では、買い替え時のデータ移行が簡単に行なえる「おまかせデータ移行ボタン」を新設し、従来の「ファイナルパソコンデータ引越し」と同レベルの操作性・機能を実現。WindowsノートとiPhone(iOS)機器間で簡単にデータのやりとりが行なえるデータ共有機能(同一ネットワーク内に接続している時)に対応。省エネの観点から、冊子として同梱していた「セットアップマニュアル」を、縮刷版(A4両面印刷)に変更(webでの提供もあり)している。