エミライでは、静電型ドライバーと2種類のBAドライバーを組み合わせたハイブリッド構成を採用し、先代モデルから更にディテイル表現に磨きをかけた、Noble Audio(ノーブルオーディオ)の最新フラグシップ・ユニバーサルIEM「RONIN」を3月3日に発売する、市場想定価格は¥627,000前後(税込)。

 搭載されたドライバーは、クリアーで耳触りが滑らかな高域・超高域特性を持つ4基の静電型ドライバーと繊細で生々しさを感じさせる中域・高域特性を持つ4基のKnowles製BAドライバー、さらに力強く過渡応答に優れた低域・超低域特性を持つ4基のSonion製BAドライバーの合計12基。各ドライバーの長所を最大限引き出し、どのような音楽であっても濁りを感じさせない、きわめてピュアで正確な音再現が可能となっている。

画像1: ノーブルオーディオのユニバーサルIEM「RONIN」が3月3日発売。静電型ドライバーと2種類のBAドライバーを搭載する、最新フラグシップモデル

 高域・超高域を受け持つ静電型ドライバーは、従来のダイナミックドライバーやBAドライバーとは異なり、静電気の力を使って超薄膜・超軽量の薄膜を振動させるトランスデューサーだ。一般的な静電型ドライバーは、高い電圧を確保するための専用アンプが必要で、軽量・小型化も難しく、イヤホンのシェルに収納するのは困難だった。Sonion製の静電型ドライバーは、専用の昇圧用トランスを搭載することで、小型化に成功している。また、トランスを用いることで、従来のイヤホン・ヘッドホン用のアンプ回路でもドライバーを駆動することが可能になっている。

 RONINのハウジングには、複合樹脂素材を精密機械加工したものを採用している。このハウジングにはノーブルオーディオのイメージカラーでもあるブルー、シルバー、ブラックの3色が複雑に混ざり合った模様が描かれており、ブルーの部分は日本刀の刀身を思わせる金属光沢を備えている。なおフェイスプレートの模様はひとつずつ異なり、実際の製品は写真と異なる模様となっているそうだ。

 付属ケーブルには、シンガポールのElementTechnology製を採用。このケーブルはRONINと組み合わせることを前提に音質のチューニングとデザインがされた特別なものだ。導体には銀メッキ銅とハイブリッド導体(金メッキOCC銅+純銅)を採用し、ケーブルには7芯シールド構造を、芯線には二重撚り構造を採用している。プラグは4.4mmバランス端子、イヤホン側コネクターは2Pin(0.78mm)埋め込み型で、3.5mmプラグのケーブルは付属していない。

画像2: ノーブルオーディオのユニバーサルIEM「RONIN」が3月3日発売。静電型ドライバーと2種類のBAドライバーを搭載する、最新フラグシップモデル

「RONIN」の主なスペック

●搭載ドライバー数:12基
●ドライバー構成:Sonion製静電型ドライバー×4、Knowles製BAドライバー×4、Sonion製BAドライバー×4
●再生周波数帯域:10Hz〜45kHz
●能率:114dB(1KHz)
●インピーダンス:17Ω(1kHz)
●イヤホン側コネクター:2-pin/0.78mm規格(埋め込み型)
●入力側プラグ:4.4mmバランス端子
※付属品:Nanuk903防水ハードケース、レザー製キャリングケース、フェルト製キャリングポーチ、イヤーピース、シリアルナンバーカード、他

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