パナソニックから、BD/HDDレコーダーDIGAシリーズの4K衛星放送に対応する2023年度の新製品群が発表された。ラインナップと価格は下記の通り。

DMR-4T403 オープン価格(実勢¥110,000前後) 5月19日発売
DMR-4T303 オープン価格(実勢¥96,000前後) 5月19日発売
DMR-4T203 オープン価格(実勢¥81,000前後) 5月19日発売
DMR-4T103 オープン価格(実勢¥75,000前後) 5月19日発売

画像1: パナソニック、4Kディーガの新製品「DMR-4T403」ほか全4モデルを5月19日に発売。録る、見る機能を強化して“推し活”需要に訴求

 今回ラインナップされるのは、先述の通り4K衛星放送に対応する現行4T、4Wシリーズの後継機で、型番末尾の数字が2から3となる4モデルだ。ちなみに、今シリーズでは品番体形が見直されていて、チューナー構成数は、全モデルを通じて統一。2K(地上/BS/110度CSデジタル)は3基、4Kは2基となった。従来モデルでは、特に4Kチューナー搭載数はモデルごとに変わって分かりにくい、というユーザーからの声を取り入れた措置になるそうだ。そのチューナー数の構成は、需要と価格のバランスを見て決めたという。HD容量は3桁数字の頭で表記(403なら4TBという具合)。2Kは3番組、4Kは2番組の同時録画が可能。

 さて、今回の新製品群では、録画・再生の機能が強化されていて、エアチェックファンだけでなく、推しのタレントがいるライトユーザー層も取り込むものとなっている。パナソニックでは、“推し活需要”を満たす製品として訴求している。

 新規搭載となるのは、昨秋発売された全録モデル“全自動ディーガ”にも搭載されている便利機能「プレビューサーチ」「次エピソード自動再生」と、テレビがなくてもスマホだけで設置設定ができる「スマホで設置設定」。加えて、従来モデルより好評のドラマとアニメ番組を自動で1クール(3カ月間)録画してくれる「ドラマ アニメ1クール自動録画」と組み合わせることで、録るだけでなく、見る、楽しむ、の機能が大幅に強化されていることになる。

 パナソニックの調べでは、録画ファンの中ではやはりドラマとアニメの録画ニーズが高いという結果が出ているそうで、その両方のジャンルを、指定の時間帯(朝、ゴールでタイムなどなど4種類の中から最大二つ選べる)の中から自動的に検索して録画してくれるので、特に番組改編期などでは、予約の手間いらずで、新番組を網羅することができるのは便利だろう(4K放送は非対応)。

画像2: パナソニック、4Kディーガの新製品「DMR-4T403」ほか全4モデルを5月19日に発売。録る、見る機能を強化して“推し活”需要に訴求

 そして、録った後、再生(視聴)する時間を有効活用してくれる=タイパに優れた機能が早見再生(1.3倍/1.6倍)となるが、本機能は前モデルでも搭載済みで、今回新規のプレビューサーチ、次エピソード自動再生によって、見る時間、作業をより簡便にしてくれるということだ。プレビューサーチは読んで字のごとく、番組の1分ごとのサムネイルを、画面下に表示してくれるので、お目当てのシーン(タレント)を探すのに便利で、見たいサムネイルにカーソルを合わせると即そのシーンが再生可能となる。次エピソードも同様。今再生している番組と同じタイトルの番組をレコーダーが探して、自動で連続再生してくれるもの。ドラマ、アニメだけでなく、ニュースなどでも機能するので、毎回録画している番組の再生時には、役に立つだろう。

 なお、パナソニックの提供する番組視聴アプリ「どこでもディーガ」のユーザーは順調に増加しているそうで、昨年末には前年比120%のダウンロード数を記録したそうだ。同アプリを使えば、ディーガに録画した番組の手元再生、お出かけ先での遠隔再生、番組持ち出し、録画予約などがスマホを介して楽しめるようになる。なお、本シリーズが発売される5月に合わせて、アプリに「早送り/早戻し」機能が追加されるそうだ。再生中に、画面の右端(早送り)、もしくは左端(早戻し)を長押しタップすると、行なえるようになるそうだ。

画像: 403、303はHDMI出力を2系統装備する

403、303はHDMI出力を2系統装備する

 そのほか、403、303はHDMI出力を2系統装備(画・音分離出力可)し(203、103は1系統)、4モデル通してVODアプリには非対応となった。

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