来たる11月24日(金曜日)、29日(水曜日)の2日間、池袋・新文芸坐において<オノ セイゲン presents「オーディオルーム新文芸坐」>シリーズとして、『ジャズ喫茶ベイシー Swiftyの譚詩(Ballad)』が上映される。
<オノ セイゲン presents「オーディオルーム新文芸坐」>はオノ セイゲンさんが劇場に常設されるカスタムメイドのスピーカーシステムを作品の音響設計に合わせ調整を施した上で上映される、他にはないアプローチが注目されている。なお、2020年に公開されたこの映画はソフト化されていない。
24日(金曜日)の上映後はオノ セイゲンさんと音楽評論家・佐藤英輔さんによるトーク・イベントも予定されている。
オノセイゲンさんから熱い推薦コメントが到着!
★ オーディオや録音、あるいはジャズ。
★ 録音エンジニア、音楽スタジオ、プロオーディオ、などを仕事にしてる方は(これから目指す方も、ベテランも)、また伊藤八十八さんのお名前を聞いたことある方は、必ずここで観ておくことを強く薦めます。
ぼくは、この映画の制作には何もかかわっていません。〈オーディオルーム新文芸坐〉を始めることになり、一番にこれをここでやりたい! とお願いして実現しました。五反田のイマジカの試写室で観た時に、この映画こそはインターナショナルのマーケットに出していくべき映画だと(いちジャズファンとして)思いました。映画の配給と宣伝のことは、初心者なのでわかりません。
菅原さんのレコード。
JBL、その鳴らし方。
レコードの演奏。カートリッジ。キリがありません。
世界中から「ジャズ喫茶」「オーディオ」ファンがやってきます。
書籍もたいへん素晴らしい参考書です。
早稲田つながりで、八十八さんのこと。
R.I.P. ペーター・ブロッツマンが名言をいっぱい言います。
ぼくも80年台に渡辺貞夫さんのレコーディングに携わったことがあり、箱から10枚のリードを出してきて、「セイゲン、どっちがいい?」とマイクに通した音をコントロールルームから、こっちで
す、いやさっきの、とか絞りこんでいくのですが、最後の2枚になると、区別がつかないんです。でもそこで「こっちです!」と言わないと、いつまでも録音が始まらない。録音エンジニアにとって試される瞬間というか、まあこの映画の中でも感受性の高い方なら分かります。前回、星野監督とトークしたときにお嬢さまが亡くなったと伺い、これは心よりお悔やみを申し上げます。
レコードを演奏する菅原さんを捉えたドキュメンタリー映画を、「新文芸坐で演奏」するつもりで(と言ってもデフォルメはせず)このDCP(デジタル・シネマ・パッケージ)の音で、場末の池袋の空間が、一関ベイシーに行きたくなる空間にしておみせします。もしBlu-ray化されたら、また皆さんもご自分のホームシアターで、「BASIEごっこ」ができます。流行るかもしれません!
<オーディオルーム 新文芸坐 Vol.11>
『ジャズ喫茶ベイシー Swiftyの譚詩(Ballad)』
11/24(金)
18:55 DJ SEIGEN ONO
【上映後トークゲストは音楽評論家の佐藤英輔さん】
11/29(水) 20:30上映のみ
一関ベイシーに行ったことある方も、ない方も池袋 新文芸坐でこの映画はマストで体験すべき。オーディオとジャズは車の両輪です、むかしから。早稲田OBはマスト、慶應も。中卒も、人生変わりますから、知らんけど。
チケットは下記より購入できます。
当日はロビーにおいて、弊社から刊行されている別冊『ジャズ喫茶ベイシー読本 BASIE 50th Anniversary』、関連書籍なども販売されているので、この機会にぜひともお買い求めください。