▲【ユー・エス・イー(Layfic Tone/Hall 1】Layfic Toneからは、先に開催のヘッドフォン祭で発表された新製品を展示。もともとプロユースのヘッドホンを作りたい、ということでブランドを立ち上げたそうで、力の入ったブースを構築していた。有線タイプの「WORED」(年明け発売予定)をメインに訴求していた。
▲【キヤノン/Hall 2】キヤノンは広いスペースを使ってカメラ・レンズ機材など多数の展示を行なっていたが、面白かったのは飛行機の自動追尾システムの展示。首相が外遊する際などに、羽田を飛び立つ飛行を追う映像がよくあるが、それを自動で行なうもの。リモートカメラで操作する場合、遅延が起きてしまうそうで(数秒)、それを解消するために、AIによる動き予測を組み合わせ、飛行機を自動で追尾できるようにしたそうだ。ブレイクスルーは雲台(カメラの動きを制御する部分)のコントロールだったという。
▲【富士フイルム/Hall 2】富士フイルムでは、空間演出用プロジェクターと銘打った製品を使ったデモを行なっていた。DLP、2K、レーザー光源という仕様のプロジェクターで、超短焦点と、投写する部分が駆動するのがポイントとなる。映像の出てくる部分が、ジャッキー・チェンの蛇拳の手のように自由に動いて、好きな方向へ映像を投写できるようになる。
▲【アイ・オー・データ機器/】アイ・オーでは、映像記録に欠かせない大容量のストレージをメインに訴求していた。取り扱いサンディスクのプロ用グレード「SanDisc PROFESSIONAL」からは、最大3,000MB/秒の読み出しが可能なポータブルSSD「PRO-G40 SSD」シリーズを激押ししていた。4TBモデルで10万円前後という。
▲【RAID(オーツェイド)/Hall 5】オーツェイドからは、片耳式のイヤホンで、ステレオ音声が楽しめる「intime Pro-M」が試聴展示されていた。制作の現場では片耳イヤホンの使用も多いそうで、モノーラル音声でなくステレオで聞きたい、という要望に応えての製品となる。オーツェイドのアイコンでもあるセラミックトゥイーターVSTが搭載されており、繊細な音が楽しめる。試聴すると、片耳でステレオ的な音声(より多くの音が聞けるということになる)は新鮮な感覚。9200円+税。
▲【メディア・インテグレーション(360 Reality Audio/Hall 1】メディア・インテグレーションは、Hall 1で3つのブースを使って出展。中でも注目は、「Immersive ZONE」と銘打った360 Reality Audioのデモコーナー。360 Reality Audioの制作に推奨の13ch分のスピーカー(フォーカル「ST SOLO6」)を配置して、360 Reality Audioの制作ツール360 WalkMix Creratorを使って制作された楽曲「Moen」(アヤノハラグチ)を再生していた。
ブースの前には、デモ再生していた楽曲「Moen」を作ったアヤノハラグチさんがチラシを配布していた。音楽学校を卒業してシンガーソングライターになったそうで、再生していた360 Reality Audioコンテンツについても、自分で制作ソフトを使って制作したのだとか。映画の劇伴を創りたい、と切望していた。