吉本実憂主演映画『ダウンタウン・ユートピア』が、11月3日、池袋HUMAXシネマズにて公開初日を迎え、上映後に初日舞台挨拶イベントを実施した。
『ダウンタウン・ユートピア』は、息苦しい日々に病む一人の女性が粋狂な人たちに影響を受け、いつしか自分らしく過ごせる居場所でほんの一歩前進する物語。仕事をする人々を奴隷と呼び、朝食には冷えたビールを飲み、タバコの煙を燻らしながら、日々の生活を楽しむ人たち。家賃もお金がある時でOK、喫茶店の飲み食いもお金がある時でOK。お金がある時は最高の宴を開いてみんなで謳歌する。果たしてここは、ユートピアなのか?
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(イベントでは、モノクロームの映画を踏まえて、出演者一同、モノクロの衣装での登壇となった)
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大塚祐吉監督作品への出演が、本作で四作品になる主人公・ナオミを演じた吉本実憂さん。
「大塚監督は、映画作りに対しての熱量みたいなものを変わらずに持っている方なので、そういう方と物作りをさせていただくと、気合が改めて入ったりするので、今回もこのような作品を作らせていただけてすごく楽しかったです」と話した。
また、劇中のなかで印象深い<ハンドスラップゲーム>(※)の撮影時のことを聞かれると、
「(ビンタに)躊躇はないです。躊躇して、逆にNG出してしまった方が迷惑かなと思うんです。ああいうゲームをできるのは映画の中だけだと思うんです。なので、良い子だけじゃなくて、悪い子も本当に真似しないで欲しいです」と吉本さんは語った。
※「ハンドスラップゲーム」とは、平手打ち(ビンタ)を交互に行なうゲーム
劇中、ユートピアンが集まるパーティーに突如現れる女の子・桃を演じた坂巻有紗さん。特に楽しかったシーンを聞かれると、
「(共演の木村)圭作さんとのダンスですね! 何回も何回も音楽に合わせて踊りました。皆さんが見守ってくださるなか、踊り続けているという感じでした」。
木村圭作さんに「その時、何していたの?」と聞かれた吉本さんは、「写真、撮ってました。実は、監督が、カメラの横ですごい一番踊ってたんですよ。いつかTikTokとかに出したいです(笑)」と明かした。
坂巻さんも「私たちの振りを監督が踊ってくれて、私たちより一番キラキラなんですよ」とその撮影時の様子を楽しそうに語った。
その大塚監督が最後に代表して「ちょっと短い作品ではあるんですが、楽しんでいただけたならば幸いです」と会場のお客様にお礼のメッセージを送り、舞台挨拶は終了した。
映画『ダウンタウン・ユートピア』
11月3日(金)より 池袋HUMAXシネマズ ほか全国順次ロードショー
<出演>
吉本実憂 木村圭作 宮川浩明
中島広稀 堀部圭亮 カトウシンスケ 村岡希美 駒木根隆介 市瀬秀和 中川朋香 小糸舞 坂巻有紗 國本鍾建 松田ケイジ 他
<スタッフ>
監督・脚本:大塚祐吉 プロデューサー:木村義幸 撮影:ミカエル・セニンゲ 編集:スタンリー・ディック 録音:ポール・ドロシェビッチ 音楽:野村美穂 製作:ZOO PRODUCTION 配給・宣伝:ウッディ
2023/日本/モノクロ/78分/シネマスコープ/5.1chサラウンド/DCP