『スター・ウォーズ エピソード6』の後の世界を描いたDisney+(ディズニープラス)のオリジナルシリーズ『マンダロリアン』。3月1日(水)17:00〜からいよいよ『シーズン3』の配信がスタートする(日米同時)。
数あるディズニープラスの『スター・ウォーズ』スピンオフ作品の中でも屈指の人気を誇り、ルーク・スカイウォーカーやアソーカ・タノといった人気キャラクターが登場することでも注目を集めている。
2020年に配信された『シーズン2』では、ジェダイ騎士となるべくルークに託されていたザ・チャイルド(グローグー)が、自らの意思でそこを離れ、マンダロリアンとともに旅に出る様子が描かれた。あのザ・チャイルドがこれからどんな成長を遂げ、どれほどのフォースを身につけていくのか、ファンとしても期待が高まるところだ。
その新シーズンスタートに先立ち、2月28日に恵比寿ガーデンルームで「『マンダロリアン』新シーズン開幕記念イベント」が開催された。会場には歌舞伎役者の尾上松也さんと、主人公・マンドーの吹き替えを勤める阪口周平さんが登壇、新シーズンへの期待を語った。
司会のDJ TAROさんから『スター・ウォーズ』を好きになったきっかけを聞かれた尾上さんは、「小学生の時に日曜洋画劇場で『スター・ウォーズ エピソード4』を観た時に、なんだこの格好よさは、と衝撃を受けて以来、ずっと愛し続けています」と、同シリーズへの愛の深さを語った。
さらに『マンダロリアン』の魅力を問われ、「『スター・ウォーズ』ファンあるあるですが、新作ができると言われてもポジティブに考えられないんです。今までの作品を悪くしてしまうのではないかと思ってしまう。でも『マンダロリアン』に関してはそういうことがない。サーガとのリンクも完璧ですし、『スター・ウォーズ』を見ていない人にも理解できます」と力説してくれた。
さらに阪口さんも、「いい意味で泥臭いし、スマートな戦いではない。そこがなまなましいので見ていたワクワクします。マンドーが完璧ではないのが、いいアクセントになっています。マンドーとグローグーの成長物語ですね」と作品の魅力について語った。
さらにマンドーを演じる上で大切にしていることについて、「最初は常に乾いた状態であってくれ、と演出家に言われました。でもグローグーと一緒にいることで変化し、マスクを取った顔の奥にあるものが見えてきた。マンドーの感情を表現しやすいのがため息で、マスクの奥にどんな表情があるのか、見ている人に想像して欲しいですね」と顔が見えないキャラクターを演じる上での苦労話を披露してくれた。
最後にこれから始まる『シーズン3』について期待することはという質問に対し尾上さんは、「ストリーリーも気になるけれど、これまでも色々なサプライズもありました。ルークの登場のようなサプライズができるのであれば、何でもありです。ハン・ソロも出てきていないし、若き日のポー・ダメロンやカイロ・レンは?」と興奮気味に語ってくれた。
阪口さんは今後の展開を知っていることもあり、「僕は何もお話しできないので、もどかしくて仕方がありません(笑)。子供から大人まで楽しめるシリーズです。サプライズは楽しみにしていてください」と話していた。
なお『シーズン3』をどう見るかという話題になり、DJ TAROさんが「明日の17時には仕事を入れないようにお願いしていました」とリアルタイム派を宣言すると、対する尾上さんは「僕はたまってから一気に見ます。なので、8話の配信が始まるまで我慢します。ちょうど歌舞伎の稽古があるので、気が紛れてよかった」と意外な一面を語っていた。