シャープから、首掛け式のワイヤレススピーカー「AQUOSサウンドパートナー」の新製品「AN-SX8」、「AN-SS3」の2モデルが7月22日に発売される。価格はオープンで、想定市場価格はAN-SX8が¥40,000前後、AN-SS3は¥20,000前後となる。

 今回のラインナップは、よりエンターテイメント性を高めたSX8と、スタンダートライン現行の「AN-SS2」の使い勝手(音声の聞き取りやすさを)向上させたSS3という構成。まずは上位モデルのSX8から紹介していきたい。

画像1: ドルビーアトモスに対応し、手軽に立体音響が楽しめるネックスピーカー「AQUOSサウンドパートナー・AN-SX8」が7月22日発売

 SX8は、スピーカーを内蔵したネックバンドタイプの本体と、HDMI端子を装備した、送信器の2ピース構成。大きな特徴は2つ。一つは首掛け式の製品でありながら、立体的な音響の再生を可能にしたところ。もう一つは、低音再生能力の向上と、振動を組み合わせることによる臨場感の創出。

画像2: ドルビーアトモスに対応し、手軽に立体音響が楽しめるネックスピーカー「AQUOSサウンドパートナー・AN-SX8」が7月22日発売

 立体音響については今回、鹿島建設とサウサンプトン大学が共同で開発した「OPSODIS」技術を採用。これは送信機内部に内蔵の音声処理回路がその信号処理を担い、簡潔に書けば、バイノーラル処理とクロストークキャンセル、スピーカー補正を行ない、テレビ放送の音声を、立体的な音響空間を以て再生してくれるものとなる。ステレオ(2ch)だけでなく、サラウンド(5.1ch)番組へも効果をかけられる。8Kの22.2chの入力も可。同社サウンドバーには搭載済の機能だ。もう一つはドルビーアトモスへの対応。

 二つ目の低音&振動については、蛇腹のような振動ユニットと、その内部にバスレフダクトを配置することで、その効果を生成。自然な振動を感じられる60Hz近辺で、振動が最大となるように設計されているそうだ。

画像3: ドルビーアトモスに対応し、手軽に立体音響が楽しめるネックスピーカー「AQUOSサウンドパートナー・AN-SX8」が7月22日発売

 送信機は、コンパクトぐらいの大きさで、HDMI端子(eARC/ARC)、アナログ音声入力(3.5mmステレオミニ)、デジタル音声入力(光)を装備する。給電はUSB-C。

画像4: ドルビーアトモスに対応し、手軽に立体音響が楽しめるネックスピーカー「AQUOSサウンドパートナー・AN-SX8」が7月22日発売

 ちなみに、送信機-サウンドパートナー間の通信はBluetoothであらかじめペアリング済。コーデックはSBC、AAC、LC3をサポートする。バッテリーの持続時間は約16時間だ。

 一方のSS3は、テレビ視聴だけでなく、オンライン会議にも使えるようなマルチユースを想定したモデルとなる。SX8と同様に、本体と送信機の2ピース構成で、こちらの送信機はUSBメモリーほどの小型スティックタイプとなる。Bluetoothコーデックについても、SX8と同じくLC3をサポートしており、低遅延と複数台の接続が可能になるそうだ。ちなみに、本体はマルチポイント対応で、2台のBT機器に同時接続可能。一台の送信機には、複数台のサウンドパートナー(ブロードキャスト機能使用時、規格上は無制限に接続できるそう)が接続できるという。

画像5: ドルビーアトモスに対応し、手軽に立体音響が楽しめるネックスピーカー「AQUOSサウンドパートナー・AN-SX8」が7月22日発売

 一番の特徴は同社耳小型補聴器「メディカルリスニングプラグ」の音調技術を活用した点で、これによりテレビ番組のアナウンサーの声、ドラマのセリフなどが、よりくっきりと聴こえるように補正されるということだ。

 オンライン会議時に役立つ、マイクミュートボタンも装備する。2種類のマイク、ノイズリダクション、ビームフォーミングなど、クリアな音声の伝送を可能にする各種技術も搭載されている。内蔵バッテリーの持続時間は約16時間。充電端子はUSB-Cだ。

画像6: ドルビーアトモスに対応し、手軽に立体音響が楽しめるネックスピーカー「AQUOSサウンドパートナー・AN-SX8」が7月22日発売

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