完実電気から、Silent Angelの新製品となるクロックジェネレーター「GX」が発売される。市場想定価格¥484,000(税込)で、3月17日の発売予定。

画像: 本体カラーはシルバー(GX-S)とブラック(GX-B)を準備

本体カラーはシルバー(GX-S)とブラック(GX-B)を準備

 内蔵クロックは電源などを他のコンポーネントと共有しているため、システム負荷の変化による電気パルス、他の電子部品との干渉、ネットワークからのノイズ、システムによるジッター効果などが、クロック信号に干渉するケースが数多くある。

 新製品のGXはそれらのクロックソースへの干渉を減らし、可能な限り純粋なクロック信号を生成するクロックジェネレーターだ。イーサーネットの動作基準クロックと同じ2系統の25MHzユニットを含む4系統のクロック出力を搭載。4基のクロックユニットは、干渉とノイズを排除するために十分な間隔で配置され、電気的に分離されている。

画像: Silent Angelから4系統の出力を備えたクロックジェネレーター「GX」が3月17日に発売される。25MHzと10MHzの出力に対応

 「GX」の主な特長は以下の通り。

●25MHzを2系統、10MHzを2系統の合計4系統のワードクロック出力を搭載
●同社製品に搭載している、定評のあるTCXOクロックを25MHz用にカスタマイズ。ネットワーク上の遅延とジッターの問題を解決し、正確なデータ伝送を実現する
●各クロックユニットは信号干渉を排除するため、シャーシから個別に設計されている。電源供給回路も独立しており、相互の干渉やノイズ対策も徹底して実施された
●軍事レーダー用基準に基づき新規開発した電源回路「Silent Angel Power Module」を搭載。ノイズ対策だけでなく、高い電源供給能力を実現
●シャーシは異種合金を組み合わせることでシールディング効果を高め、漏洩磁束をコントロール。フロントパネル/リアパネルを分割して、それぞれに厚さ5mmのアルミ合金プレートを使用し、振動による共振を分割させている
●大型60mmステンレス鋼削り出しフットを新規開発
●独自技術の「EMIアブソーバー」をターミナル周りに配置。筐体内部で発生する電磁ノイズ(EMI)を吸収する
●BNC端子にチップを内蔵し、電圧の変化を感知して、接続した機器に合わせてインピーダンスを自動で切り替える(50Ω/75Ω)

「GX」の主なスペック

●接続端子:25MHzクロック出力×2(BNC、金メッキ、50Ω/75Ω、矩形波)、10MHzクロック出力×2 (BNC、金メッキ、50Ω/75Ω、矩形波)、アース端子
●寸法/質量:W439×H63×D250mm/7.4kg

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