DTSジャパンは本日、DTS Play-Fi Home Theaterにおいて12チャンネルのイマーシブオーディオ再生に対応したことを発表した。
DTS Play-Fiは、トランスコードやダウンサンプリングなしで、最大192kHz/24ビットのロスレス・ハイレゾ再生を伝送できる、ワイヤレス・イマーシブ・オーディオ機能。海外では本機能を内蔵したスマートTVも発売されており、Wi-Fi無線機能を利用することで、煩雑な配線やTVドングル、AVレシーバーなしでサラウンドサウンドを楽しめる。
DTS Play-Fi は、2021年に5.1サラウンド対応で発売された。今回の最新アップデートでは、DTS Play-Fi対応テレビからDTS:X、Dolby Atmos、IMAX Enhancedなどのイマーシブ・サウンドフォーマットの再生を7.2.4までのスピーカーで実現できるようになっている。
DTS Play-Fiのジェネラル・マネージャーであるダニー・ラウ以下のようにコメントしている。
「映画や音楽を楽しむ時一般消費者は、煩雑な配線、場所をとる電子機器やスピーカーの配置にとらわれ、最新のイマーシブ・オーディオフォーマットが持つ性能を充分に生かせないままでした。
今回、機能を拡張したDTS Play-Fi Home Theaterは、ワイヤレスの利便性、柔軟なスピーカーレイアウト、幅広い製品ラインアップ、12chオーディオによる包み込まれるようなサウンドを特徴とするハイファイ・イマーシブサウンドを皆様にお届けします。Play-Fiは、まさに臨場感あふれるワイヤレス・サウンドの新たな基準になります。」
DTS Play-Fi ホームシアターの主な機能は以下の通り。
●ワイヤレス・サウンドバー接続のようなシンプルなものから、独立したスピーカー/サラウンド/サブウーファーによる臨場感豊かなものまでカスタマイズ可能なホームシアター構成で、7.2.4までのレイアウトをサポート。
●テレビの内蔵スピーカーをDTS Play-Fiホームシアターシステムの一部として使用するオプションも準備。
●DTS:X、Dolby Atmos、IMAX Enhancedなど、すべてのイマーシブ・サウンドおよびサラウンド・サウンド・フォーマットに対応。
●有線入力(HDMIなど)、オンボード・ストリーミング・アプリ、AirPlayやChromecastなどのワイヤレス・ストリーミング・プロトコルを含む、すべてのTVビデオソースに対応。
●ブランドに関係なく、DTS Play-Fi対応のサウンドバー、スピーカー、サブウーファー、アンプを組み合わせて使用可能。
●様々なTVオペレーティングシステムや、主要なTVシステム・オン・チップ・ソリューションで動作する、特定の技術にとらわれないストリーミングソリューション。
●スマートTVに内蔵されているWi-Fi無線を利用するため、ハードウェアを追加する必要がない。