東急と東急レクリエーションは、ホテルおよび映画館・劇場・ライブホールなどのエンターテインメント施設などからなる「東急歌舞伎町タワー」を2023年4月14日(金)に開業する。それに先駆け、マスコミに向けた内覧会を開催した。
東急歌舞伎町タワーは新宿・歌舞伎町エリアに誕生した、地上48階・地下5階・塔屋1階、約225mの超高層複合施設。都市再生パッケージの一環として「新たな都市観光拠点」「回遊性とにぎわいを創出する都市観光インフラ」となるべく計画されている。
施設の概要としては、B1〜B4にライブホール「Zepp Shinjuku(TOKYO)」を準備。1,500名(スタンディング)のキャパシティをもつライブホールだ。4月17日からこけら落としとして、SUPERBEAVER、東京スカパラダイスオーケストラ、西川貴教、Little Gree Monsterの4公演が決定している。
なおZepp Shinjuku(TOKYO)の営業時間は9:00〜22:00で、22:30〜4:30は「ZEROTOKYO」として営業を行う。こちらは音楽、DJ、空間演出、パフォーマンスなどを集約させるエンタテインメント体験を提供する場となるそうで、国内外のアーティストが登場予定とのことだ。
1Fにはバスターミナル(成田空港、羽田空港との直行便あり)やエントランスホール、路面店レストランの「KABUKI BURGER & TACOS」「和牛特区」などが並んでいる。シネシティ広場に面した壁面には200平方メートルのサイズを持つ屋外ビジョンも備えられており、「KabukichoCreater’s Gallery Project」の受賞作品が上映される。
2Fは新宿カブキhall〜歌舞伎横丁で、日本各地の名物料理が横丁居酒屋風の店内で楽しめる。お店の中央にはステージもあり、ここで毎日ライブも行われる予定だという。
3Fのnamco TOKYOには膨大なガチャガチャやクレーンゲームが並んでおり、4FのTHE TOKYO MATRIXはダンジョン攻略が楽しめる体験型アミューズメント施設となっている。5FのEXSTIONは一転して落ち着いた雰囲気のレストランやカフェ、屋外テラスだ。
そして6F〜8Fは大型劇場「THEATER MILANO-Za」だ。その名称はもともとこの場所にあった映画館の「新宿ミラノ座」に由来し、アーティストと観客がお互いの鼓動や息遣いを感じられる空間で、演劇・音楽・映像などの多彩なコンテンツを発信する場を目指している。
THEATER MILANO-Zaのこけら落としとなる『舞台・エヴァンゲリオン ビヨンド』は5月6日〜28日の全27公演が予定されており、窪田正孝、石橋静河、稲垣瑞生、永田崇人、坂ノ上茜らの出演が発表されている。
9F〜10Fには話題の映画館「109シネマズプレミアム新宿」が設けられている。全8スクリーン、752席という規模で、すべてプレミアムシート(CLASS A¥4500とCLASS S¥6500の2種類)という、余裕を持った作りがされているのもポイントだ。
既報の通り、109シネマズプレミアム新宿の音響システムの音響監修は、故・坂本龍一氏が勤めている。「SAION-SR EDITION-」と名付けられた音響システムは、109シネマズオリジナル規格「SAION」の魅力はそのままに、極限までリアルな音を追求しているという。
109シネマズプレミアム新宿では、4月21日〜22日に『戦場のメリークリスマス』を含む
坂本龍一氏の関連作6タイトルの上映も決定している。
その他18F〜47Fはホテルフロアーで、13F〜38Fは「HOTEL GROOVE SHINJUKU」、39F〜47Fは「BELLUSTARTOKYO」になる。HOTEL GROOVE SHINJUKUはエンタテインメント施設・まちと繋がるホテルとして、BELLUSTAR TOKYOは多様性に溢れる場所で最上級の空間とおもてなしができるホテルとして展開される。