かつて一世を風靡した、2ちゃんねるオカルト版スレッド「死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?」(通称“洒落怖”)。体験談、伝聞、創作等が入り交じり、とにかく怖い話に眠れない夜を過ごしたネット住民が続出。そして、今もなお語り継がれる数々の話が、『きさらぎ駅』や『樹海村』等の映画化により再び脚光を浴びている。そして、“洒落怖”の中でも最もトラウマになると怖れられ、多くのまとめサイトで殿堂入りを果たしている『ヒッチハイク』が、ついに映画化! 7月7日(金)より、全国公開した。

 メガホンを執ったのは『コープスパーティー』シリーズなど数多くのホラー映画を手掛けた山田雅史、脚本は『きさらぎ駅』の宮本武史が担当。辺鄙な山道でヒッチハイクをしたばかりに、狂気の一家に追われる若者たちの末路が、ついにスクリーンで明らかになる。『きさらぎ駅』『樹海村』に続く、戦慄の恐怖体験。この夏、最大級のトラウマがあなたを襲う―。

 そして、7月8日(土)には、公開記念舞台挨拶が実施された。イベントには、主人公・山崎健役の大倉空人、清水涼子役の中村守里、佐々木和也役の平野宏周、野本茜役・高鶴桃羽が登壇し、ホラー作品にちなみ、心霊トークで大盛り上がりした。加えて、前日の公開初日が“七夕”だったということで、それぞれ七夕のお願い事を発表! 

 また、撮影現場では、ホラー映画とは思えない程、楽しく撮影していたという同世代メンバー4人が揃うイベントは今回が初ということで、撮影秘話はもちろん4人ならではの仲良しトークが繰り広げられた。
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 ヒューマントラストシネマ渋谷で行なわれた公開記念舞台挨拶に大倉空人、中村守里、平野宏周、高鶴桃羽、山田雅史監督の5人が登壇し、MCには、『ヒッチハイク』の公式アンバサダーである人気オカルト系Youtuber“ナナフシギ”が務めた。

 早速、一人ずつ自身の役の紹介をしつつ、挨拶。

 大倉は、「僕が演じた山崎健は、母親からの過干渉にすごくストレスを感じていて、そこから親友の和也とヒッチハイクをする、ちょっぴり情けない男なんですけれども、本当にホラー映画とは思えない程現場が明るくて、その中で撮影をしました。本読みの段階から監督さんとキャストの皆さんで話し合って、スタッフ・キャスト一丸となって力を込めてつくった作品です」さらに、「皆さんご覧になっていかがでしたでしょうか?」と観終わったばかりの観客に呼びかけると、溢れんばかりの拍手が上がり、「すごい拍手が心に響いて、すごく嬉しい気持ちでいっぱいです!」と喜びを伝えた。

 中村は「私が演じた清水涼子は、原作には登場せず、今回映画化するにあたって追加されたキャラクターです。この作品は、最後まで観ても謎が残る作品なので、何回でも観ていただけたら嬉しいです」とアピールした。

 平野は「僕が演じた佐々木和也は観てもらった通りの役柄です!」とし、タイトルにちなみ、「ヒッチハイクしたくなったよー! って人いるー?」と呼びかけると会場からは誰も手が上がらず、「あれ? 映画を観てヒッチハイクをしたくなる映画じゃないんでしたっけ?」と作品のストーリーとは逆のボケをする平野に、大倉から「なかなか勇気ある挙手が必要だよ!」とツッコミがあり、会場からは笑いが起きた。

 さらに「役柄にはそれぞれ想いがあるので、何回も観て宣伝していただけると嬉しいです」と語り、高鶴は「野本茜は、とても明るい性格で、言いたいことをはっきり言うんですけれども、それが本当の私とは全く違う性格でして、結構暴言を吐くのが、最初ぎこちなくなってしまって、監督と何回も練習しました」と知られざる苦労を告白。

 山田監督は「この作品は現場が山の中で12月だったので、凍えながらの撮影を頑張って作った作品です」とコメント。

 MCからの「昨日が七夕ということで、皆さん何かお願い事はされましたか」の質問に大倉は「僕は、“原因は自分にある。”というグループに所属しているのですが、7月7日がちょうどデビュー記念日で、昨日は、観測者というファンの皆さんと一緒に過ごしたんですが、これからもメンバー7人で一緒にいたいなと、これからも観測者の皆さんともっといい思い出を作っていけたら良いなとお願いしました」とコメント。

 中村は「昨日本作が公開ということで、たくさんの方に映画を観ていただきたいな」とヒット祈願をしたところ、平野から「してないな!」とツッコミが入るも、「しました!しました!」と焦りながら答えた。

 平野は七夕ではお願いをしていないと明かし「今思いついたんですけど、ちっぽけなことですけど、今日来てくださった皆さんが笑顔で返ってくれますように」とかっこよく願いを語り会場から拍手が起こるも、大倉から「でも、今日は七夕じゃないからね!」という冷静なツッコミが入り、会場には笑いが起きた。

 高鶴は「去年の七夕で、映画に出演して、舞台挨拶をしたいという夢を願ったんですが、その夢が今年叶ったんですよ! 今日、舞台あいさつができているのが初めてなんです!」と願いが叶ったことを明かし、「今度は主演で映画に出演できますように!」と今年の願いをコメント。山田監督は「ヒッチハイクを観に来てくださる人が増えることを願っております」と作品への想いをアピールした。

 さらに、ホラー作品ということから、霊感があるMCから「不思議な体験したことある方いらっしゃいますか」と質問があがると、中村は「人がいると思ったら誰もいないことや、特定の場所にいくと絶対頭が痛くなります」と答えると、MCから「僕も特定の場所に行くと、耳鳴りがします」と共感し、「え!それ、某TV局ですよね?」と恐る恐る中村が言うと、「そう!某TV局にはいます!!」と互いに共感し合い、さらに、「四谷の太田プロの撮影所もヤバいですよね!」と霊感話で盛り上がった。

 最後に大倉が代表して挨拶。「本日はお越しいただきありがとうございました。『ヒッチハイク』という作品は、人間がどう行動していくか、そしてその気持ちをどこにぶつけていくかというのがすごく大切な部分なんじゃないかなと思っております。もちろんジョージ一家の恐怖もそうですけれども、一人ひとりキャラクターの背景だったり、葛藤だったり、そういうところも一つ一つ丁寧に観ていただけたら嬉しいなと思います。一つ一つのシーンが全て大切に描かれていて、ちゃんと記憶して点と点をつなげていくとどんどん分かる部分もあってどんどん自分の中で回収されていくところが「ヒッチハイク」の面白いところだと思ってます。これからも僕たち一丸となって『ヒッチハイク』という作品をたくさんの方に知っていただけるよう頑張っていきますので、今後とも『ヒッチハイク』をよろしくお願いします!」と感謝の気持ちを告げ、観客からの大きな拍手の中、舞台挨拶は幕を下ろした。

映画『ヒッチハイク』

7月7日(金)ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国ロードショー

<キャスト>
大倉空人 中村守里 平野宏周 高鶴桃羽 速水今日子 結城さと花 結城こと乃 保田泰志 / 細田善彦 川﨑麻世

<スタッフ>
監督:山田雅史 脚本:宮本武史 製作:BBB/ニューセレクト 配給・宣伝:アルバトロス・フィルム 
宣伝協力:ブラウニー 2023年/日本映画/日本語/シネスコ/PG12
(C)2023「ヒッチハイク」パートナーズ

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